愛知・岐阜・静岡 ~28日夜遅く 線状降水帯の可能性 厳重警戒
2024年5月28日 17時41分
前線や低気圧の影響で東海で激しい雨が降っています。愛知県と岐阜県、静岡県では28日夜遅くにかけて線状降水帯が発生する可能性があり、気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するよう呼びかけています。
目次
低気圧は太平洋側東進 東海で線状降水帯のおそれ
台風1号 29日昼すぎ 沖縄 大東島地方に接近見込み
雨雲予報 データマップ
東海で激しい雨
気象庁によりますと、前線を伴った低気圧に向かって高気圧の縁を回る暖かく湿った空気や台風の湿った空気が流れ込んでいる影響で、西日本を中心に発達した雨雲がかかり四国では猛烈な雨が降りました。
九州南部や四国では記録的な大雨となり
▽高知県香美市の繁藤で、午後2時20分までの12時間に305ミリ
▽徳島県三好市東祖谷で、午後3時までの12時間に244.5ミリに達したほか
▽鹿児島県南大隅町で、正午までの24時間に218.5ミリと
いずれも5月としては統計を取り始めてから最も多くなりました。
この雨で四国や近畿などでは増水している川があります。
この時間は東日本で雨が強まっていて、午後6時までの1時間には、いずれも国土交通省が設置した雨量計で▽岐阜県関市で38ミリ▽静岡県島田市で33ミリの激しい雨を観測しました。
低気圧は太平洋側東進 東海で線状降水帯のおそれ
前線を伴った低気圧は今後発達しながら太平洋側を進む見込みで、29日にかけて東日本の太平洋側を中心に局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあります。
特に、愛知県と岐阜県、静岡県では28日夜遅くにかけて、線状降水帯が発生して雨量が増え、災害の危険度が急激に高まる可能性があります。
29日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽東海で180ミリ
▽関東甲信で120ミリ
▽東北で100ミリと予想されています。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意し、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物の中に移動するなど、安全の確保に努めるよう呼びかけています。
Posted at 2024/05/28 19:51:24 | |
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