
本日の朝ごはんは、大友楼の期間限定メニュー「利家御膳」(まつり限定仕様、税込1650円)です。
6月の第1土曜日は「金沢百万石まつり」です。私が子供の頃は平日で市祭として学校がお休みでしたが、今は第1土曜日になっています。梅雨時期ですから、できるだけ早くが正解かな。金沢って意外にも古くから続く伝統的なお祭りってありません。昭和になってできた、市と商議所が主催の観光イベントっぽい「金沢百万石まつり」が一番大きい。金沢って古くからの伝統文化を重んじ、受け継ぐ気風なんですが、そもそも昔から大きなお祭りが無いから仕方がない。
江戸時代、徳川幕府の石高は650万石といわれ、日本全国では3100万石だったらしい中、外様の加賀藩は100万石(支藩の大聖寺藩等を加えると約120万石)ですから、人々が集まり、騒ぐお祭りなんて幕府に疑われる要因になるので無かったワケです。能登や加賀、富山には昔ながらのお祭りがあるので、子供のころは羨ましかった。

で、加賀藩の料理番が開いた老舗料亭、金沢の駅弁屋である大友楼の百万石まつり限定メニュー。昨日と今日、明日までの3日間限定になります。江戸時代の籠をイメージした容器になっており、1段目がおかず。厚焼き玉子、蓮根挟み揚げ、煮物(有頭エビ、笹かま、フキ、高野豆腐、花ニンジン)、一口昆布巻き、中華山菜イカで、メインは金沢の伝統料理である治部煮です。2段目は瓢箪型の白ごはん、梅型の蟹チラシ、和菓子で、所々に加賀藩の家紋である梅鉢紋があしらわれています。ちなみに、容器内に加賀藩の開祖・前田利家公の略歴を記した紙が入っています。

「金沢百万石まつり」と言えば、利家公とお松の方に扮した俳優らが練り歩く「百万石パレード」が華・・・・なんですが、今年は利家役に石原良純氏、お松に北乃きいさん。利家役は微妙すぎる。今年が第74回なんですが、第50回は松平健氏と斉藤慶子さんだったんだよ。コロナで中止になった幻の第69回は陣内孝則氏と壇蜜さんの予定だった。これは見たかった。もう一度、松平健さんやらないかな。マツケンサンバの方々引き連れてパレードしたら絶対に盛り上がるのに。
Posted at 2025/06/07 09:49:33 | |
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