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2012年12月29日 イイね!

991Cabriolet First Impression !

991Cabriolet  First Impression !まずはお祝いの電話、メール、そして「イイね!」と付けてくださった皆様に御礼申し上げます!

さて、早速3時間200㎞ほど走行してみましたので、第一印象からお話しさせて頂きます。



(1)街中をゆっくりと流している時の印象

■乗り心地について

あくまでも235/45R18 & 265/45R18に非PASMの組み合わせの家人号@981Boxsterと比較すると、PASMノーマルモードでも公道のちょっとだけ荒れた路面においても235/35R20 & 295/30R20というロープロファイルタイヤならではのゴツゴツ感を消しきれていない印象を受けました。この感覚を気にするか否かによって乗り心地の評価が分かれてくると思います。もしも気になってしょうがないのであれば19インチのCarreraを選ぶべきかもしれません。

ところで、19インチながら同じ30タイヤをリアに履くAMG C63 Performance Package(前期型)での経験からすれば、マンホールを乗り越えた時のようなダンパー内のピストンが高速で動く場合に、不快な突き上げがありそうなところですが、いなし方は上手いですね。おそらくPASMはリバンブ側(伸び側)の減衰設定がロープロファイルタイヤの弱点を巧みに補っているように見受けられます。

ですから街中でPASMスポーツモードにしても、路面のアンジュレーションには敏感になるものの、びっくりしちゃうような強烈な突き上げがあるわけではありません。

私見では街中での乗り心地は許容範囲です。

■視界について

幌がCloseの時は左ハンドルの場合、右斜め後方視界は良くないです。但し、981Boxsterと異なりシート真後ろにロールバーがありませんし、リアサイドウィンドも小さいながらも存在しますので絶望的ではありません。360Modenaよりは若干見やすいかもしれません。しかしながらCoupeと比較するとリアウィンドの面積が小さく、特に縦幅が狭いので、右への車線変更には注意が必要かと思われます。対策としてドアミラーをAutobahnやi-magicから出ているワイドタイプに変更し死角を減らすことでしょうか。ボク自身はi-magic製をオーダーしてありますが、納期2ヶ月とのことで、おそらく来年1月末頃に装着予定です。



またサーキット走行をされる方であればご理解いただけると思うのですが、シートポジションは出来る限り低いのが好みなのです。オプション装着したスポーツシート プラスを一番低くすると、前方向は確かにいい感じ!しかしながら斜め後方視界はより死角が出来やすくなってしまうので、公道走行ではシートポジションを下げ過ぎないようにすべきかな?とも感じました。

■スポーツシート プラスについて

結論から書いてしまうと、これはいいです!サーキットで真剣にタイムアタックするのにはホールド不足ですが、公道を快適に!サーキット走行をマイペースで楽しむ程度に!ということであればいいと思います。但しRECARO SR等のセミバケットタイプよりホールドは劣ります。



981Boxsterのノーマルシートとの比較になりますが、座面に肉厚があり、肩のサポートが街乗り時に邪魔にはならず良い塩梅。おそらく長距離ではスポーツシート プラスの方が個人的に疲れにくいように思いました。

■ブレーキについて

先代モデルよりも若干サーボアシストが強くなったかな?との印象を受けます。2013年にはアメリカを抜き、中国がPorscheにとって世界一の市場となるようですが、サーボアシストの変化は中国人顧客の嗜好を意識したのかな?とちょっと思ってしまいました。。。

■パワステ&ステアリングについて

車速で操舵時の重さが変化するパワステ プラスをオプション装着しませんでしたが、重さが一定の標準パワステの方が個人的には好きです。

操舵感とステアリング径との関係は意外にありまして、オプション装着したスポーツステアリングは欲を言えばもうちょっとだけ小さいと個人的好みにより近づくのですが、それでもなかなか良いです!

PDKをより楽しむ為にもパドルシフト付のスポーツステアリングは標準装着でいいように思ってしまいます。

■車両感覚について

走り始めて最初に向かった先が郵便局でした(笑) 車幅1810㎜ですから駐車場では全く問題なし!バックカメラはM.Benz純正ほど正確ではないですが目安にはなります。

前後左右の間隔は比較的すぐに慣れましたが、段差にはそれなりに気を遣う必要があります。

■操作性について

ほとんどスイッチ類は981Boxsterと共通です。ですから単純に製造原価を考えると981Boxsterの方がお得ではあります。。。

操作性は良好であり、ごちゃごちゃしていないので好感が持てます。

■居住性について

納車当日、担当氏を近くまで送っていくのに3名乗車しました。運転席にボク(身長180cm)、助手席に担当氏(身長177cm)、リアシートに家人(身長170cm)。幌closeでしたが、なんとか15分くらいのドライブをこなせました。エマージェンシー用とはいえリアシートの有難味をいきなり体験しました(笑)

運転していて、やはりリアに空間があるのは運転時間が長くなるほど楽ですね。981Boxsterでも1泊2日くらいの小旅行なら大丈夫だと思いますが、長旅ならばリアに空間をあった方が疲れにくいかもしれません。


(2)高速へ乗ってみた時の印象

■エンジン特性について

街中をノロノロと2000rpm以下で走行している限りでは、正直申し上げて2.7L+PDKの981Boxsterと比べて大きな差を感じません。それが2000rpmを超えてくると、やはり2.7Lと3.8Lの差を感じます。ナラシ中ですの3000rpm MAXに設定していますが、今後PDKを積極的にマニュアルシフトするなりスポーツプラスモードで上まで回しながら乗るようになれば、よりパワー&トルクの差を感じることでしょう。

■PDKについて

ナラシ中ですので基本的にDホールドで乗っています。どんどんシフトアップし、省燃費モードであることがよくわかります。

それだけでは面白くないのでちょっとだけパドルシフトしてみましたが、反応がいいですね!

ナラシを終えてから、電光石火のシフトを味わいたいと思います。

■足回りについて

いつものテストコースである第三京浜と横羽線での印象です。PASMノーマルモードでは路面継ぎ目のいなし方がそつなく、同乗者からのクレームは避けられるかと思います。PASMスポーツモードでは上述しましたように、路面のアンジュレーションが伝わってきます。しかしながら速度を上げていくと、不快感よりも快感で占められるようになっていきます。200~300Rくらいの高速コーナーが続く区間を駆け抜けていくのには気持ちよいセッティングだと思います。

但し、そうした高速コーナーでよりロールを抑えたい!出来る限り不安を感じることなくアクセルを踏みぬけたい!と望むのであれば、スポーツシャーシなりPDCCをオプション装着するべきかもしれません。個人的にはCabrioletということもありますが、今のセッティングに不満を感じません。

■ハンドリングについて

電動パワステの操舵感があまりにも一定すぎて路面からのフィードバックを感じにく面は否めません。しかしながらそれが悪いことなのか?といえば決してそうではなく、これがデフォルトであり、こういうものなのだ!と言われれば時間を要さず慣れてしまうように思います。

ところで、かつて993RSで体験したRRならではのハンドリングは影を潜め、フロントの接地感に歯痒さを感じなくなりました。もちろんナラシ段階ですので、今後踏んでいくと印象が変わるかもしれません。ただ言えることは996や997時代よりもPSMの制御が緻密になっているように思います。アンダー・オーバーが上手く抑えられていてよく曲がるなぁ~と感心していたら、実はPSMがいい仕事をしていて、リアのブレーキパッドが異様に減っていた・・・な~んてこともあるかもしれません!?

ナラシが完了したらPSM OFFで色々やってみます(笑)

■ボディ剛性について

ハッキリ書いてしまうと、Coupeより劣ります。Porscheならではの剛性感を求めるのであればCoupeを選ぶべきです。Cabrioletにスポーツシャーシがオプション設定されていない理由も納得できます。

だからといってユルユルなダメなクルマか?といえばそうではなく、オープンという箱を考えればかなり優秀!

例えば初めて乗った991がCabrioletであれば「やはりPorscheはボディがしっかりしているねぇ~」と感動されることと思いますが、最初にCoupeに乗ってしまうと違いがわかるという話です。

■ブレーキについて

高速から踏んでいくと宇宙一のブレーキに思わずウットリしちゃいます。制動の立ち上がりがリニアであり、奥でコントロールしやすいタイプ。欲を言えばもうちょっと剛性感があればと思いますので、そのうちパッドを換えてみたり、ブレーキフルードをお気に入りのAP Lockhead PRF660にしてみようかなと。

■燃費について

高速をゆったり流しているのであれば10km/Lは軽く超えます。やはりPDKの6速・7速がハイギアードであることと、コースティングもかなり燃費に貢献しているのでしょう。



■オープンについて

高速で流れに乗っている速度であれば風の巻き込みも少なく空調も良く効き実に快適!特にウィンドディフレクターの効果は絶大で試しに引っ込めてみました(幌は走行50㎞まで作動可ですが、ウィンドディフレクターは速度に関係なく作動するみたいです)。すると風の巻き込みが首元から耳周辺で激しくなります。



余談ですが、クルマ趣味の大先輩方から「冬こそオープンだよ!」「オープンこそお洒落して乗らなきゃね!」とお言葉を頂き、張り切って一張羅を着こんだら、ビバンダムみたいになっちゃいましたので、オープン時の着こなしも課題であります。。。





・・・以上感じたことを一気にお話しさせて頂きました。

今後より長所短所が見えてくると思いますので、追ってお話しするつもりです!




・・・さてF355challengeのステアリングを握っている時は闘魂みなぎりROCKな気分になりますが、991CabrioletはちょっとHな感じかなぁ~と選曲してみたのがこちら↓です(笑)

Posted at 2012/12/29 13:40:44 | コメント(3) | 991Cabriolet | 日記

プロフィール

国産・輸入車を問わず運転して楽しいクルマが好きです 2001年から大井貴之選手にそれまでの自己流の滅茶苦茶なドライビングを修正して頂こうと基礎から習い始...
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