
清水円山展望台から十勝平野を望む。

庶野さくら公園のつづき、襟裳岬に到着したのは10時ごろ。
車を停めると車体が揺れるくらい風が強い。

これだけ風が強い襟裳岬は初めて。

もともと襟裳岬は強風で有名なので、過去の穏やかな時の方が珍しいのかもしれない。

左側からアプローチ。

風の館への入口がこちらにもある。

有料施設なので入るのはここまでにしておく。
過去に風体験をやって一番前に立ったがそんなに風が強くなかったことを覚えている。

4月下旬、茶色から緑色へと変わり始める時期。

晴れてくれてこんなに良いことはない。

一度だけこの先端まで歩いたことがあって、たしか突端と書かれていたと思う。

今回もまあいいかなと行かなかった。

晴天の襟裳岬は爽快。

襟裳岬灯台。

しかし、この襟裳岬を境に西側は雲に覆われている。

日高山脈より西側はあまり天気が良くなさそうなので、このあとは予定通り帯広へ向かうことになる。

外に人の姿が見えた。

ガラスの清掃をしていた。
昨年はオホーツクスカイタワーへ行くと展望台の外に出て窓を拭いていた。
ガラス越しの眺望となるので清掃作業は必須となるが、なかなかこんな場面は見られない。

そして戻るときはこちら側から。

昨年初めてこの遊歩道を通って根室の海岸線のような感じだと書いたが、改めて見てもそんな雰囲気。
知らなかったらこの写真だけで襟裳岬から撮ったとは分からない。

奥の駐車場が入るとここは襟裳岬なんだと分かる。

襟裳岬から国道336号を戻って帯広へ向かう。

帯広まで100kmの表示。

ちょうど正午、道の駅コスモール大樹。

前回この道の駅に来たのは2018年夏なのでなんと7年ぶり。
ここ数年、帯広や襟裳岬はよく行っていたものの、その中間に当たるこのエリアは久しぶり。
2018年は道東だけで5日間滞在したが、当時はまだ北海道の走り方や楽しみ方を知る前だった。

大樹町と言えばロケット。

12時45分、中札内村の桜六花公園。

襟裳岬から帯広を目指している時は、音更の道の駅で豚丼を食べて清水町へ移動するつもりだった。
しかし、大樹町の道の駅で今日の残り時間と立ち寄り場所を考えるとそれでは遅くなりそうだったので、
豚丼はパスして清水町方面へ向かうことに、「豚丼のぶたはげ」は魅了的だったがここはあきらめた。

その前に少し回り道になるが桜六花公園へ寄ってみることにした。

桜は咲いていなくても一度も来たことが無かったので、ここの様子を見たいと思った。

桜六花公園は2000年に約1000本のエゾヤマザクラが植樹、
2015年にこちらの展望台が設置された。

広い北海道、まだまだ初めての場所はたくさん残っている。

展望台からの風景。

桜が咲いていなくてもここはなかなか良いぞと思った。

桜六花公園までの一本道もおそらく桜並木だと思う。

雄大な十勝平野を望める展望台として、桜が咲いていない状態でも寄ってみる価値はあると思った。

日曜日のお昼でも桜が咲いていないと誰もいない。

この空の広がる感じが北海道。

清水円山展望台へと続く道。

この山の上に展望台がある。

14時15分、清水円山展望台に到着。

ここ数年、毎年来ていると思う。

桜はまだ固いつぼみ。

展望台から望む十勝平野。

このロケーションはかなりお気に入り。

振り返ると日高山脈がすぐ近く。

GWの時期に見られる残雪の山が美しい。

白樺風の展望台が周囲の風景に溶け込んでいる。
実際には木製ではなく、コンコンと手で叩くと痛い。

地平線の丘から十勝平野を望む。

北海道にはよくある真っ直ぐな一本道。
この場所に来るのも3度目となるが、これまで一度も他の車に出会ったことは無い。

中央やや右に山頂に雲がかかって全容が分からないが標高の高い山が見える。
かなり距離があるが、方向的には雄阿寒岳あたりなのか、よく分からない。
ここでは昨年は黄砂だったり、これまで遠くがキレイに見えたことはなかった。

後方には日高山脈が迫る。

展望レストランとかち亭の駐車場のところ。

以前ここで牛とろ丼を食べていて、次に機会があれば牛とろ丼×牛玉丼という、
右下に書いてある通り夢のミニコラボ丼を食べてみようと思っていた。
時刻は15時を過ぎたところ、ラストオーダーの15時45分には今なら間に合う。

その前に今日の最終目的地となる泊まる場所を決めたい。近い所なら帯広泊だが、
明日は美瑛・富良野を回ることになりそうなので、富良野で宿泊先を探して予約。
ここからまだ120km先になるので、牛とろ丼×牛玉丼はあきらめ富良野へ向かう。

富良野へ行くと決まったら国道274号をそのまま上がって日勝峠展望台へ。

展望台には雪が残る。

日勝峠展望台から見る十勝平野。
今日は釧路を出発してからルート選択が難しかったが襟裳岬までの海沿い、
そして夕方は日差しが無くなったものの清水円山展望台あたりまでよく晴れてくれた。

このあと国道274号を日高町まで通り抜けて、道の駅樹海ロード日高に立ち寄って富良野へ。

宿泊先に選んだ富良野ホップスホテルに到着したのは18時ちょうど。

そして振り返ると残雪の十勝岳連峰が見渡せるなかなかのロケーション。

1人で過ごすには広すぎるくらい広い。
これまで富良野ではラビスタ富良野とノースカントリー富良野にそれぞれ複数回宿泊している。
今日はその2ヶ所でも空きがあったのでそこでも良かったが、こちらは安かったのが決め手。
過去に泊まった慣れているところでも良いが、安いのなら今後のためにも経験しておくのも良い。

泊まってみて個別空調ではないので暑いと感じでも冷房は入れられないが、
気になったのはそのくらいで、到着した時は窓を開けて外気を入れて涼んだ。
ここも富良野に泊まるときの選択肢の一つとして入れておこうと思う。
北海道滞在中は当日のどこかで予約を入れるので、その時点での空き具合で決めることになる。

部屋の窓からも十勝岳連峰が見える。

昨日は電話がつながらなかった新日本海フェリーの小樽港フェリーターミナルと今日は連絡が取れた。
自分は5月5日小樽→新潟の「らべんだあ」を予約済だが、HPでは5月1日の小樽→新潟が欠航。
運行予定表ではその5月1日は「らべんだあ」で、機関不具合で欠航になったのは「あざれあ」。
まずその部分がHPに書かれている運行状況からは分からなかったが、
電話では現在は「らべんだあ」と「あざれあ」が入れ替わって運行しているとのこと。
そうなると5月5日は欠航している「あざれあ」に当たるが、今のところ大丈夫と言われた。
今回の混乱で運行予定表の修正が追い付かなかったのだろう。

今日は釧路を出発して昆布刈石展望台や十勝ホロカヤントー竪穴群を経由して襟裳岬へ、
そして十勝平野を望む桜六花公園や清水円山展望台、日勝峠に立ち寄って富良野へ。
出発時点からなかなか空模様の読みが難しかったが、まずまずの一日を過ごせたと思う。
本日の走行距離は519km。