本作品は
「スワロウテイル」「リリイ・シュシュのすべて」などの
監督・岩井俊二&
音楽・小林武史が
再タッグを組んだ
音楽映画。
あー、
岩井監督。好きすぎます。
またまたいい作品に出会えました。
何度も泣きました。
石巻、大阪、帯広、東京を舞台に、
歌うことでしか“声”を出せない
住所不定の
路上ミュージシャン・キリエ(アイナ)、
行方のわからなくなった婚約者を探す青年・夏彦(松村)、
過去と名前を捨ててキリエのマネージャーとなる
謎めいた女性・イッコ(広瀬)らが織りなす物語を、
切ない音楽と映像で描く。
映画初主演で
とんでもない役を得た
アイナ・ジ・エンドさん。
でも、それは
自らの才能が引き寄せた必然!!
アイナ・ジ・エンドさんのことは
TBS「ララLIFE」アイナ・ジ・エンド(元BiSH)、
富山で人生初めてのサウナ旅
で、初めて人となりを知りましたが、
とっても気さくな方で好印象でした。
そして、
あるインタビューで
岩井監督のことを
「
すごくピュアなのか、
すごくよどんでいるのかわからないというか。
この映画にもあるんですけど、
なんだかちょっと薄暗いシーンとか、
そういうのを切り取るのがとっても生々しくて
上手と言うと上からみたいですけど
とても好きな感じで。
一言じゃ言い表せない不思議な方でした。」と評していたアイナさん。
「ピュアなのか、よどんでいるのかわからない」というその表現は
今まで誰からもそのような評価を見たことがない、
的確なものだったので、
その感性にも惚れました。
【岩井監督 談】
アイナに対しては
「まだ名前も知らないとき、
歌っている姿を見て、
キリエはこの子しかいないと思った」と
大きな衝撃を受けたことを明かす。
「演技もほとんどしたことがないばかりか、
作詞作曲もお願いしてしまった。
当時は言いませんでしたが、
大変なことをお願いしてしまったという思いはありました。
この作品は
アイナ・ジ・エンドが
純度100%で作った映画です」と感謝を述べていた。
【アイナ・ジ・エンドさん 談】
「岩井さんからお言葉をいただけて、
心から棘がなくなりました」とほほ笑む。
「みんな何かの棘を心に抱えて生きていると思いますが、
映画を観て『明日も生きてみようかな』と
思っていただけたら嬉しいです。
無理して上を向かなくてもいい。
でも暗がりばかり見なくてもいいんだと思っていただければ」と
作品に込めたメッセージを観客に届けていた。
3時間にも及ぶ大作ですが、
そんなことは微塵も感じさせない
心をえぐってくる圧倒的な歌声と
繊細な映像美。
思う存分に
岩井ワールドを堪能した
3時間でした!!
入場者プレゼント
「キリエのうた フォトブック “2010-2023 Memories”」
ももらえて、大満足♪ (全然知らずに行きました)
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Posted at
2023/10/15 18:07:11