89年11月。LA近郊の友人宅へ遊びに行くと、そこに綺麗な'83 280ZX turbo 2by2があったのです!
板金屋を営む親戚のクルマだそうで、既に10万マイル(約16万キロ)走破しているのにも拘らず、新たに黒くオールペイントされたボディが光り輝いていました

輸出仕様のL28ETはターボで武装され180hpを発揮し、発売当時はアメ車が排ガス規制により牙を抜かれていましたので激速のクルマだったのです。
本当は2by2のATではなく2シーターの5MTの方が良かったのですが、友人価格で超激安だったので譲り受けることにしました。
早速フリーウェイを走ってみて、Zがアメリカ人に愛される理由がよくわかりました。直進性が良くとても快適なのです。次に峠へ行ってみました。ステアリングレスポンスが悪く、フロントの接地感がまるで伝わってこない、挙動はゆったりとしているものの、すべてが大味なのです。これがアメリカ仕様のせいなのか、それとも既に16万キロ走ったクルマだからなのかはわかりませんが、鈍重なイメージでした。それでも当時はひたすらパワースライドで遊んでいました。クリップを過ぎたあたりからアクセルを踏み込むとブーストが一気に上がりリアがブレークするのが面白かったです。
友人の'83 TransAm (V8 5.0L LG4 165hp 4AT)と信号GPもやってみましたが、スタート直後はAT特有のターボラグでTransAMに先行を許しましたが、50mくらいで追いつき、その後は少しずつ引き離すような感じでした。
結局、このクルマは約1ヶ月で手放してしまいました。エアコンが壊れており修理代が予想以上にかかることも一因でしたが、なによりも一番の理由は峠で乗っても全然楽しくないので飽きちゃったのであります
その後も別の友人から'77 280Z(S30)を譲り受けようかなぁ?と思い、試乗したこともあるのですがL28が想像していたよりも鈍重で、S30なら日本で240ZGが欲しいなぁ・・・と。
その後もZは何度も購入を検討したことがあります。90年にZ32をR32GTRと比較したもののGTRの魅力には勝てず、、、Z33は発売当初にすぐ試乗しましたが初期型だったせいかあまりいい印象が無く、380RSの良さに気づいた時は既に完売

Z34はいまひとつ馴染めず・・・。
そんなわけでボクが所有した唯一のZがS130 280ZX turboだったわけです。
↓は当時印象に残ったCMです。ボクも小学生の頃はこんな感じで240ZGを眺めていました
Posted at 2010/09/26 22:31:03 | |
かつてのクルマ | 日記