
雑事に追われる今日この頃でありますが、日曜にちょっとだけF355challengeを動かしてみました。
走行前に空気圧を冷間前後2.2にセットし、ホイールナットを11キロで増し締めしてから出発!
40分ほどいつものテストコースをテキトーに流し、絶好調であることを確認してから帰還。
閑話休題。
ある方からF355のオイルに関しご質問がありましたので僭越ながら私見をお話させて頂きます。
■エンジンオイル
これまでMotul 300V Chrono 10W40を主に、時々Competition 15W50を入れてきました。Motulは油膜保持と油圧維持に優れており、エンジンを保護する意味での選択。それと極端な価格設定ではないのも気に入っている点。
これから3月あたりまでは例えばFSWを40分連続周回しても油温はMAX110℃くらいですから、もしかしたら純正指定の5W40でも大丈夫かもしれないのですが、やはり万が一を考え10W40以上の粘度を選んでしまいます。
例えば公道走行のみであり、油温&油圧に問題が無く、エンジン内部磨耗等により白煙が出るような症状が無ければ純正指定粘度の5W40でいいと思います。純正指定のShell Helix Ultraはもちろん無難でリーズナブルでありますが、個人的にはMotul Power 5W40を選ぶでしょう。
余談ですが、新しいクルマのようにエンジン工作精度が高く、低粘度オイル使用を前提に設計されているのであればホントは0W40とか試してみたいところではあります。10年くらい前の0W40は入れた直後の「おおー!軽く回る!素晴らしい!!」といった幸せな時間は短く劣化が早かったのですが、最近の低粘度オイルは油圧低下しにくく性能向上が著しいようですしね。
ある海外サイトを覗いてみたところアメリカ人のオジサンが、「・・・F355に純正指定より粘度の低いオイルを入れてサーキット走行してみたところ、油圧を維持したまま油温が下がった!粘度が低いということはオイルの流れがスムースになるわけだから油温が下がって当然だ!」との持論を展開されていましたが、個人的にはやはり万が一を考えると怖く、F355に低粘度オイルを入れるのは躊躇してしまいます。
だからといってエンジンクリアランスが広く、オイルシール等への攻撃を懸念し、鉱物油や部分合成を選ばなければいけないような旧車でもありませんので、100%化学合成オイルが性能面でも安心です。油温が100℃を超えても粘度を保つためベースオイルに加えられている添加物が最も壊れにくいのが100%化学合成なのです。
■ミッションオイル
Motul Gear300 75W90を入れています。'98 challengeはミッションオイルクーラーが装着されていることもありますが、純正指定より高い粘度は入れていません。それは公道でも乗りますので温まりにくい硬いオイルを好まないこともあります。ただ今のような気合と根性ゼロでゆるーくテキトーなサーキット走行ではなく、真剣にタイムアタックするのであればGear Competition 75W140を入れるでしょう。
普段高い粘度のミッションオイルを入れない代わりに気を付けている点は、交換頻度を多くすることです。ボクの場合はエンジンオイル交換と同時にミッションオイルも交換してしまいますが、公道走行のみであってもエンジンオイル交換2回につきミッションオイル1回の割合で交換すれば安心かと思われます。F355のミッションオイルは油温がかなり上昇するでしょうから。。。
ちなみにオイル交換のサイクルは走行3000㎞または半年ですが、もしもその間にサーキット走行を2時間以上した場合は予定を繰り上げ交換してしまいます。
あっそれと添加剤の類はエンジンオイル・ミッションオイル共に一切入れません。中には効果があるものも存在するのかもしれませんが、それよりも常にオイルの「鮮度」を心掛けています。
以上、ご参考まで!
・・・新しいMotulを入れた時の甘い香りを思い浮かべながらこちらの曲↓を聴いちゃいましょうか!
Posted at 2013/11/06 12:06:57 | |
F355challenge | 日記