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イイね!
2013年07月20日

RX-7 グループB in Japan

RX-7 グループB in Japan マツダのグループBカーといえばRX-7ですね。既にモデル末期を迎えつつあった初代RX-7(SA22C)の時代の話です。 
当然エンジンはロータリーですが、このグループBカーは、当時SA22Cが搭載していた12Aではなく、排気量の大きい13Bを搭載していました。グループBの最低生産台数は200台。なので13B搭載のホモロゲーション用モデルを特別に市販したのかと思えば、さにあらず。元々、輸出モデルとして13B搭載モデルが存在しておりそれをそのままホモロゲートしたようです。つまり残念ながらグループBホモロゲーションの為のスペシャルな市販モデルは存在していません。
スペシャルなモデルを仕立てなくとも、そこは流石のロータリーエンジン。グループB仕様のスペックは300psと、同じNAエンジンである当時のライバル NISSAN240RSやOPELマンタ以上のパワーを発揮していました。ただし、プライベーターにも広く乗られていたライバルに比べれば、RX-7はほぼワークスカーのみの参戦とマイナーな存在でしたが。(WRCでのベストリザルトは、アクロポリスラリーでの3位。)



このようにマイナーであったRX-7 Gr.Bですが、実は国内競技にも参戦していたのです。ただしラリーではなく、ダートトライアル。そう、以前国内のダートラに参戦していたプジョー205T16を紹介しましたが、そのドライバー兼オーナーの鶴一郎選手がプジョーの前に乗っていたクルマこそ、RX-7 GrBだったのです。
ただし、このRX-7はプジョーのようにワークスラリーカーを持ってきてダートラ仕様に仕立てたクルマではなく、鶴選手のオーダーによりマツダスピードにより1から仕立てられたクルマでした。ただしモノコックとオバフェン、スポイラーといったカーボン製の外装パーツはヨーロッパから取り寄せたとのことなので、恐らくワークスラリーカーは国内ではなく、ヨーロッパのワークスラリーチームで作られていたと思われます。
エンジンは13Bのペリフェラルポート仕様。このエンジンはグラチャンを始めレースではメジャーなエンジンだったので、マツダスピードにとってはお手の物だったでしょう。



  国内ダートラ競技ではプジョーは改造無制限クラスであるDクラスでのエントリーでしたが、このRX-7は市販車改造クラスであるC-Ⅱクラスでのエントリーでした。ライバル車は、AE86。さらに翌年からはファミリア4WDが台頭。恐らくこのクラスでダントツにお金の掛っていたクルマだったと思いますが、トップコンテンダーではあったものの残念ながらチャンピオンカーとは成り得ませんでした。しかし、甲高いロータリーサウンドでダートを疾走する姿はカッコ良かったですね。


  鶴選手がプジョーに乗り換えた後は、RX-7は別の選手のもとへ。その後はジムカーナにも参戦していたのを当時のプレイドライブ誌でチラッと見たような気もします。
  数年前、ネットで現在のこのクルマの姿を発見。屋外保管でそれなりにやれてはいますが、まだ原型を留めており復活させることも十分可能なように見受けられます。ただ今時、このクルマにそれなりの金額を掛けて復活させる程の好き者(かつお金持ち?)は中々いないのでしょうね。もし僕に新車のフェラーリを買えるくらいの余裕が有ったのなら、むしろこのクルマを復活させて走らせる方を選ぶでしょうね。(いや、だったら308GTBのGr4仕様を作っちゃうかな?)




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Posted at 2013/07/20 12:44:57

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この記事へのコメント

2013年9月2日 9:12
初めまして。

懐かしい映像ですね~ ダートラ界のブルジョア鶴一郎さんが財力にものを言わせて作った車ですよね、タイヤもブリヂストンの特注と当時の雑誌に書いていらっしゃいましたよね、この車は九州の方が購入されまして地元のダートラシリーズを走っていました。
有り余るパワーに最初は乗りこなせていなかった事を思い出します。

私も好きな車で、あの甲高いロータリーサウンドはFerrariサウンドにも匹敵すると思います。
コメントへの返答
2013年9月2日 20:22
どうもはじめまして
九州でのその後をご存知なんですね。凄い。
当時、テレビ東京のDo sportsという番組で時々ダートラが取り上げられることがあり、鶴選手もちょくちょく登場していました。
地上波でダートラとは今では有り得ない・・・・
2014年7月7日 14:37
鶴一郎選手のSAほぼ毎日見てますよ。
走ってる資料みれて感激です!僕も探してました!
コメントへの返答
2014年7月7日 22:42
毎日ですか!
ということはこのクルマはまだ九州に?
何方かに復活させて欲しいですね。
2014年7月8日 4:22
まだ有りますよ。でも売り切れず捨てきれず土に帰るのを待ってる感じでした。当時の話とかよく聞かされてて走ってる動画とか探してました。13Bのペリのエンジンはマツダスピードの物が一番らしく、色んなとこで作らせたけどダメだったようです。
コメントへの返答
2014年7月8日 22:36
ということはもうオリジナルエンジンは載っていないんですね。やはりエンジンは別売却だったのですかね。
少々残念。
2014年7月9日 11:25
エンジン単体で500万するらしく、雨○や他のとこに作ってもらったらしいのですが、13Bペリのノウハウが無いのか、ジムカーナの一分半でブローしたりして、もたなかったそうです。ブローが続いて降りられたそうです。
コメントへの返答
2014年7月9日 23:24
500万円!!それはビックリです。
ロータリーって結構レースとかにも使われていてポピュラーなエンジンなのでリーズナブルなエンジンかと思っていました。
ジムカーナでこの値段はきつい。
2014年7月10日 7:30
あくまでマツダスピード製のエンジンの価格らしいですよ。
他のとこのはひとふみで壊れたものもあり、一番丈夫だったのはマツダスピード製とのことでした
コメントへの返答
2014年7月10日 21:23
やはりワークスは、性能もそしてお値段も違うのですね。ロータリーも奥が深そうです。
しかし、そんなワークスに新車オーダーしてしまう鶴選手のお金持ち度も凄いです。
今は、何しているのか?
案外、ガレージにまだプジョー205が眠っていたりするかも?

プロフィール

「湾岸BASE 20:45」
何シテル?   09/14 20:49
ルノー5ターボ→インターメカニカ356を経て、 2022年12月ジュリアクーペに乗り換えました。 今度はこれで全開走行していきます!!
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