
純正装着がPagid RS4/2(通称:青パジ)だったのですが、初期制動が強めで緩いブレーキングをした時に違和感があり好みではありませんでした。
ボクが好きなのはPorscheのように初期は剛性感があり踏み込んでいくと段々制動が立ち上がっていき奥でコントロールしやすいタイプなのです。
早速パッド選びを始め、候補となったのがFerodo DS1.11です。しかしながら納期の関係で断念し、代わりに選んだのがPagid RS19だったのです。
実は大井貴之センセイに相談したところ「Porscheのブレーキフィーリングが好きならば黄色のPagidだね!6年前に996cupでニュル24時間に出た時、国産パッドが最初の4時間でなくなっちゃって、交換したのがPAGID RS19だったけど残り時間無交換だったよ!それと、ニュルはハードブレーキよりも緩いブレーキを多用するコースだけど、RS19に嫌な感触はなかったよ!」とアドバイスされ決めた次第です。
PAGIDのF355challenge用品番は前後ともE1674。RS19は耐久レース用コンパウンドで素材はセラミック(RS4/2やRS4/4はノンアスベスト)。耐摩耗性はもちろんのこと耐フェード性に優れ、ローターにも優しいようです。
冷間時摩擦係数 0.40
@100度 0.43
@300度 0.47
最大摩擦係数 0.49@550度
常用温度 400~700度
最大許容温度 750度(スプリントのみ)
ちなみにお値段はアメリカとイギリス共に、現在の為替なら1セット3万円前後です
RS19の特性に初期制動の効きをやや強めたものがRS29です。某GTR有名ショップではR35GTRのサーキット用パッドとしてRS29を選択しているようです。
閑話休題。
パッドはイギリスのショップに発注し、せっかくですからローターも交換することにしました。
純正Bremboはまだ新品状態ですので、取り外してCRC556で磨いてから保管。
今回選んだのがRDDのスリットローター。こちらは海外ではなく、KSP Engineeringさんにお世話になりました
・・・で、装着後は、パッドとローターの慣らしとして、緩く長いブレーキングを30回くらいやりました。
最終的な焼入れはサーキットでやる予定ですが、現時点での印象は以下のとおりです。
■初期
初期制動はマイルド、どちらかといえば踏み始めはスポンジーな印象で徐々に制動が立ち上がってくるタイプ。
■中間
制動が立ち上がってからの中間域でのコントロール性は良好。扱いやすくヒールアンドトゥを決めやすい。
■奥
中間域から奥までのコントロール性も良好。ABS OFFでもロックぎりぎりのコントロールがやりやすい感じ。おそらくウェットも扱いやすいと思う。
■リリース
奥まで踏み込んで少しずつ戻していった時の違和感はなし。例えばストレートで奥まで減速し、少し戻しブレーキを残しながらコーナー進入する時も良さそう。
■RDDローターとの相性
現時点では良好。
・・・こんな感じなのですが、もうちょっとタッチに剛性感が欲しいので、ブレーキフルードを油圧剛性が高いAP Racing PRF660で試してみるつもりです。
それでも装着タイヤによって物足りなさを感じるようであればRS29かなぁと思ってます

Posted at 2009/09/02 19:56:21 | |
F355challenge | 日記