
巡業の準備をせねばとスーツケースに着替えのパンツを詰めていたら、YANASEの担当氏より入電。
「・・・SLS AMG GTのデモカーが届いたので試乗されませんか?」と!
え~ ウソ~ ホントー!と30年前くらいの女子高生よろしくミーハーに喜んでみました(笑)
思い起こせばSLSは発表直後にブリッピングさせて頂いたことはありますが、
運転するのは今回が初体験。
C63に搭載されるM156ユニットをさらに研ぎ澄ましたGT用M159ユニットはパワーとトルクそれぞれ591ps/6800rpm 66.3kg・m/4750rpmを発揮。
「一番高いSLSを頼む!」というお客様にはBlack Seriesが用意されており、こちらは631ps/7400rpm 64.8㎏・m/5500rpmと高回転寄りのセッティング。車重も160㎏ほど軽量化されています。ちなみにお値段は3250万円也。。。
今回試乗させて頂くGTも車両本体価格2650万円也でありますから慎重にスタート。
エンジン始動時の咆哮にテンションが上がり、低速域から踏み込んでいくと、大排気量&大トルクならではの怒涛の加速!感覚的にC63の5割増しくらいの加速感。
ブレーキはオプション140万円也のカーボンセラミックブレーキを装着していることもあり、初期制動が強めでカックンブレーキになりやすいものの、ある程度の速度域からは実に頼もしい制動力!
ハンドリングを十分に検証できるような状況ではありませんでしたが、M.Benzにしては中立付近がクイックなステアリング設定。
乗り心地はダンパーを「Sport」にすると991のPASMでいうところの「Normal」と同じような感覚ですが、「Sport +」にするとフラット路面では問題ないものの例えばマンホールを踏んだ時の突き上げ感は結構ありました。思わずC63 Performance Package 前期型の感触を思い出しちゃいました。
DCTをパドルシフトするとそれなりに素早くシフトチェンジしますが、991のPDKに慣れた身としてはもう少し洗練されたら・・・と。
車両感覚はロングノーズであることを頭に入れておけば意外に乗りやすく、車幅1940㎜をそれほど意識することなく商店街へも入っていけました。
室内はエアコン操作パネルやパワーウィンドのスイッチ等がCクラスと共通であることに目を瞑ればセンス良くまとまっていました。
しかしながらヘッドクリアランスが身長180cmのボクで拳を縦に1個程度。やや圧迫感がありました。
助手席に同乗した家人(身長170㎝)はガルウィングの開閉を辛うじて出来ましたが、小柄な女性だと無理かもしれません。
今回の試乗車は乗り出し3000万円前後だそうですが、ガルウィングと唯一無二のM159ユニットに大いなる魅力を感じられるのであればいいと思います。
ただ周囲の視線を強烈に感じましたので、人目をはばかる不倫旅行用ではないことは確かです(笑)
・・・不倫といえばこちらの曲↓を聴いちゃいましょうか!
Posted at 2013/09/21 23:41:36 | |
気になるクルマ | 日記