関宿城博物館での古文書講座から
どれくらいたったでしょう。
前回は「幕末の高札」を解読しましたが、
今回は、
春日部市郷土資料館での古文書講座(全5回!)の
初回に参加。
延宝4年(1676年)、寺社奉行が
幸手領の「不動院」
(関東における山伏を管轄していた大きな修験場でした)にあてた
覚書を解読します。
身近な場所を題材に、
学芸員の方からダイレクトに、
本では学べないような内容を学べるのって
すごくエキサイティングな体験です!
最初はどうなるかな~という感じでしたが
みるみる古文書の中へと引き込まれて行きました。
次回の宿題、出(てしまい)ました。
中世の「綸旨」2点。
「綸旨」とは、天皇の意を受けて発給する命令文書のこと。
中世の文書は、江戸時代の文書に比べて
見慣れないためか、ちょっと難しそうですが、
コツコーツと
次回の講義(11/8)までに解読していきたいと思います。
(できれば、ですが...)
今までの私のごくごく狭い学習経験からすると、
やはり、中央の権力が地方にまで十分に浸透してからの
「御家流」のくずし字は
学習しやすいように思います。
<MEMO>
日本の書流は平安時代中期の和様の大成者、
藤原行成を祖とする『世尊寺流』から始まり、
鎌倉時代に入って主に『世尊寺流』から分派した
数多くの書流が形成された。
しかしその書流化により
室町時代から和様書は形式化され、後期にはマンネリ化し沈滞してきた。
江戸時代になると
幕府が公用書体に『御家流』を採用し、
また寺子屋でも『御家流』を教えるようになったことから、
書流はほぼ『御家流』一系となり庶民にも広まった。
古文書学習のあとは、
春日部八幡神社へ。
駐車場が広くなってました。
在原業平の「都鳥」の歌を
ご存知でしょうか?
実は、このあたりで詠われた歌だそうですよ。
お隣の、春日部稲荷神社。
ご本殿。
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Posted at
2014/10/11 21:36:36