• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

mr.hmvのブログ一覧

2024年01月12日 イイね!

「誉」エンジン用スパナ

同窓の先輩が弊社に御来店(実はお客様)。

見せたいモノがあるとのこと。
ポケットから出てきたのは…


誉エンジン用のスパナです。
表面に刻印があります。


裏面には一重◯京のメーカー刻印
京都工具です。


よくぞ捨てられずに残っていたと感慨深いものがあります。
Posted at 2024/01/12 11:19:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | 工具 | 日記
2024年01月11日 イイね!

ヒトラーのスーパーカー

過日CATVで題記の番組を観ました。
ナチスが政権奪取後プロパガンダの一環としてメルセデスベンツとアウトウニオンに競わせた国威発揚のためのレーシングカー/レコードブレーカーの物語です。
こちらにその概略がまとめられています。

俄然興味が湧き、過去蒐集した関連書籍を紐解くと、これが実に面白い!

こちらはCG誌 2009.09

あまりに興味深かったので独英レコードブレーカーのミニカーを揃えてみました。
前列が番組に登場する車両群、後列が同時期英国のレコードブレーカーです。

同一スケール(1/43)だと各車のサイズ感を掴めます。

閑話休題
さらに検索していたらこんなものも入手できました。1947年(昭和22年)に印刷された粗末な装丁のレポートです。
題して「1934年から1939年にかけてのドイツ・グランプリ・レーシングカーの開発に関する調査(メルセデスの世界陸上速度記録保持車に関する記述を含む)」

これはナチス降伏後、連合国占領軍が接収したドイツの最新技術レポートで、米国ではPBレポートとして名高いものです。英国印刷局で印刷されたものが本書BIOSレポートです。

当時PBレポートが我が国の産業界に与えた強烈な衝撃が生々しく書き記され、その価値は戦後の他のすべての物的賠償を上回る価値があったと述べられています。

PBレポートに関する詳細はこの論文をご一読下さい。

一方こちらは後年カール・ルドヴィクセンがファクシミリエディションとして再販したものです。もしこれから購入をお考えであればこちらが前掲のオリジナル版よりもはるかに鮮明に写っていますのでお勧めです。
ルドヴィクセンもこのレポートがいかに衝撃的内容であったかを巻頭で述べています。


ところで、このレポートにはかなりの枚数の仕様と図面が掲載されています。中でも興味深かったのはこちら
メルセデスベンツM165の仕様

なかでもマーキングした箇所に注目

何と排気バルブステムに水銀が封入されているとのこと! ナトリウム封入バルブは知っていますが水銀は初耳です。

またドラムブレーキに興味を持つ私にとって衝撃的だったのが、ファンブレーキドラムです。

ドラムのファンとハブ部がリベット止めされており画像の色からして異種の金属と思われます。仕様を見ると

リング(ドラム)が鋼材でフィンがアルミとあります。粗加工したドラム周りにアルミを鋳造すれば楽なのにと思うのですが、熱膨張率の問題か、あるいはフィンの構造上できなかったのかもしれません。

巻末には各種図面類が折り込みで綴じられています。詳しい方がご覧になれば多くの情報を引き出せるかと思います。識者のコメントいただければ幸甚です。





何とタイヤ断面までも!
もちろんコンチネンタルがグランプリレース/レコードブレーカー用に開発した内容の記事もあります。


最後に、その能力を発揮することなく終わったT80の姿が納められています。とてもクルマには見えない….


冒頭のTV番組の最後にこのT80はダウンフォースの中心が車両後軸に位置しノーズが浮いてしまうシミュレーション結果が示されていました。もし実走していたら恐ろしい結末を迎えたかもしれません。ローゼマイヤーの様に….

そしてナチスによるポーランド侵攻で陸上最高速度記録達成の夢は儚く終わってしまったのです。
Posted at 2024/01/11 21:58:27 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ
2023年09月06日 イイね!

Figoni on Delahaye

Dalton Watson Fine Booksの新刊、1930年代フランスでフィゴニがデザインし架装したドライエの写真集です。

この頃の高級車は、自動車メーカーはエンジン•シャーシ•足周り迄を製作し、ボディはカロッセリ(仏)、コーチワーク(英)、カロッツェリア(伊)が架装する時代でした。中でもフランスでは贅を尽くしたコンクールデレガンス(クルマの見せびらかし会)が開催され派を競っていたとの事。


蛇足ながらフィゴニの作品は火炎派•球根派と呼ばれるデザインです。


本書には現存しレストアされた往時の華が数多く掲載されています。この目次が各個体です。



中でも一番気に入ったのがこちら
ミューリンミュージアムの収蔵車です。


ううむ、見事な「くびれ」!
興奮が一気に高まります。


ディテールで打ちのめされたのがこちら
なんと革で装飾されたノブ


ハンドルしかり、トランクにはラゲッジセットが含まれ、ハンドステッチとクロコダイルでコーナーが覆われている!これ全てエルメスによるものです。


こちらは往時の姿で、シート裏にオーダーされたエルメスのラゲッジセット

ここまで贅を尽くすかという作品です。


巻末にはフィゴニの描いた原画集



腕利の板金工が七転八倒して鉄板を叩き、イングリッシュホイールで延ばしたのだろうと妄想が膨らみます。

本書は非常に高額な書籍なのでおいそれと手が出ませんが、もしこの世界を垣間見たいと思われましたら、1990年のSuperCG No.06をお勧めします。
現代では失われてしまった贅沢とは何かを感じることができます。


Posted at 2023/09/06 13:52:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2023年07月08日 イイね!

AIの回答は…

生業が恐ろしく繁忙でお疲れモードです。

息抜きに、初めて使うAI(Bing)に質問したところ



う〜む、これ全部私がアップした情報だねぇ
我が国ではGT40の整備情報を公開しているのは私だけだということか…orz

少ないとは想像していましたが他に全然無いというのも悲しい….
Posted at 2023/07/08 21:39:49 | コメント(4) | トラックバック(0)
2023年06月09日 イイね!

感動のTIG溶接

tommmyさんのブログでレーザー溶接に驚いたばかりですが、TIG溶接の圧倒的な技を鮮明な画像で見て身震いしています。

本当にすごい!

https://youtu.be/-P-Do6o5ZbA

久しぶりに感動しました。
Posted at 2023/06/09 20:26:44 | コメント(4) | トラックバック(0)

プロフィール

「@Sekiaiさん
すげぇ〜!!!
音聴きたいので、誰か買ったらウチの前走り抜けてください。」
何シテル?   06/28 13:36
クルマの事は良く知りませんが、機械モノや工作は大好物です。 一時は時計製作に嵌っていました。 http://clock.world.coocan.jp クルマ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

掲示板

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

車検はドラマ だぁ〜 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/11/09 13:24:56
電動パワステの検討3 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/10/30 23:40:27
オイルフィラーキャップ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/07/08 09:00:58

愛車一覧

フォード GT40 フォード GT40
ERAのGT40レプリカです。 http://www.erareplicas.com/g ...
ジャガー Mk2 ジャガー Mk2
‘61のMK2 3.8Lです。 ‘90年頃NZのビーチャムでフルレストアされ、横浜にあっ ...
ジャガー XJシリーズ ジャガー XJシリーズ
★乗る機会が全くなくなってしまったので、友人に贈呈し自分の手から離れました。★ > 大 ...

過去のブログ

ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation