先週の日曜日は
小山市立博物館の企画展
『幕末維新期の点描 そのとき小山は』を鑑賞。
************************************************
嘉永六年(1853)ペリー提督が浦賀に来航し、
小山市域も時代の動乱に巻き込まれていきました。
元治元年(1864)には、尊王攘夷派の天狗党が小山を通過、
その一派が栃木の町に火を放ったため、人々は恐怖に震えます。
そして慶応四年(1868)四月、戊辰戦争が北関東に到り、
小山周辺で二日間にわたる激戦が繰り広げられたのです。
本展示では戊辰戦争小山の戦いの場面を含む
「戊辰戦記絵巻物」下巻40枚を含め、
130点あまりの幕末維新期資料を展示します。
恐れ戸惑いながらも変化を受け入れ、
新しい時代へ期待を高めてゆく小山の様子を点描として、
激動の”幕末”への思いを馳せて頂ければ幸いです。
************************************************
小山周辺での戦闘は4回。
4回とも幕府軍の勝利!!
(大鳥圭介率いる、伝習隊)
大迫力の「東台大戦争図」。
(実際は横に並べて展示)
突然目に飛び込んだ
桶川二枚胴。
(↓こんなのです)
胸のあたりが
大きくへこみ、破壊されていました。
その隣には、血まみれの「鎧下着」......。
歴史的事象として、
距離感を保ちながら鑑賞していましたが
一気に「戦争のむごさ」「命の尊さ」を
目の前に突き付けられました。
「人と人が憎しみ合い、殺し合っていた..」
その白地の「鎧下着」には
お経なのか
漢字がびっしりと書かれていて、
その人への「愛」、
その人の「死」への恐れのようなものが
ひしひしと伝わってきました。
「戊辰戦記絵巻物」後編、一斉展示。
こんなに精細な史料があったんですね。
2時間ほど鑑賞したあとは
お隣の
「乙女不動原瓦窯跡」を抜け、
ずっと、赤い楼門が気になっていた
「泉龍寺」へ。
「不動堂」。
Posted at 2016/11/16 21:19:47 | |
トラックバック(0) | 日記