まずParisで数日間用事を済ませ、EurostarでLondonへ移動。
初めてこの地を訪れたのが1977年。Londonから2時間ほど離れた片田舎に数週間ほどホームステイしていたのですが、その家のオジサンが乗っていたのがFord Anglia。
正直申し上げてカッコ悪いなぁ・・・と思いましたが、極めて保守的な堅苦しいオジサンでしたのでそんなことは冗談でも言えませんでした・・・。でもインパクトが強いスタイリングでありました。
次にLondonを訪れたのが1990年。日本の実体経済は既にバブル末期ではありましたが相変わらず世の中は浮かれ、対照的にLondonの中心街やBond Streetは空室だらけで街全体がどことなく元気がない雰囲気。その時、13年ぶりのLondonで何故か気になってその姿を密かに探していたのがFord Anglia。しかしながら見かけることはありませんでした。
その次が2002年。サッチャー時代の長く厳しい経済政策がようやく功を奏し、イギリスは元気になっていました。ボクはすっかり綺麗になったBond Streetを歩きながらも、すでにAngliaのことは忘却の彼方へ・・・でありました。
そして今回。ふと気づけば前回から10年の月日が流れてしまいました。オリンピックの余韻を残しつつも、相変わらずLondonは魅力あふれる街でありました。60年代に名店が連なったJermyn StreetからBond Streetへと歩き、今回J先輩にご紹介頂いて滞在することとしたBrown's Hotelへ(ユーミンの「時のないホテル」というアルバムのジャケットが撮影されたホテルとしても知られており、ホテルそのものも6年前に全面改装され、部屋も快適ですしスタッフのサービスも最高であります)。
アフタヌーンティ発祥の地とされるこのホテルで、お紅茶なんぞを緊張しながら飲みつつ、次回イギリスへ来る時はきらびやかなwest endではなく片田舎を訪ねてみたい、そうすればAngliaをはじめとする旧車や保守的なクルマ好きに巡り合えるだろうなぁと思いを馳せたのでありました。
・・・というわけで歌詞は逆になってしまいますが、こちらの曲↓をどうぞ!
Posted at 2012/09/11 07:13:10 | |
気になるクルマ | 日記