
今週末は先週のサーキット走行時に発生した不具合箇所のいくつかの対策を実施しました。
まずは、サーキット走行に起因するものではないのですが実は走行後のパドックでエンジンフードが開かない不具合が発生したのでその対策を。(当日は何度かトライしたら運よく開いたのでそのままロックせずに帰宅)
エンジンフードのロック機構は運転席ドアの後方にワイヤレバーがあり引くとエンジンルーム内のフードロックが外れる単純な仕組みです。
以前からもし開かないトラブルが発生したら厄介だなと心配していたので今回トラブった時は少々青くなりました。
通常の車であればジャッキアップして地面側からロック部になんとかアクセスできるのでしょうが写真をご覧の通り356のエンジンルームはエンジンルームフロアーは完全に塞がれており外部からのアクセスが不可能なのです。
不具合原因としてまず頭に浮かんだのはワイヤー周りだったのですが今回そこには異常は無く、原因はフードのダンパースプリングの劣化でした。
従来はワイヤーを引いてロックを外すとダンパースプリングの反力でフードがカチャリと若干浮いて開く状態になっていたものが、いよいよスプリング力がさらに弱くなりフードをちょっとだけ浮かせる力も無くなっていたのが原因でした。(なので恐らくワイヤーを引いたままの状態で別の人にフードを持ち上げてもらえば開く状態であったと推定されます)
そもそもこのダンパーはロックを外せばエンジンフードを開いた状態で保持する為の機構なのですが僕の356は購入時よりこのダンパーがへたっており開いた状態で保持できない状態でした。(ヒンジ部にドライバーを差し込んでストッパー代わりにしていました)
実は昨年の5月に一度ダンパー交換を試みたのですがこの時は入手したダンパーの反力が強すぎて閉じた状態でもフードが浮き上がり気味になってしまい失敗。
その後放置していましたが今回の機に再度ダンパー交換を試みることにしました。
問題はただ一つ。適合するダンパースプリングを見つけることです。
インターメカニカ純正はTOKICOの型式Y2512という部品なのですが既に現在入手困難。
よって他の車種用の中から適合するものを見つけるしかありません。
取付けジョイント部の仕様はほぼ規格統一されているので心配なし。問題は長さ寸法とストローク、そして反力の仕様が適合することです。(前回は後者の仕様がアンマッチで失敗)
で今回ヤフオクで新品を1000円(送料入れても2000円以下)で落札したのが以下の部品です。もしインターメカニカーオーナーさんで探している方がいれば参考に。
メーカー:MEYLE
品名:BMWトランクゲートダンパー
適合車種:
【3シリーズ】■E36(1990-1999)
316i
318i
318is
318tds
320i
323i 2.5
325i
325td
325tds
328i
M3 3.2
仕様:長さ295mm、強度480N
恐らくこれ以外にも適合するものはまだ色々あると思います。上記の長さと強度を参考にしてください。
落札後すぐに商品が到着。交換作業はジャッキアップして下側から手を伸ばしての作業が必要なので少々面倒です。
上がオリジナル。下が今回入手品。
で、交換の結果は下の通り、ビンビンです!!(笑)
今回はフードの浮きもなく成功。
でも今回も“もしワイヤーがトラブったら開かない“の対策はできていないのでこれはまた次回の課題です。(エンジンルーム下側のカバーに穴を開けてアクセス経路を確保しておくかもう1式別ルートのワイヤーを引いておくとかの手しかなさそう)
次に、コース上で牽引のお世話になってしまった原因となったバッテリーの固定が無かった問題ですがこちらは簡単に解決。
実はバッテリー固定用のブラケットが存在していたことが判明。
この底にある小さな突起物。ジャッキアップして車両の下側から覗いてみるとなんとこれが固定用のブラケットでした。早速固定してみると、完璧とは言えませんがまずまずOK。
ガソリンキャップからのガソリン漏れはコルクパッキンを交換となるのでしょうがこれは2年位前に一度交換済。まあ高いものではないので都度交換ですかね。取り敢えず手持ちのストックが無いので取り敢えず以前の古いパッキンを裏に重ねることでキツク締まるようにしておきます。
シート位置をもっと前に出したい件は、シート取り付け穴のガタ分でできるだけ寄せたこととシートに干渉するサイドブレーキの取り付け部にちょっと手を入れました。
根元にあったヒーターコック用のレバーを撤去してレバーとスペーサーの厚み分4mmくらいを寄せることができました。(これで純正のヒーターとは完全に決別です。いずれマフラー交換する際にヒートエクスチェンジャーも撤去する予定)
取り敢えず暫定策としてはこれでOKかな?
なお恒久的にはサイドブレーキの位置をもっと手元に動かす構想です。(いつになるかは分かりませんが)
そして最大の課題のロール時の油圧低下の対策ですが流石にこちらは簡単ではありません。
空冷VWエンジンにはオイルパンと言う部品は存在せずエンジンブロッグそのものがオイルサンプとなっています。チューニングエンジンではブロックの下にさらに追加のオイルサンプをボルトオンで取り付けてオイル容量のアップをするのがポピューラーなようです。
その際にオイルポンプの吸い込み口も追加サンプに合わせパイプを延長することでロール時の油圧低下の対策にもなります。
でも最低地上高が(薄いタイプでも)5cmほど低くなってしまうのがネック。サーキットなら問題ありませんがヒルクライムだと心配・・・・
取り敢えず次回は油量をMaxレベルにして走るようにします。(先週は中央レベルでした)
こちらがVWビートルに追加のオイルサンプを付けた状態(ネットから拝借した画像です)
サーキット走行後のタイヤの状態はこんな感じ。(左リヤ)
このタイヤ既に2年使用。その間TC1000を3回にジムカーナ練習を2回ほど走っていますが山の方はまだまだ十分。ただし外側のショルダー部が内側に比べると丸く減っているのが観察できます。
ハイグリップタイヤと違い財布に優しくて嬉しいです。
そして本日は職場の後輩君が大黒PAに行ってみたいとのことで私も出動。
真夏の奥多摩ツーリング一緒だったウーズレーホーネット。
オバフェン装着とさらに進化をしています!!
天気も良かったのでPA内は色々なクルマで賑わっていました。
でも度々「近隣から騒音の苦情が来ております」の場内アナウンスがあったのは気になりました。(バイクの集団の出入りが多かったせいか?)変な規制とかがはじまらなければ良いのですが。
