『FIA: WRC REGULATIONS DEBATE WON’T AFFECT 2025 TYRE DEVELOPMENT』
FIAによると、来年のWRC(世界ラリー選手権)のテクニカルレギュレーションに関する現在の不確実性は、ハンコックタイヤの新しいコントロールタイヤ導入計画には影響しないと言う
韓国のタイヤメーカーであるハンコックタイヤは、昨年12月にWRCの新しい公式タイヤサプライヤーとして発表され、年末に契約が切れるピレリの後任として2025年から2027年までの契約を確保した
FIAの入札を勝ち取って以来、ハンコックタイヤはワーキンググループが2月に来シーズンのテクニカルレギュレーション案を発表する前から、来季に向けてWRC各チームとプロトタイのタイヤプテストを実施し、タイヤ開発に取り組んでいた
来季のテクニカルレギュレーションの変更案では、FIAはRally1カーからハイブリッドパワーを排除する予定であり、リアウイングの変更による空力特性の低下と、エアリストリクターの小型化によるパワーの低下も含まれている
これらの変更に対し、トヨタ、ヒョンデ、Mスポーツ・フォードは、2026年のシーズン終了まで現行のハイブリッドRally1レギュレーションを維持するようFIAに要請する書簡を送り、現在、議論の中心となっている
Motorsport.com は、来年のレギュレーションに関する妥協案が議論されており、解決策は来月チームに伝えられる可能性が高いと理解しています
2025年のレギュレーションは流動的ではあるが、FIAロードスポーツディレクターのアンドリュー・ウィートリーは、2025年タイヤの開発を続けるハンコックタイヤには影響がないと確信
「タイヤメーカーは、そのギャップを埋めるために素晴らしい仕事をしていると思います」と、ウィートリーは Motorsport.com を含むメディに語っている
「タイヤはかなり柔軟になるように設計されていて、現時点でハンコックの目標の1つとして、Rally1用タイヤとRally2用タイヤの性能を可能な限り近づける事です」
「さまざまな面で何らかの変化があるかもしれないが、現時点ではそれが議論されていないと思う」
「まず第一に、細部の細かい変更は、開発の面で非常に迅速に適用できます。そして、それはかなり広いウィンドウで設計されています。その解決策はあると思いますし、問題ではありません」
「まず第一に開発に関しては、細部の変更は非常に迅速に適用できる様に、許容範囲の広いタイヤが設計されていて、テクニカルレギュレーションの変更に対する解決策はあると思われるので、問題ではありません」
ハンコックタイヤはWRCタイヤの開発についてコメントを控えている
現行Rally1カーを使用し、しかも現役の参戦ドライバーによるテストを実施しているハンコックタイヤですから、テクニカルレギュレーションが変更されてマシンに対応出来なくても良い訳が出来て良いですよね
最終的には、同一スペックのタイヤを使用する事になるチームは、不満を言っても無駄なだけになるんですよね(苦笑)
Posted at 2024/05/01 19:50:22 | |
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