益子町の城内坂には、
焼き物の里ならではの
伝統と芸術性を巧みに盛り込んだ
個性豊かな店が建ち並んでいます。
その入口に
ひときわ目を引く
茅葺の民家が1軒。
それこそ、藍染の
「日下田(ひげた)藍染工房」。
日下田家は、
江戸時代寛政年間(1789~1800)創業の紺屋で、
茅葺屋根の母屋兼仕事場は、
創業時代に作られたものといわれます。
仕事場には、72個の
藍甕が規則正しく埋め込まれています。
先代の
日下田博氏は、
益子焼の恩人でもあった
人間国宝の浜田庄司氏と交わり、
氏の提唱する
民藝運動に共鳴し、
旧来の藍染からさらに
民藝作品の創作に意欲的に取り組んだ人でした。
その父親の影響を受け
日下田正氏は、
染めや織りに対し興味を抱き、
織物作家・柳悦孝の内弟子となり
織物を本格的に修業。
正氏が作る作品は、
木綿はもとより
羊毛を紡ぎ、
藍はもとより
茜、紅花、紫根、スオウなど
さまざまな草木染を施して
手織の布を製作しています。
おみやげ購入。
江戸時代・寛政年間(1789~1801)創業の
紺屋(藍染屋)さん。
創業時のまま残っており、
日本でも珍しい、昔ながらの手法を守り続けています。
これからも
この
すばらしい伝統を
守り抜いていってほしいと思います。
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Posted at
2023/12/10 16:13:29