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2023年09月18日

ディーゼルゲートは終わってない。メルセデスは不正に手を染め続けた。

ディーゼルゲートは終わってない。メルセデスは不正に手を染め続けた。 今日のブログは一昨日のロイターの記事から。

結局、まだ欧州メーカーのディーゼル車には
デフィートデバイスを使い続けてた、という話。

ここ数年で自動車の電動化に火を付けた大騒動。
まだまだ、終息して無かったんですね。
問題のエンジンはOM642、V6ターボディーゼルです。
2022年にGLSがモデルチェンジするまで残ってたのかな。

私が気合を入れて書いた、ディーゼルゲートのブログがありますw
ヨーロッパにおけるヂーゼルエンジン戦略とドイツ
ヨーロッパにおけるヂーゼルエンジン戦略とドイツ Part2
せっかくなので、排気ガス規制を学ぼう♪
せっかくなので、排気ガス浄化のメカニズムも学ぼう♪
結局、VW・AUDIは何をしたの???

欧州における自動車の社会問題を要約すると・・・
欧州はトルクフルな走りの良さと、燃費の良さからディーゼルが大好きだった。
そして、日本で話題になる13年経過の自動車税の増税ですが、このような仕組みが無く
古いクルマを乗り続けられる社会構造で、古い排ガス基準の車が走り続けた。
これにより、欧州は深刻な大気汚染が社会問題化した、という事です。
酸性雨で森が枯れ、石でできた建物や像が溶けてしまった。

そこで、厳しい排ガス規制を導入するも、燃費では日本車に勝てず欧州メーカー各社は、
一大キャンペーンを実施して、よりディーゼル車に傾倒していくわけです。

ですが、EURO6のような厳しい規制のクリアは簡単な事では無く。
対策として、高価なプラチナを大量に使う触媒を使う、尿素水(AdBlue)を排ガスに噴霧する、
そしてマツダがスカイアクティブDで規制クリアしたEGR、という事になる。

ですが、それも満点では無く、その問題点は・・・
触媒:プラチナなど貴金属が大量に必要になり高額
尿素水(AdBlue):燃料のように定期的な補充の必要があり、コストや利便性で劣る
EGR:煤が溜まって閉塞して走らなくなる

というわけで、EURO6をクリアするディーゼルというのは実現可能ながら、
コスト面を考えると、まともに商売するのは難しい商品になってしまうという事です。
日野自動車のエンジン不正も記憶に新しいですが、あれもNOx触媒でしたから根は同じです。
だから各社不正するか、リコール寸前でクレームに耐えるかになってるのが今のディーゼルです。


今回のロイターの記事を見るとメルセデスの不正は尿素水(AdBlue)です。


2015年に書いたブログを振り返ると、私はこんな事を書いてたんです。
尿素を積んでる車にしても、そもそも規制をクリアできているなら、インチキしてないハズで
排ガス浄化を最大に動かし続けると機器の故障なり不具合に繋がる可能性があるのでは?
もしくは尿素水の補充頻度が、年単位サイクルが実現できないとか。


予言者かw

というわけで、欧州車がエンジン車全廃でEVに!と声高に叫ぶ背景は、厳しい法規制によって、
エンジン搭載の自動車は、コスト的に商品として成り立たなくなってるという事ですね。

かと言って、EVもダンピング王の中国相手に、まともに商売して勝つのは無理w
人民を犠牲にした血税を中国の戦略商品には注ぎ込んでるわけで、価格で勝てるわけない。
EU、中国からの輸入EV巡る調査開始 関税導入の是非検討

良く聞くルール変更は欧州の得意技って言うけれど、環境規制の緩和はさすがに無理。
e-fuelは認めても、排ガスや社外騒音の規制は残った上で、という事になる。
エンジン真理教の信者は欧州が手の平を返したって喜ぶけど、そう簡単じゃないよ。
結局、いまのエンジンだって欧州は不正しなきゃ商売ベースに乗せられなかったんだから。

というわけで、欧州って詰んでますね。

ロイターの元記事は関連情報からどうぞ!
ブログ一覧 | VWゲート | 日記
Posted at 2023/09/18 09:36:13

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この記事へのコメント

2023年9月18日 19:14
使う消費者としては法律が値段にのしかかってくることしかわからないけど完全にEVだと不安だからハイブリッドが妥当かな(^◇^;)

つか普通に尿素水の様な結晶化しやすいもんが霧吹きでよく固まらないなと思う。
軽油も灯油やオイルに比べて触るとザラザラするし。

コメントへの返答
2023年9月18日 19:50
やっぱりバッテリーEVは航続可能距離が心配とか、充電は大丈夫なの?って不安を感じるのは普通ですよね。
そういう意味でも、走りは良い電動駆動で、ガソリン給油で航続可能距離が伸ばせるe-powerとかPHEVが安心できますよねー。

尿素水に関しても、そのU13の感覚が正しくて、噴霧すると固まるから動作をストップさせてるのかもしれないですねw
ちゃんと噴霧して無いプログラムがあるよってお叱りを受けてるようなので。
2023年9月18日 22:51
前言っていたら恐縮ですがU13は日産の頃のUDに居たのでボッシュのSCRフィルターとかモジュールとかプログラム書き換えとかPDFやEGRの清掃も作業してました。
設計の事はわからないけどいつもボッシュの馬鹿野郎と思ってたら、UDが作った4トンがもっと馬鹿野郎だったのであ、ボルボって凄いんやとか勝手に思ってました。最近のはしらんけど^_^
コメントへの返答
2023年9月21日 23:44
U13は大型のディーゼルと戯れていたんですね!全てのパーツが大きくて重いので大変そうですよねー。後処理のDPFやEGRって、ノーメンテじゃないし、いろいろ無理があるんだろうなって感じがしますね。
何だかんだ言って、ボッシュがディーゼルを支えてるのもあるから、販売台数も凄いので、しっかり開発に、お金を掛けられるんでしょうね。実際、VWやメルセデスのデフィートデバイスもボッシュ謹製みたいですしw
2023年9月20日 8:59
行きつく先は、『どうやってお金を懐に貯め込むか』って事ですかね?
EUの誰も、環境の保全なんてまともに考えて無くて、如何にお金を儲けて勝ち逃げ出来るか?トゥーンベリしかり、環境ビジネスの落ち着く所は、『最後はお金』ですね。

やっぱり、貴金属を極力使わない様に、非EVエンジンで触媒無くして直管で走るのが、結果一番幸せ?かもですねwww

え?違う????(汗)
コメントへの返答
2023年9月21日 23:49
自動車メーカーは懐に貯めるというよりも、環境対策に掛けるお金を不正でケチって、その分の予算を内装や走りの部分に振り分けるんでしょうねー。

触媒は貴金属の塊ってブログを書きましたが、その後にプリウスから触媒が盗まれまくったじゃないですかw
中古で取引価格が20万とかでしたからね。
そんな見た目で分からない環境対策は、不正すれば貴金属を使う量も減らせて、原価も下がるので、良いクルマが作れますねw

触媒も劣化しますし、買うと高いですから、普段はお部屋で温存して車検の時だけ使ってあげて下さいw

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何シテル?   04/06 15:32
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