プロもすなるコーディングといふものを、しろうともしてみむとてすなり。
正しいかどうかもわからないので、質問等にはお答えしませんが、私のように全くゼロから情報を集める方は、なんらかの参考になるかもしれませんので、数週間で蓄積した知識を全て放出します。
まずは私の車は
BMW E90 M3 6MT LCI 右ハンドル 2011年11月登録
です。
PCはWindows7 HOME 32bitです。
ケーブル篇、ソフト篇、実際のコーディング篇、などいくつかに分けて記録してゆきます。
本当は整備手帳に書けばいいのですが、長くなるので、いったんブログに記載してゆきます。
もし最後まで気力が続いて全部完成したら、可能であれば(気力が残っていたら)、整備手帳に書き込みしなおします。
まずはケーブル篇です。
E系に必要なケーブルは
K+DCA USB interface(INPA/EDIABAS対応)です。
OBDⅡコネクタ自体は車両の運転席側の足元にあります。
(左ハンドルだと助手席かもしれませんが、どちらにせよ、運転席か助手席の足元にあります。)

上図の⇒の部分にOBDⅡポートがあります。
カバーをあけるとコネクタがあります。
ここにケーブルを差し込んで、PCと(USB)接続します。
実際使用してみたケーブルです。
某有名サイトで購入したもので、ケーブル単体だと12800円(税・送料込み)でした。商品があると2-3日で手元に届きます。。

一緒に写っている黒いものは、アダプターです。
コレは7-8番ピンを短絡させるためのものです。
私のM3は7-8番ピンの短絡は不要ですが、年式によっては7-8番ピンを短絡しないといけないものもあるようです。
ケーブルのみだと12800円、マニュアルつきだと19800円で、ケーブルだけ注文すると、もちろん何にも説明書なしで、コレだけ送ってきます。だから、この黒いアダプターがどの年式のもので必要かもわかりません。
コレは2500円程度でアマゾンで購入した中華製のケーブルです。
コレには7-8番ピン短絡用のアダプターが付いていないので、open状態かclosedの状態かどちらかに固定されているようです。
この中華製をためしに分解してみました。
7-8番ピンがopneの状態ですね。

もしE系でも古い型の車両で7-8番ピンをclosedにする必要がある場合、このケーブルだとだめなので、自分で半田でつけてしまうかスイッチをつけてOn-Off出来るようにする必要があります。
たまぴさんが購入されてダメだったのはこのピンがclosedになっていたものですね。
ここに記載があります。
https://minkara.carview.co.jp/userid/1602670/blog/34331011/
もっと古いものだと、インターフェースがOBDⅡでは無く、丸い20PINコネクターで、エンジンルーム内にあるようです。
ところで、海外サイトをあさっていると
I modified my D-can cable and installed a switch in order to have it operational with 2006 and earlier models that use the OBDII port. My cable did not come with an adapter... 2/2007 and older vehicles requires the pin 7 and 8 to be bridged to work..3/2007 and later requires pin 7 and 8 to be separate. So for 2 bucks at Radio Shack and about 20 minutes of my time, I have a fully functional cable for both applications!
とありました。
つまりLCI以降、もっと正確に言うと
02/2007以前のものはPin7とPin8のブリッジ接続
03/2007以降のものはブリッジ接続を解除
ということです。あくまで投稿者の言い分で、正しいかはわかりませんが。
このブリッジ接続というのが、7-8番ピンの短絡にあたるものなのか、その反対なのかはわかりませんが、たぶん、03/2007以降だと7-8番ピンがつながっていたらダメなのでしょう。
コーディングの際、PCと車両で通信できない場合で、入手したケーブルの不具合を疑う場合、この7-8番ピンの短絡の有無と自車のマッチングも考える必要があります。
ケーブルは、one-step-electronicsのケーブルが有名どころでしょうか?
http://www.one-stop-electronics.com/shop/
このサイトのショップに「BMW INPA / Ediabas K+DCAN USB Interface」というのがあって、そのページの下の部分に、Installation Manual.pdfがあって、英語ですが、図解入りで下記の設定方法が載っています。
ところで、one-step-electronicsのケーブルは99ドルなので、某有名サイトのケーブルの12800円はお安い買い物といえると思います。
ケーブルを無事に入手したら、次はPCに認識させます。
①
PCのUBSポートにケーブルをつないでケーブルを認識させます。
②
デバイスマネージャーを開いて、ケーブルのポート番号を確認

もし1番以外なら、1番のポートを使用しているものをいったん解除して、このケーブルをつないで右クリックしてポート番号を1番に変更する必要あり。
③
USB Serial Port(COM1)を右クリックしてプロパティを開く。

④
プロパティを開いて、その中のポートの設定の「詳細設定・・・(A)」を開く。

⑤
COM1の詳細設定の「待ち時間(msec)」がデフォルトでは16になっていますが、これを1に変更。

サイトによってはここは16でないとダメとかありますが、1です。
それ以外はデフォルトのままでOKです。
COM PORTを1にするのは、PCと車両との通信ソフトがCOM PORT1がデフォルトで、ソフト側ではPORT番号を変えられない(たぶん)ので、ケーブルを1で認識させておく必要があるからです。
ドライバーはWindows7だと勝手に探してダウンロードしてくれるはずですが、中華製のものだとWindows7でもドライバーの自動インストールはダメでした。
そんな場合や、いみじくもまだXPをお使いの方などは、
http://www.one-stop-electronics.com/shop/index.php?dispatch=products.view&product_id=16
の下のほうの、FTDI VCP Driver Page(http://www.ftdichip.com/Drivers/VCP.htm)からドライバーをダウンロードしてインストールしてください。
以上で、私が調べ上げたケーブルの知識と、セッティングは終了です。
途中で
『デバイスマネージャーって?』
っとなった人は、これからの道のりがすこし険しいと思われます。
『右クリック』がわからない人には、D.I.Y,コーディングはたぶん非常に困難です。