
連日のブログアップですw
テレビでレース中継で見ているだけでは、
レース中、スピードがあったのは誰だった?
というのが、分からない事があります。
LT(ライブタイミング)だと、フォーカスしてる
1人のドライバーのタイム推移が限界です。
そんな、感覚で勢いがあったのはハミルトンだった!というのは、あまり意味が無く。
実際にデータでオーストラリアGPを振り返ってみようと思います♪
以前、こんな画像で書いたブログがありました。
近代F1のオーバーテイクを考えよう (写真多くて長いです・・・w)
これ、使用するタイヤとタイム推移は見やすいですが、他ドライバーとの比較が難しい。
ビジュアル的にも分かりづらいですね。
というわけで、ポジションをグラフにしたものがラップチャートという、こんなグラフもあります。
一番下が優勝したベッテル、一番上が3Lap遅れのスタートで最後尾のリカルドです。
リタイヤしたところで、線が切れているのが悲しい・・・
まあ、これでポジションの推移は分かりやすくなりましたが、速さは見えません。
ただ、最後尾から表彰台!なんて事があると、このグラフで見ると一目瞭然です。
では、今回の真打、ギャップチャートの登場です。
レースリーダーに対して、何秒遅れだったかというのを、全ラップ分、グラフ化したものです。
うーん、でも全車の線が表示されてると何を見て良いのか分かりませんw
しかも、レースリーダーがピットインすると、線が乱れますね。
見やすくするには架空レースリーダーを置くと、本当のレースリーダーの推移も見れて、
ピットストップに線が乱されることも無くなるのですが、借りてきたグラフですからねw
というわけで、べっつん、はみちん、たっぺんの3台分でソートします!
赤い線がベッテル、グレーの線がハミルトンで、水色がフェルスタッペンです。
では、これで何が分かるのか見てみましょう。ポイントは黄色〇と緑〇を書き込みました。
まず黄色〇の部分、ベッテルとハミルトンのギャップは、10周目ぐらいから徐々に減り始め、
15周過ぎて、さらにベッテルが追い込んで、それに耐えかねたハミルトンがタイヤ交換に
逃げ込んだという流れが、見えてきますねー。
そして次は緑〇のハミルトンの2ndスティントを見てみると、ベッテルを追い詰める事が出来ず、
逆にジワジワと離されている状況が、見えてくるのです。
昨日のブログは何なんだっていうシンプルさw
これがグラフのメリットですね!
そんなわけで、昨日のPURE PIT WALLと合わせてみると・・・
1stスティントのウルトラソフト、2ndスティントのソフトの両方のタイヤで、ハミルトンは
ベッテルにスピードで負けていたのが見えるのです。
ただ、縦軸は5秒なので、オーバーテイクが可能な速度差かというと微妙ですけどね。
そしてフェルスタッペンの線から、ウルトラソフトでは完全に2台とはスピードが違うのが
分かりますが、ソフトに履き替えてからは言う程悪くないですね。
これも、レースを見た印象からだけだと、分からない事実かなと思います♪
こうやって、データで振り返ると、楽しくなってきませんか?w
では、お次はアロンソとオコンを見てみましょう。神ってると噂の走りですが・・・
いやぁ、まじで神ってますね!完全にオコンをカバーしています。
長谷川さんのインタビューでは、私がブログに書いた通り、アロンソはオコンのペースを
コントロールしていたのが、このグラフでも見えてきます。
DRS圏内には誘い込むものの、乱流でオーバーテイクまではさせないぞという、走り。
こんなに素晴らしいドライバーがこんなポジションを争うのも悲しいですね。
最後にオマケで、世良耕太氏のインスタから!
これ、私の
新車レビューのブログに描いた絵と同じ話だなw
今回のグラフは、
f1fanaticから借りてきました!凄く使いやすいグラフをありがとうございます♪
↓3/28追記↓
アロンソとオコン、ヒュルケンベルグのギャップチャートではなく、ラップタイムチャートです。
青〇で3人ともタイヤ交換、赤〇はアロンソにふさがれた状況を打破するために、
ヒュルケンベルグがソフトからウルトラソフトに履き替えたんですね。
なので、この3台はアロンソ先頭で1分30秒台というスローペースでしたが、開けた空間で
ウルトラソフトを使ったヒュルケンベルグは、1分28秒台でアロンソとオコンを追いかけている
のが黄色い矢印の部分になります。
で、追い付いた所で、また1分30秒を超えるスローペースに付き合う事になりますが、
50周目にアロンソのリタイヤで、オコン、ヒュルケン共に、1分28秒台で走れるようになったと。
それが紫の矢印です。
キミ FL:1分26秒538 Q:1分23秒033 ST:304.3km/h (DRS使ってない?)
アロンソ FL:1分30秒077 Q:1分25秒425 ST:290.8km/h (DRS使ってない)
オコン FL:1分28秒475 Q:1分25秒568 ST:317.6km/h
ヒュルケン FL:1分28秒486 Q:1分24秒975 ST:318.3km/h
セクターごとのベストタイム
セクターごとの最高速度