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kim5tのブログ一覧

2024年07月21日 イイね!

あの鶴選手のプジョー205T16が現存していた!!

あの鶴選手のプジョー205T16が現存していた!!このみんカラにブログをアップしはじめたのは2011年頃、かれこれ13年以上になりますか。たまに古いブログを読み返していると既にすっかり忘れていたことなどが書いてあったりして、そう言えばそんなことがあったなと忘れていた記憶を蘇らせたりすることも結構あります(笑)

みんカラのPVレポートでは、過去の自分のブログの通算PV数ランキングを見ることができますがその中で歴代4位のPV数を誇っているのが2013年にアップした、1987年当時国内ダートトライアル選手権を走った鶴一郎選手のプジョー205T16についてのブログです。

ブログの文末では「このプジョーはその後どうなったのか???表舞台に出てこないところを見ると海外に行ってしまったのでしょうかね。」と締めていましたがあれから11年。
なんとあのプジョーが国内に!しかも動態保存されていることが確認されました!!

その情報源は、タジマモーターコーポレーションレジェンドカー事業部のX(旧ツイッター)の6月のアップです。
今回初めて知りましたが、タジマモーターコーポレーションとは嘗てのダートトライアルチャンピオンで、その後、パイクスピークヒルクライムで総合優勝を含む大活躍をしたモンスター田嶋選手の自動車関連事業を担う会社です。
田嶋選手はいまやあのGoproの輸入代理店事業をはじめ自動車関連以外にも手広く事業を展開するビジネスマンです。(最近、傘下のリゾート関連事業会社の廃棄物違法投棄問題で逮捕されてしまうという衝撃のニュースが飛び込んできましたが結局無実が認められたようです)
そんな田嶋選手の会社の中に、レジェンドカー事業部を立ち上げ過去のエンジンのリビルト、チューニングを手掛けているようなのですが、その活動の一環で過去のクルマを動態保存することをやっており、田嶋選手が駆った過去のクルマ達が揃っているようです。(田嶋選手の個人コレクションの管理事業なのかな?という感じ)
そんなコレクションの中の1台にあの鶴一郎選手のプジョー205T16が含まれていることが今回公開されたわけです。
それがこちらのX。



でも鶴選手と田嶋選手は当時ライバル関係だったのでは?
と思われるかもしれませんが実は鶴選手のダートラプジョーの活動後半には田嶋選手も深く関わっており、当初より不調に悩んでいたプジョーのワークスエンジンについに見切りをつけ、なんとスズキ製のエンジンに換装されていたのです。当時田嶋選手は既にスズキの4輪モータースポーツのワークス活動を担っておりその関係からのススキ製エンジンの採用だったのは明白です。
スズキ製エンジン時代の鶴プジョーの姿がこちら。
(ネット上にも余り情報が無く、この小さな写真は以前みつけた数少ない写真の1つ)


しかし、当時(今もか)スズキの4輪車エンジンは小排気量ばかりでスポーツエンジンと言えば軽を除けばカルタスの1300ccDOHCくらい。当時は、てっきりこのエンジンにターボを追加したエンジンだと思っていましたが、今回のXによると腰下はもう少々排気量の大きい(と言っても1600ccだったか?)エスクードのものを使用しヘッドのみカルタスのDOHCを使ったものだったようです。
Xではこのエンジンが調子よくブリッピングしている動画もアップされています。


いや~しかしこのクルマが現存していたとは嬉しいですね
ダートラやジムカーナの車両ってマイナー競技ですし、一線を退いたクルマはセカンドオーナー、サードオーナーの手を経て解体廃却となるパターンが多いです。
まあワークスプジョーが解体されることは有り得ないですがてっきり海外に戻ってしまったものと思っていました。
このプジョーが現存、しかも動態保存されていたのは田嶋選手のお陰でしょう。
今後は、田嶋コレクションの一般公開に期待したいところです。
(でも田嶋選手の手元にある限り、スズキ製→プジョー製にエンジンが戻されることは無さそうですね。経緯からすると元のプジョーエンジンもきっと残されているのではと推測しますが)


こちら関東は梅雨も明け連日暑いです。
余りに暑いので今週末はジュリアにはまったく触れず。
でも次の7/27(土)は、TC1000のスポーツ走行に行こうと思っています。
ニュータイヤのシバタイヤTW300(ただし後輪のみ(笑))の感触を確かめに。
早朝出発しAMのみで2,3本走行。渋滞前の常磐&湾岸を高速クルーズして逃げ切る作戦です。
Posted at 2024/07/21 15:35:09 | コメント(5) | トラックバック(0) | その他の車 | 日記
2024年07月15日 イイね!

ゴッティ!!!

ゴッティ!!!先日、新たに投入したホイール。以前から2セット目のホイールとして狙っていたものなのですが、なんと2月に訪れたノスタルジック2DaysのRSワタナベのブースで40%offのイベントキャンペーンをしているのを発見!!すかさずオーダーしてしまった次第。
受注生産品ということで待つこと数か月。4月に到着しました。
ゴッティー4本スポークです!!



世間一般的にはそれほどポピュラーなホイールではないのですが70年代初頭の日産ワークスが240ZGのレースカーに履かせていたのが知る人ぞ知るこのホイールです。


以前持っていたミニカーにもこのホイールが!


自分のジュリアはGTAm仕様であり、よって通常の選択肢としてはGTAmレプリカホイールの一択。自分も当初はそう考えていました。



でも考えれば考えるほど妄想してしまうのが悪い癖でして・・・
結局王道は外す方向に(笑)
このホイールを履いているジュリアは過去から現在までまだ見たことも無く、つまりアルファロメオには何の所縁も無いホイールなのですが 単に個人的に好きなので選びました。
本来はガンメタ色を選ぶのが基本のこのホイールですが、からし色のジュリアにはこちらの方が似合う気がしてシルバーを選択。
材質はマグではなくアルミを選びました。マグとは違い車検対応となるので。
でも実際に持ち上げてみるとやはりマグに比べるとかなり重いですね。
サイズは15インチ7.5J。元の8スポークは8Jなのですが、ゴッティの8Jと7.5Jではオフセット寸法の設定がかなり離れており8Jを選んでしまうとひょっとしたらタイヤが外に出過ぎるリスクがあったので安全策で7.5Jを選びました。(ホイールスペーサーまで変える前提なら8Jでも十分行けます)装着するタイヤは225/50で適正サイズは7Jですからまあ7.5Jでも十分ですね。
もっとも8Jであればさらに深リムとなるので見栄え的にはさらにカッコ良くなることは間違いなしなのですが。

本日の午前中、横浜方面は陽が差すくらいの天気だったのでちょっとだけ試走&ゴッティの写真撮影の為に大黒PAまで。
クルマの方は再び絶好調!!
大変暑い最中ですが今月中に新タイヤの試走にTC1000かTC2000に行っておきたいな~

Posted at 2024/07/15 13:22:10 | コメント(2) | トラックバック(0) | メンテ&チューン | クルマ
2024年07月13日 イイね!

次のタイヤはシバタイヤTW300!

次のタイヤはシバタイヤTW300!筑波ジムカーナ場練習でパンクに見舞われ撃沈してから2週間。本日タイヤ交換してきました。
今のタイヤは3月に交換したばかりでまだまだこれからだったのですが流石にパンクした1本のみの交換では左右バランスが変わってしまうので2本を交換することに。
さて問題はタイヤの銘柄をどうするか?
まあ4本交換ではなく2本交換でなので再び元のシバタイヤTW280にするのが通常ではあるのですが、ここで悪だくみが思い浮かぶ。
リヤをTW300にしてみるか?
前後別名柄は邪道ではありますが2本だけ交換というまたとない機会だし、転んでもただでは起きない!と言うことで(笑)
因みにTW300とはその名の通りTW280よりもグリップは低くしかしさらに安いというタイヤです。公式サイトには「安いシバタイヤがほしい!という方は、300を使ってくださいませ!」とあります(笑) またそれ故、ドリフト走行のリヤ用という使われ方もしているようです。
リヤのグリップを落とすとジュリアの挙動がどうなるか試しておくのも面白そうです。まあタイムはさらに落ちる方向なのですが。

さらにこの機会にホイールも新ホイールに切り替えることにしました。
街乗り+練習用は、新たに購入してあったワタナベのアルミに。
実戦?用は、元のワタナベマグに。
が元々の構想だったので。

朝一でクルマからタイヤ4本を外し、新ホイールとともにいつものタイヤ屋さんへ持ち込み交換です。


これがタイヤから摘出した犯人。
ドラシャのベアリングケースの破片です。ぐっさり深く刺さっていました。


新タイヤ+ホイールはこちら。
同じワタナベの8スポークではつまらないし・・・・
以前はGTAmレプリカホイール一択だ!と思っていたのですが、自分のクルマは忠実なレプリカでも無いし、むしろカフェレーサーぽくちょっと外した選択に。
ゴッティの4本スポークです。(ワタナベ製のレプリカ)


今回、リヤの2本がシバタイヤのTW280→TW300に変わったのですが、ジバタイヤと言えばコンパウンドは変えてもパターンは同じ(同じ型で作れるので大幅コストダウンが可能)なので見た目では判別ができない?
タイヤをよく見てみると辛うじてここにコンパウンドの表記がありました。
ただしこの表記はタイヤの片面のみにしか有りません。そのため、右側装着タイヤについては表側にはコンパウンド表記が無いのでご注意下さい!?。



さらに固定バンドが切れ落下してしまった電動FANの修理も実施。
固定バンドは、汎用品がネットショッピングで流通していたので簡単に入手できました。(ただしありがちな中華品質で耐久性が少々心配)
両面テープで止まっているエンブレムを剥がすと下に固定ネジが表れるのでこれを1本外せばグリルの盾が外せます。(しかしこのエンブレムはいいかげん替え時だな・・・)



グリルを外せば前面からFANの取り付けが可能でした。(自分のクルマはFANシュラウンドが無いので作業が楽でした)


今回4輪を外し馬を掛けていたのでこの機会にリヤサスの左右車高差問題を再確認。
最初は見た目の問題だったのですが、本当の問題点は車高よりも左右のキャンバー差にあることを最近になって感じている次第。コーナーの挙動が左右で明らかに違うので。
今日はフロント側も馬に乗った状態だったのでフロントサスの影響は無いはず。しかしそれでもリヤ左右のキャンバー差は変わらず。
どうもこれはスプリング回りの調整の問題ではなく、根本的にリヤアクスル自体に何らかの問題があるのではないか?という気がしてきました。
探求の道はまだまだ続く・・・・


本当は今週末は、ヒルクライム参戦の予定だったのですよね・・・残念。
次は9月か。
しかし、今度のタイヤでヒルクライムの実戦はちょっと怖いかな?
まずはサーキットで試走したいけど夏場はドライバーが死にそうだな・・・・
Posted at 2024/07/13 23:29:49 | コメント(2) | トラックバック(0) | メンテ&チューン | 日記
2024年06月29日 イイね!

トラブル3連荘でノックアウト OrZ

トラブル3連荘でノックアウト OrZ本日は、Racing team Nolimitの筑波広場練習でした。トレーナーは元D1ドライバーの高山さんです。
しかし、その前日からトラブルが・・・・
金曜日の夜、仕事を早めに切り上げて翌日の準備に。と言っても前回6月頭のTC2000走行後、既にブレーキのエア抜きやエンジンオイルの補充は済ませていたので、やることは荷物の積み込みとエンジンの始動くらい。(早朝出発時は前日に一度エンジンを掛けておくと1発始動で直ぐに出ていけるのでやるようにしています)
がしかし、何故かエンジンが掛からない・・・
セルは元気よく回っているのに・・・・
これまでこんなことはなかった。
電気か?先日リレーの接触不良でエンジン停止をやらかしているし。
インパネ下にもぐって新品リレーに繋いでみたり、配線確認したりしましたがどうも問題無さそう。
ガスか?
しかしタンクからのガソリンは勢いよく流れているし、燃圧もOK。キャブのフロート室にもちゃんとガソリンは来ている。
プラグ被り?
プラグを見てみると、まあかなりセル回してアクセル開けていたので濡れている。一応、新品に交換してみるが変わりなし。
基本的なところは一通り見たけどおかしなところは無い。
しかし症状からするとやはり点火かな・・・
そこでプラグの点火確認をしてみることに。それには助手が必要。
珍しく家に居た長男を呼びセルを回させます。
ちゃんと4発とも火花は飛んでいる。これでもないか・・・・
ここでもう打つ手なし。明日の筑波行は当然キャンセル。主治医のガレージが空くのをまってローダー呼んで入庫か・・・
外は激しい雨だし、仕事後の夜の作業でもう疲労困憊。諦めようかとしていたところ、最後に1つだけやれることがあったのでダメもとでやってみることに。
イグニッションコイルの交換です。
現在のイグニッションコイルは、デスビをフルトラ化した際に併せて交換したものでまだ半年しか使っていません。しかし症状からすると可能性はある。(一応火花は飛んでいるけど)
大雨の中、以前使っていたコイルを物置の中から引っ張り出し配線を繋いでみて始動確認。


ビンゴ!!! エンジン掛かった!! 
と言うことでおよそ3時間の作業の後になんとか問題解決!!
明日の早朝の出発に向け準備完了です。

明けて本日、早朝4時半に自宅を出発。7時前に筑波ジムカーナ場に到着です。
(走行開始は8時)
荷物も降ろし、高山トレーナーから本日の課題をいただき、そろそろドラミという時にエンジンルームを目視チェックしていると違和感が・・・
電動FANをラジエターに固定しているブラケットがなぜか浮いている・・・・
前方に周ってグリルから中を覗いてみると・・・
電動FANが落ちている・・・・



自分のジュリアはエンジン直結のメカニカルFANがあるので電動FANは飽くまでもいざという時の予備です。実際、サーキットの連続走行時にもこれまで必要になったことはありません。念のためONしておく時はありますが。
よってラジエターとグリルの間に落ちているFANを摘出さえすれば問題無く走れます。

最初はグリルを外そうとしましたがアルファの盾が外れない。結局接着で止まっているエンブレムを外すと中にボルトの頭が登場するのを何とか発見。
しかし高山さんからラジエターずらした方が簡単じゃない?とのアドバイスをいただき作戦切り替え。ラジエター上のボルト2本を外せばずらしてスペースを作ることができました。
なんとか隙間から摘出完了!!
朝一番から既に汗だく・・・・



走行スタート。
まずは前回同様フリーエリアで侵入でオーバーステアーを作る練習。
今回は、前回3月の時に対し、足を柔らかくしてかなり曲がり易くなっているはずなので期待大!!
・・・でしたが、1速で回るスピードの乗らないコーナーではやはり難しい。
右ターンのみならず、オーバー傾向の左ターンでもいまいち。
リヤタイアのエアを2.5kから3.0kに上げてみましたがそれでも余り変わらず。
次はもう少しブレーキングを強くしてみるか。
などと考えていた走行序盤。
外から見るジュリアに違和感が・・・傾いている?


パンクだ!


これか!


この時点でThe END
スペアタイヤも無いので自走帰宅も無理です。
3度目のトラブルで完全KO・・・・


いつも通り専属秘書にダイレクトコールして回答を待つ。



ジムカーナ場に戻ってテント下から皆さんの走行を見学しながら早目の昼食
90分してようやくリムジンが到着。
なおドライバーさんは前回(昨年の2月)と同じドライバーでした。指名した訳ではないのですが。
先方も私のことをよく覚えていました。(なにせ横浜の自宅まで来てますし)


リムジンにはジュリアと違いちゃんとエアコン付いてますし、ディーゼルターボのサウンドもジュリアに比べれば全く気になりません。
見晴らしの良いパノラマビューで快適クルーズ




いつもより少々お早いご帰宅で渋滞も無く、2時間で自宅に到着。
取り敢えずこの体勢でしばしお休み・・・


犯人の正体はこちら。
実は、私の隣のお車も同様のパンク被害に合い。
走行会は暫し中断。コース上に部品の破片が散乱しているのが判明。
現行スイフトのドラシャの破損が原因でした。


他の皆さんがまだ灼熱の筑波で格闘中であろう頃、こちらはシャワーを浴びてさっぱりと。
至福の時。

涙・・・・

本当は今日のブログタイトルは、「ジュリア鍛錬中 その13・・・」となるはずでした。
そして鍛錬中シリーズの最終回とするはずが・・・・
実は今日の走行を無事終えたら再来週7/13,14に開催のBRIGヒルクライムシリーズにエントリーするつもりでした。

しかし、今日の顛末をもって今回は参戦断念です。パンクなので急げば準備は間に合うと思いますがまあここは急がず慌てず。(負の連鎖も有りますし)
大人しく夏が過ぎるのを待ちますか。

さてタイヤどうするかな~
シバタイヤ2本を新品交換になると思いますが、本当は、練習&普段履き用のシバタイヤは、購入済の新ホイール(アルミ)に履かせ、今のワタナベ(マグ)には勝負用のハイグリップタイヤを履かせたいのです。
このタイミングで新ホイールを登場させるかな~
Posted at 2024/06/29 21:15:21 | コメント(5) | トラックバック(0) | ジムカーナ | 日記
2024年06月23日 イイね!

憧れのクルマ 日産マーチR

憧れのクルマ 日産マーチR日産マーチRが好き!!欲しい!!
というネタはこれまでも何度かこのブログでも書いたことがありますが


4月に訪れたオートモーティブカウンシルで出会ったこちらのマーチR
なんとバーンファインド車として積もった砂埃もそのままで展示されていました。



当時のメーカーオプションであった、ロールバーやステアリング、そして派手なトリコロールストライプのカラーリングが装着されつつも競技未使用で程度は良好に見受けられました。ノーマルシートにノーマルの鉄ホイールのままというのも希少ですが一番希少なのはこの純正カラーではないでしょうか?無論ステッカーではなく塗装です。



しかし何を差し置き最も衝撃的だったのが660万円というそのお値段でしたが(笑)


マーチRにベタ着きで写真を撮りまくっていると、なんと調度そこに登場したのがモータージャーナリストの大井貴之さんでした。
月刊ビデオマガジンのベストモータリングの編集者兼ドライバーとして活躍されていたのはご存じの方も多いと思います。
ベストモータリングは創刊当初からレースの車載映像などを掲載したりしており、今でこそネット上で素人からプロまであらゆる車載映像がタダで見放題ですがネットのなかった当時としては大変貴重で楽しませてもらっていました。



そんな創刊ごく初期の車載映像の1つに、大井さんが参加したマーチリトルダイナマイットカップの筑波サーキットでのレースの模様がありました。
マーチリトルダイナマイットカップとは、当時日産(NISMO?)が主催していたレンタル車輛によるワンメークレース。レース車輛は主催者により一括管理されており使用する車両はレース当日抽選で決めるという仕組み。
そしてこのマーチリトルダイナマイットカップ車輛に搭載されていたエンジンこそが、この後マーチR、そしてマーツスーパーターボに搭載されて市販されることになるスーパーチャージャー+ターボチャージャーのツィンチャージエンジンだったのです。(ただしこの時点ではまだインタークーラーは非装着。よってボンネット上のインテークダクトは有りません)


この大井さんのレースの模様のショートムービーは中々の出来栄えでかなりのお気に入り。
「大井さんこのクルマのワンメークレース出てましたよね?あの車載は最高でした!無名時代の田中律子も出てたやつ!」
と伺ってみると
「今言われてはじめて思い出した!そうそう当時まだ高校生だった田中律子ちゃんに来ない?って誘ってみたら来たんだよ」
と、思い出していただけました。
その動画がこちら。元がVHSテープなので画質が悪いのはご容赦下さい。
レース中、大井選手とデットヒートを繰り広げる熊倉選手は、この直後にカーグラフィックの2代目編集長に就任されました。



そんなオートモーティブカウンシルでの出会いを切っ掛けに、折角の機会なのでここで個人的なマーチRの想い出を書き記しておこうと思います。

最初は新車発売当時1988年~1989年の頃、当時自分はまだ自動車部所属の大学生。でも実はマーチRを新車で買う可能性も十分にあった状況でした。ではなぜ買えなかったのか?実はマーチRの発表前にファミリアGTAeのラリー車を買ってしまったばかりだったのです。このファミリア中古ではありましたがまだ新車からラリー1,2戦を走ったのみと新しく188万円しました。(VR4、SSS-Rの登場により一気に戦闘力がなくなりチャンピオンを目指していた前オーナーが売りに出していたもの)
一方、マーチRの新車価格は当時なんと110万円~!!




ラリーパーツを後付け装着することを考えても十分新車購入可能な車でした。
当時の自分では4WDなど乗りこなすことなど出来もせずもしこの時マーチRにしていればもっと練習になっただろうし、そして楽しかっただろうな・・・と後悔少々。


そもそもマーチRとは国内ラリーのBクラス(1300cc~1600cc)をターゲットにホモロゲートされた車で(930cc×1.7=1,581cc)デビューシーズンの1989年に見事チャンピオンを獲得。
ツインチャージャーと国内のラリーコースを想定した超クロスレシオミッションそして超軽量な車体を武器にライバルの1600ccDOHC車(AE86、カローラFX、シビックSiなど)に圧勝しました。
市販車にあるまじき過激なマシンスペックと小が大を制すカッコよさが自分にとってのマーチRの魅力です!!



マーチRマニアのバイブル!!
マーチRの大特集を組んだ1989年当時のスピードマインド誌です。
巻頭特集がマーチRの雑誌は恐らく世界でこれ1冊のはず。(笑)





その後、数年経った1992年。既に就職し社会人だった自分は、何故か某ディーラー系中古車センターに勤務していました。そこに入庫してきたのがフルノーマルのマーチRでした。
シートや鉄チンホイールは当然としてステアリングまでもがノーマルのままという完全なノーマル車!値段は忘れてしまいましたが元が110万円の車で、当時はプレミアなど付きようもない車でしたからまあお安かったと思います。
センター長に「ちょっと乗って来てもいいですか?」と断り勤務中に1人で試乗に。
(場所が埼玉の桶川だったのでそこそこ空いている道も多く)
しかし、その印象は今一。空いた広目の直線路でフル加速してみてもリニアな加速感にそれほどパンチを感じず。また大径で細い握りの商用車ハンドルにノンパワーの重いステアリングでハンドリングの印象もネガティブ。
当時就職直後に新車で購入して乗っていたユーノスロードスターの方が遥かに楽しいことは間違いなく、乗り換えなどは全く考えられなかったのが正直なところでした。
結局その後は、ユーノス→ジネッタG4→ルノー5ターボと車歴を重ねマーチRが入り込む余地も無く。


でも免許を取りはじめで大学の自動車部に入りプレイドライブを読み漁っていた頃の原体験の影響は大きく、当時のWRC(グループB時代)や国内ラリーを走っていた車への憧れは今もそのまま。

2022年のノスタルジック2daysで出会ったマーチRは最近80年代のマイナー国産車のレストアに力を入れている九州のショップからの出展。
ノーマル状態に綺麗に仕上げてありエンジンルームもとても綺麗でした。
噂では350万円と聞きましたが、買ったとしても走らせることが目的の自分にとっては綺麗すぎる(高過ぎる)感じ。
暫く売れ残っていたようですが流石に今はもう売れたようですね。(程度と価格のバランスは妥当と思うが、そもそもこのクルマを欲しがる人はかなりレア)



同じく2022年インターメカニカで宮ケ瀬までツーリングした際に出会ったマーチR。
比較的若いオーナーさんが乗る車で、Youtubeのメディア何件かでも取り上げられている今でも元気に走る数少ないマーチRの1台です。
この頃は、マーチターボのバンパーを装着していました。


その後、2023年にジュリアで訪れた箱根大観山でなんと同じ車に再会。
バンパーは元のマーチRに戻りワークスカラーのトリコロールラインを施工中で片側のみ貼り終わっていた状態でした。
このお車、その後メルカリで売りに出ていたのを見かけましたがまだ元のオーナーさんの元に有るようです。


そして2022年インターメカニカの次の車を探していた際に注目していた1台がこちら。
なんと1993年のWRC 1000湖ラリー出場車です!!
1000湖ラリーにマーチR(エントリー上はマーチスーパーターボ)がしかも日本人ドライバーによって出場していたとは全く知りませんでした。


このクルマは外観上は、マーチスーパーターボの恰好をしていますがベースはマーチRなのだそう。そもそもマーチRは当時のグループAのホモロゲーションは無く、一方マーチスーパーターボの方はホモロゲーションが取られていました。(市販車の販促、また生産台数的にも妥当な判断。そもそもグループAではトランスミッションは別物に交換可能だった為、マーチRの純正クロスミッション装着は全く無意味でしたし)
そこでWRC参戦に当たり、恐らく国内ラリー参戦車輛としてボディ補強をはじめ仕上げてあったマーチRをベースに外装のみをマーチスーパーターボに交換したものと思います。
トランスミションはマーチRのクロスがそのまま。エンジンは当時200ps位までチューンアップしてあるそうです。
外装、内装は1000湖参戦当時のままのようでそれなりにやれていますが、メカは数年前にかなり手を入れて直してあるとのこと。


マーチRを全開で走らせたい自分に取っては競技車輛として作られていることは大変魅力的。しかし、マーチスーパーターボではなくマーチRが好きな自分に取ってはこの外装は元に戻したいところ。しかしその一方、WRC参戦車というレガシーを消してしまうのも気が引ける。結局その時点で330万円だった価格設定を考えると、遠方にまで足を運んで実車をみせてもらうまでには行きませんでした。


しかしこのお車、今同じ旧車販売サイトを見てみたところまだ売れていない。そしてなんと価格は150万円にまで値引きされている!! 当時この価格だったら恐らくジュリアでなく、こちらを見に行っていたはず・・・。しかし、既にジュリアを抱える今の自分には、趣味車の増車は到底無理。
どなたかこのお車いかがでしょうか? 再び元気に走るこのマーチRを見てみたい。


WRC参戦車ということでは、キャメルカラーのマーチスーパーターボが有名です。
グループB時代はメトロ6R4など色々なクルマでWRCにもスポット参戦していた有力ドライバー P.エクルンドが乗った車です。1989年のアクロポリスでは既に4WD車全盛の中10位入賞を果たしています。
トランスミッションはXトラック製に換装。エンジンは果たして何馬力出ていたのでしょうか?



同じくWRC参戦車の記録として1990年のモンテに日本のラリーショップ マジョルカから参戦したマーチスーパーターボが有りました。ドライバーはベテランドライバーの竹平素信選手。国内ラリードライバーでしたが、当時のベストカー誌にはレポーターとしてもちょくちょく登場。ニックネームは“タケチャンマン”。因みに大井貴之さんのニックネームは“大井タコ”だったと記憶します。
当時地上波TVで放映された1990年モンテ特番の映像よりマジョルカチームのシーンを抜粋。こちらも画質劣悪で済みません。
なおマジョルカチームからは他に2台のパルサー(1600ccDOHCのFF車)も参戦していました。スーパーターボの登場シーンは僅か2カットのみですが。



こちらは1年くらい前でしょうか。早朝ジュリアで筑波に向かう道すがら車載に乗るマー
チRと遭遇。なんという偶然!



そして最後にこちらのマーチR。
実はごく近い身内が購入したものです。(離れたところに保管してあるのでまだ僕自身は実車と対面したことはないのですが)
ナンバーは切れているし、まだエンジンも掛からない状態なのですがいつか復活させて・・・
と夢見ています。



憧れの車はまずはミニカーから!
まさかマーチRのミニカーが発売される時代が今になってやって来るとは。(セリカGT-TSのミニカー発売にはもっと驚きましたが)
やはりこの年代までのクルマ好きのパワーは凄い!!
間違いなく日本の経済に貢献している!(ただ散財しているだけとも言う)
VIVA!! 車おやじ!!!(笑)
Posted at 2024/06/23 22:51:38 | コメント(4) | トラックバック(0) | その他の車 | クルマ

プロフィール

「湾岸BASE 20:45」
何シテル?   09/14 20:49
ルノー5ターボ→インターメカニカ356を経て、 2022年12月ジュリアクーペに乗り換えました。 今度はこれで全開走行していきます!!
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生存報告 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/12/30 17:28:33
試運転・・ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/09/09 23:33:19
先週の車いじり 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/03/21 21:58:55

愛車一覧

アルファロメオ ジュリア アルファロメオ ジュリア
1974年式の2000GTVです。 ボディはGTAm仕様にモディファイされています。
インターメカニカ 356 Roadster インターメカニカ 356 Roadster
2018年8月にワンオーナーカーを購入しました。
ルノー サンク ルノー サンク
1985年式のターボ2です。 型式8221つまりマキシの為のグループBホモロゲ車です。 ...
ジネッタ G4 ジネッタ G4
1964年のラウンドチューブフレーム車です。エンジンは、ケントの1300cc改。ミッショ ...
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