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2020年07月04日

『ドイツ勢の急激なEVシフトは非現実的だ』 間違いだらけのクルマ選びの中から

『ドイツ勢の急激なEVシフトは非現実的だ』 間違いだらけのクルマ選びの中から 今日は、EVの充電についてのブログです。
タイトルについては・・・
島下泰久さんの、間違いだらけのクルマ選びの中の、
Part2 クルマ界はどうなる?で、書かれている内容です。

日本では実質、リーフしかない電気自動車ですが・・・
充電器を使うPHEVが、アウトランダー、プリウスと増えてきましたね。
そして、純BEVの選択肢も今年から急激に増えてきます。

そんな中で、日産の充電プランも変更になりました。
これまでは、急速充電は使い放題で普通充電は従量制のZESP2から、
急速充電が従量制に、普通充電が無料という新プラン、ZESP3に
切り替わりましたが、猶予期間もなく突然の移行で大炎上でしたw

そんなわけで、EVユーザーとして今後のEVについて感じる部分を書いてみます。

まず、タイトルの本文を少しだけ。
EVの普及は我が国にとっても、アメリカやヨーロッパにとっても、そんなに簡単な事ではない。たとえばドイツメーカーのエンジニア達は決まって「充電の8割は自宅やオフィスで行われるだろう」と言う。私はこう訊き返す「ドイツの家庭にどれだけ充電器が普及しているんですか?多くのクルマが路上に停められていますよね?充電設備のある新しいマンションがどんどん建っていますか?」と。そして日本のEVを取り巻く状況を説明するのだ。
もっともポピュラーな日産リーフのオーナーの半数近くは自宅に充電器が無く、週末や仕事帰りなど外の急速充電器で充電している。日本の公共充電器の設置数は普通、急速合わさってざっと3万器と、もはやガソリンスタンドに匹敵する数がある。一方、リーフの年間販売台数をざっと2万台とすると、登録車全体の1%にも満たない訳だが、それでも週末の急速充電器には順番待ちの列が出来ている。さて、これが2%、3%に増えた時はどうなるのだろうか。

~中略~
急にすべての駐車場に充電ソケットが付くわけでもないし、まして路上駐車車両のための充電ソケットなんて無い。インフラに莫大な投資をしようとしても当然、限界はある。
そこまで話す途中で大抵のエンジニアは沈黙するか空を見上げてしまうのだが、私は別にそれで留飲を下げたいわけではない。単に、現実を見据えないと普及は難しいのではないか、もっと先行した日本の事例を見た方がいいよと言ってるのだ。
そんなわけで現実的には、ここからEVが一気に増えだすというより、適切なバランスを探っていくフェイズに本来なら入るはずである。しかしながら特にドイツメーカーは一方で、気候変動に対する急進的とも言える政治的な動向に晒されている上に、ディーゼル問題などにより国内での信用が失われていることもあり、カーボンニュートラルの象徴としてのEV推進を声高に宣言しなければならない状況にある。半ば非現実的で非合理でも突っ走らなければならないのが現状。


というわけで、島下さんも書いているドイツ都市部の駐車事情です。
まあ、毎度の私のニュルブルクリンク挑戦旅でフランクフルトで撮った1枚ですが・・・
島下さんも書いてる状況というのは、まさにこれですね。


とてもじゃないけど、充電器が設置できる状況じゃないですw

とはいえ、こんなニュースもありました。
ドイツ、全ガソリンスタンドにEV向け充電設備設置を義務付けへ

ですが、これも問題があって。
ドイツでレンタカーを借りた身からすると、ガソリンスタンドが多くないw
レンタカーの返却で満タン返しする為に、フランクフルトに戻って探しましたが、
無いんですよ、これが。まあ、フランクフルトは大都市なので丸の内でガソリンを探すような
ものなのかもしれませんが、じゃあ都市部ではEVを諦めるのか?という事になります。

もちろん、都市部なので逆にEVのカーシェアリングは、5年前でも見掛けましたけどね。

というわけで、ドイツがどのようにEVを普及させていくか、非常に興味深い。

そして、日本に話題を変えます。
日本でEVの充電というと日産のZESPぐらいしか話題になりませんが、ショッピングモールの
サービスの一環で実質無料で使えていた普通充電が最近、有料に切り替わってます。

例えば、WAONカード認証で実質無料だったイオンも有料化になりました。


これ、日産の従来のZESP2だと、普通充電は有料だったんです。
しかし改悪と話題のZESP3では、普通充電は無料なので、使い方次第では悪くない。
という事になりましたが、良い面では全く話題にならない日産ですw

いま日本の急速充電器は20kw~50kwで、40kwhリーフのスペックでも役不足になりつつある。
そこに、e+の62kwhリーフや、50kwhを超えるEVが増えてくると・・・
EVの旅のうま味が、ほとんど味わえなくなる状況が簡単に予想できますw

充電器はインフラなので、もはや自動車メーカー1社で展開するのも難しい状況です。
とくに高速道路上の充電設備は従来の設備に追加で、ハイパワーな設備を早急に展開して欲しい。
国の補助でwww

これが無いと、これ以上のEVの普及は難しいんだろうと感じます。
まあ、いま既にEV所有のアーリーアダプターな人柱たちは、補助金と言い、EVのうま味を
感じてきたと思いますけど、これからはEVの使い方を吟味しないと、うま味が無いかも。
まあ逆にEVが、それだけ普通に使える車に成長したという事かもしれないけどね。

今後、ZESP3の普通充電が無料という部分に、うま味が感じられるかどうか。
これが日本のEVの使い方になりそうです。
そう考えるとホンダやマツダの35kwhのEVという使い方がハマる、日本市場って事になるのかも。
チョイ乗りだけで遠出は考えないシティーコミューターな使い方。
まあ、ちょっと贅沢なサイズと価格になっちゃいますけどw
 
でも、個人的にはコスト以外の部分、走行性能な部分にEVのうま味を感じてるんですけどね。
何度も書いてますが変速の無いスムーズな加速、トルコンの無いダイレクトなアクセルレスポンス、
そして、重いバッテリーを床に置く事での低重心、更にその強度のあるバッテリーケースによる
剛性の高いボディの安定感、AZE0→ZE1買い替えするぐらいEVに惚れたw
  
そんなわけで、排ガス詐欺でEVに舵を切らざるを得ないドイツを生暖かく見守りましょうw
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Posted at 2020/07/04 20:24:19

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この記事へのコメント

2020年7月4日 20:58
こんばんは。
ドイツの車事情、13年前に鋳物メーカー5社の視察、鋳造設備の製造能力視察として5泊7日のドイツへの出張に行きました。当時はEV車はほとんどありませんでしたが、ベンツのタクシーの多さに驚きました。風力発電機も多くて驚きました。あいにく諸事情でゆっくり見れなかったですが・・・。
EV車は見かけませんでしたが、今や主流。でも充電できない向きの車も今も道路に存在していては、計画倒れですよね。

掲げる目標は高くても、現場を見ずして計画倒れしては本末転倒。お手本として、ドカンと整備して見本を見せてほしいですね。暖かく見守ります。
コメントへの返答
2020年7月4日 21:34
こんばんは。
ドイツのタクシーは、5年前もやっぱりベンツが多かったです。
https://minkara.carview.co.jp/userid/408750/blog/35446693/
まあ、あちらはタクシー用のグレードがあってお安いみたいですね。私も乗りましたが内装は塩ビシートでパトカーの後席のようでしたw
日本の個タクのクラウンみたいなもんですかね。

風力発電は確かに多いですね。でも、ICEで移動してると原発も見えました。ドイツは原発全廃って言ってますが、フランスから原発で発電した電気を輸入してますし、ドイツを見てると理想と建前の壁を感じます・・・w

とはいえ、ドイツのEV普及、どうなるか非常に興味深いです。
2020年7月4日 22:38
なるほど、スマートは二輪同様、道路に直角に止められるんですね!
(本題からずれてしまい、失礼)
コメントへの返答
2020年7月4日 23:10
そもそも、この写真を撮影したのは、Smartの直角停めに感動して記録に残したかったので、あながちズレてもないんですけどねw
2020年7月4日 22:53
こんばんは。

これまでの充電無料や定額はEV増加のためのプロパガンダ的な意味合いでしか無く、それにあえて乗った人達は一番甘い汁を吸えたと言えるでしょう。

これからの普及をリアルに考えると、インフラ面の整備が必須。
というか充電時間の短縮ですね( ̄▽ ̄;)
EVが10倍増えたとしても充電時間が1/10倍、そしてスポットも10倍増えれば、もしかしたら!

結局増やそうとしたら、ドイツのように法で先に縛るしかないんですよね。英国のエンジン車NGと同じで。

私が大統領になった暁には(←どこの?)、
水素エンジンもしくは超伝導リニアホイールのみに致します( ̄▽ ̄)b(←サ○バーフォーミュラか?)
コメントへの返答
2020年7月4日 23:59
こんばんは!

ホント、太陽光発電の買取にしても、電気自動車の補助にしても、あえて乗った人は、まさに甘い汁ですよね。ZESP2の使い放題なんて、やる気になれば急速充電で貯めた電気を持ち帰り家に繋いで逆流させて、家の電気代までタダって人までいたって言うんですからねw

充電時間の短縮は、現時点で現状の1/3が上限ですかね。150kwの充電器設置となると立派な送電設備が必要になるので、その実現も簡単ではないみたいですけど。それが必要なんですよね。

まあ、そもそもEVの環境負荷が低いのかという部分も含めて考えなきゃですし、島下さんのバランスを探っていくという部分が、まさにという感じかなと思いました。

よっしぃ合衆国の樹立、期待してますw
2020年7月5日 0:07
こんばんは(^^♪

都市部じゃEVは厳しい気がします。
カーシェアで普及ってのがあるかな。

日本も伸び悩みなんですが、戸建ての地方都市での普及に力入れたらいいと思います。
FITも終わる人が出てくるのでV2H普及させてもらいたい。
リーフtoホームで国が30万円くらい補助金だしてくれれば田舎で一気に増えると思うんですよね。
V2Hができればピーク電力削減にもなるし、災害対策にもなるわけですしね。
結局BEVは国の政策しだいかな。

e-パワーのバッテリ容量あげてPHEVとかをまず普及させるとかユーザに充電に慣れさす必要ありますね。

アリアが出るんで日本は今らか第二次EVブームが来ると思うんで楽しみです。
ディーゼル戦略でつまづいて、10%も効果がなかった48Vマイルドハイブリッドでお茶を濁すドイツ勢がどうするのか?
ほんと楽しみです。

コメントへの返答
2020年7月5日 8:58
おはようございます!

都市部のEVは道路埋め込みの非接触充電とかブレイクスルーが無いと難しいですよね。
カーシェアも給油フリーにメリットがありそうでしたが、Withコロナの世の中になってしまうと・・・な感じかなって気がします。

確かに地方にEVの活路ってありますよね。実際に日産も卒FIT狙いのバナー広告が出てましたし。最近、あんまり見なくなってしまいましたが・・・
実際に、私の実家の周りは急速充電器が無く最寄りIC手前のSAで充電してから高速を降りるという状況ですが、それでも実家の周辺でリーフはそれなりの台数が走ってるので田舎のリーフは、それほどZESP2の急速充電に頼ってないように見受けられるんですよね。
そう考えると、リーフtoホームへの補助金って、かなり有効な施策になるように感じられます。気づけよ、日産w

ARIYAは日帰りのドライブ程度なら経路充電も不要なバッテリー容量になって来るでしょうし、なんだかんだいってEV普及のフェーズが変わりますよね。
EV走行モードも無い48Vハイブリッドはホントに微妙ですよね。日本だと軽自動車ですしw
まあ、48V化で電動のサスペンションやスタビが使えるようになるのが実は大きいのかなと。

とりあえず、コロナの経済対策という名目でEV購入の補助金も倍増みたいですし、ドイツのお手並み拝見ですね!
2020年7月5日 7:10
ドイツのEV戦略、だいぶとトーンダウンしましたよね。
元々の戦略だと今年にはドイツにおけうEVが100万台に達成していたワケで。

2015年か2016年にドイツを訪問したときはスマートグリッド構想を熱く語られ、日本が置いてけぼりにされるような言われ方をしたもんですが・・。

なので、メルセデスなんかがMGU-H近似のものを市販車に投入したり。

タクシーは、ミュンヘンでは9割がメルセデスですが、残りは全部プリウスアルファですね。

UKの車種は多種多様ですが、ロンドンのタクシーがほぼ全てプリウスなのが印象的でした。
コメントへの返答
2020年7月5日 9:31
ドイツ勢のEV、i3はアルミフレームにカーボンボディでコンセプトカーレベル、次に出たe-Golfもリーフにさえ及ばずで、アメリカの例のアレにいいようにされちゃってましたからね。
充電インフラにしても、長距離移動のある欧州で受け止めるキャパを築く事が出来るのか。

日本のというか、日産の充電器網って結構すごい訳で、実はEV先進国なんですよね。ただ、これから次世代の充電器が必要になる本格普及期に向けて、どう更新していくか。ここで、国策で資金を落とす宣言したドイツと競争なんですが・・・

ドイツのタクシーはプリウスαが多いというのは私も聞いてはいたんですが、やはり本当なんですね!5年前はトゥーランが増えたなって感じたんですが、その辺がプリウスαに切り替えた感じですかね。
距離走るタクシーが、日本でも海外でもプリウスを選ぶという部分に、やっぱりTHS IIのコスト優位性を証明してますね(苦笑)

プロフィール

「パロウ、オーバル初優勝!INDY最強の男になったね!琢磨は惜しかった、あのピットが本当に悔やまれる。」
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