
コルサディマッキナから1週間が経ちました。当日は、クルマのメンテや、スタートライン前の長い待ち時間、アクシデントによるスケジュール変更など何かと慌ただしく結構な疲労感でしたが、こうして数日経ってみるとヒルクライムという非日常体験の余韻がまだ頭の中を占領しており楽しい体験だったと思います。
自分の走行については前回のブログで報告の通りマイナートラブルで不発に終わりましたが、それでも幸い全開で走れたセクションもあったので山を全開走行する楽しみは堪能できました。
今回もGPS LOGを取っていたので簡単にチェックしてみました。タラレバタイムも出てきますがそれを言ってもしょうが無いので、それ以外の気づいた点をランダムにいくつか。
1) スタートは大事!!
今回、SS1の大失敗スタートとSS2の上手くいったスタートで約2秒もの差がつきました。(GPSではゼロスタートはきちんと測定できないので推定も混みで)
2)やはり本番はタイムが伸びる!?
今回の試走は2本(初日の夕方1本、当日のAMに1本)。今回のコースを走るのは全くはじめてだったのですが、過去の参加車の車載をYoutubeで何度も見て予習。次にどんなコーナーが来るかはほぼ頭に入れてのぞみました!!という訳で、試走とは言っても正直、最初から全開走行しました。(したつもりでした)
特に初日の試走は、今回唯一ノントラブルで大きなミズも無く走り切ったのですが、LOGを確認すると全般的に圧倒的にタイムが遅い!!路面温度が低かった等もあるかもしれませんが、やはり実際に走行してコースを経験する効果はとても大きいのだと思います。
(ただし、走っていてその差の実感がなぜか無かった・・・)
3)しかし、SS1とSS2ではSS1の方が速かった!?
と言いつつも本番の2本を比べると、スタートとトラブルの出たセクションを除くとSS1の方が速かった。この差がどこで出たかはきちんと分析できていませんが、SS2の方が突っ込み過ぎていたのかな?立ち上がり重視は、サーキット走行でも鉄則ですが、特に登りのきついヒルクライムでは大きな差となります。ましてやターボラグの大きなサンクターボでは尚更です。ちなみにサンクターボの場合、タイトなコーナーでは2速で行ってターボバンドを外すリスクを考えると減速となっても1速に落として確実に立ち上がる方が無難と思います。他のクルマの車載をみてもあそこまで1速に入れてるクルマは少ないようですが。
4) 最高速は129km/hに留まる
今回のコースはパイスピードコースだったのですが、最高速だけをみると前回9月に走ったヒルクライムコースで記録した134km/hより低かったことになります。(ストレート終盤に設定されたシケインの影響も有りますが)
速いクルマだと160km/hは出ると聞いていましたが残念ながらサンクターボは速いクルマのお仲間には入れなかった様です。(笑)
ところで、自分のタイムを別にしてもどんなクルマがどれくらいのタイムで走っているかは興味深いところですよね。しかしコルサディマッキナのResultは何故かwebとかで余りオープンになっていません。個人名の記載があるからですかね?
ということで、総合順位表をドライバー名抜きでアップさせていただきます。当日のクラス別の結果表をコピペ&ソートして自作したもので大会が公式に発表しているものではないので悪しからず。
Resultをもとに勝手ながら個人的に表彰させていただくと、
<やっぱり上手い!!賞>
No.096 メガーヌRS!!デルタやポルシェを抑えてのこのタイムは凄い!
<こんなに速いの!?賞>
No.077 アルピーヌA110!! 見かけはオリジナル度の高いヒストリックカーなのにこのタイムで走るとは!(エンジンは1.8Lにチューンされているみたいですが)
<カッコ良くてしかも速い!!賞>
No.025 フィアットX1/9!! ABARTHカラーのこのクルマカッコイイですよね。しかも走っても速い!
その他写真におさめたクルマをいくつかご紹介。
おっ!チューンド箱スカ!
ゲッ!!本物だ!!
アルフェッタ軍団!!今回のクルマはみな4シリンダーかな?アルフェッタGTといえばGrAレースで速かったV6モデルが有名ですがサンクターボマニアにとっては、マキシが優勝した1985年のツールドコルスで、コルススペシャリストのルーベがこのクルマで5位入賞していたことが思い出されます。
僕の大好きなSZ。サーキットは走らずにスポーツカーするならこんなクルマもいいな。SOHCのアルファV6は官能的!!実は以前、同じ3L V6の164クアドリフォリオに乗っていたのです。
ラリーカー風の308!!サンクターボマニアにとっては、ラニョッティがサンクターボでのWRC2勝目をあげた1982年のツールドコルスで、J.Cアンドリューが乗って2位に入った308GTB Gr4が思い出されます。
僕もこんなクルマで全開走行してみたいです!!
こちらのポルシェターボ。いたってノーマルなのですが、逆にこれで競技に参加されているのが新鮮。僕もポルシェターボに乗れるのならホイールも含め外観フルノーマルで中身サーキット仕様に仕上げてみたいです。因みにこちらのおクルマは只今、OHエンジンを待っている状態で、今回はNAエンジンを搭載してきたとのこと。4速ミッションにNAエンジンは辛いそうです。
こちらのバッチリグリーンにコーディネートは前回もとても速かった‘74カレラ。レーシングカーのようなサウンドも凄い。排気系だけでエンジンはそんなにいじっていないとの噂を聞きましたが、とすると2.7Lでメカポンのままということか?
131アバルト!!コンペ仕様は見慣れているので逆にロードバージョンに惹かれたりします。
こちらは自動車ジャーナリストの吉田匠さん。自身の356で今回も参加されていました。CGに在籍されていた頃からのフアンです。
以上長文となりましたがこれでコルサディマッキナの報告を終わらせていただきます。
Posted at 2015/11/29 13:44:42 | |
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