西日本中心に雨 鹿児島 宮崎で“線状降水帯発生の可能性”
2024年5月27日 23時37分
前線や低気圧の影響で、西日本を中心に雨が強まっています。鹿児島県と宮崎県では、28日の日中にかけて線状降水帯が発生する可能性があり、気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、日本海にある低気圧からのびる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、西日本を中心に雨が強まっています。
27日午後11時までの1時間には、滋賀県長浜市唐国で30.5ミリの激しい雨を観測しました。
これまでの雨で、鹿児島県では土砂災害の危険性が非常に高くなっているとして土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
前線が通過したあと、日本付近を進む別の前線や低気圧に向かって、高気圧の縁を回る暖かく湿った空気や、台風の湿った空気が流れ込む見込みです。
このため、大気の状態が非常に不安定になり、▽沖縄・奄美と西日本では28日にかけて、▽東日本と東北では29日にかけて、局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降り、鹿児島県では、1時間に80ミリの猛烈な雨が降るおそれがあります。
また、鹿児島県と宮崎県では28日の日中にかけて発達した雨雲が次々と連なる線状降水帯が発生して雨量が増え、災害の危険度が急激に高まる可能性があります。
28日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、▽九州南部で300ミリ、▽奄美と四国、近畿で250ミリ、▽九州北部と東海で200ミリ、▽関東甲信で180ミリ、▽沖縄で150ミリと予想されています。
また、29日夕方までの24時間には、▽東海で100ミリから200ミリ、▽関東甲信と東北で100ミリから150ミリの雨が降る見込みです。
気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意し、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には頑丈な建物の中に移動するなど、安全確保に努めるよう呼びかけています。
Posted at 2024/05/28 00:37:10 | |
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