是枝監督の作品、
やっぱり、いいな~。
観終わった後に残る「独特な余韻」が
今も心に残っています......。
(ひき算にひき算を重ねて映像にあてられた「音楽」にも
ぜひ注目してください)
DIRECTORʼS STATEMENT
この『ベイビー・ブローカー』の準備をしている日々で
話を聞くことが出来た子どもたち。
彼らは何らかの理由で親が養育を放棄し施設で育ったのだが、
その中の何人もが、
果たして自分は生まれて来て良かったのか? という
生に対する根源的な問いに明確な答えを持つことが出来なかった。
そのことを知って僕は言葉を失った。
この世に生まれなければ良かった命など存在しないと
自分は彼らに言い切れるのか?
お前なんか自分なんか生まれなければ良かったという
内外の声に立ち向かって強く生きようとしている
あの子どもたちに向けて、
自分はどんな映画を提示することが出来るだろう。
作品作りの中心にあったのは常にこの問いだった。
『ベイビー・ブローカー』はまっすぐに命と向き合い、
登場人物の姿を借りて、
自分の声をまっすぐに届けようと思った作品である。
祈りのような、願いのような、そんな作品である。
是枝裕和
「カナリヤ」 - 米津玄師 (監督:是枝裕和)
米津玄師 × 是枝裕和 / カナリヤ対談
これ、すばらしい対談です!
米津さんが、
今後の自分のテーマ・問いかけとして挙げていることが
『ベイビー・ブローカー』のテーマと重なっていました!
Posted at 2022/07/06 18:15:00 | |
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