
本日のお昼ごはんは、松屋の定番メニュー「ごろごろ煮込みチキンカレー」(大盛、税込690円)です。
昨日は松屋のカレー専門店・マイカリー食堂で「ごろごろチキンカレー」を食べたので、今日は当然ですが松屋の「ごろごろ煮込みチキンカレー」です。マイカリー食堂はさすがに美味しかった。全てのバランスが良く、美味しいカレーのお手本のような存在。で、一方の松屋の「ごろごろ煮込みチキンカレー」は限定メニュー当初に圧倒的な人気となり、定番メニューになったカレーではある。この「ではある」ってのが難点で、年に1、2回食べるには美味しいのですが、定番化していつでも食べられるとなるの評価も変わって来ると言うもの。
その「ごろごろ煮込みチキンカレー」を改めて見てみると、鶏肉の量・大きさにびっくり。昨日のマイカリー食堂よりも明らかに大きく、名前負けしないだけごろごろと入っています。でもね、やはり松屋のオリジナルカレーの限界でカレー全体としての評価はイマイチ。カレーはスパイシーではあるのですが、味に奥行きがなく、ペラッペラな感じで、明らかに物足りない。
でも、そこで気付いた。以前、富山の名店「カシミール」で食べたマトンカレー。もともと日本人の口に合わせようとしていないカレーだったのですが、コロナ禍で外食需要が落ち込み、ますます原地ナイズされ、カレーとしては物足りなく、けっして美味しいとは言えないカレーに豹変していたのですが、マトンのカレー煮込みと考えたらびっくり絶品だった。なかなか馴染みのないマトンですが、その食べ方としては完璧に思えました。あー、けっして北の大地の方に喧嘩を売っているワケではありませんよー。桜とジンギスカンも乙なものですよね、たぶん。
そこで改めて、その目線で松屋の「ごろごろ煮込みチキンカレー」を食べたところ印象が一変。これはチキンカレーではなく、チキンを美味しく食べるためのカレーだと気づいた。スパイシーなカレーが鶏肉の臭みを消し、多めに感じた塩分が鶏肉を引き締めます。単調なスパイスもチキンの旨みを際立たせるものと思えば、びっくりする程に美味しいチキン料理じゃないですか。
チキンカレーではなく、チキンを美味しく食べるためのカレー風煮込み料理。視点を変えるだけで、かなり評価が変わりますよ。
Posted at 2022/09/12 10:53:08 | |
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