ナベエ (ガレーヂ27番地）のブログ一覧

試乗記番外編
ダイハツ・タントになります。

※特別編の理由はこれが代車だからです。
エッセは自分の過失により事故で廃車となりました。
よって、レンタカーのインプレッションとなります。（現在メインカー）

試乗年式、グレード
2019年式、L（スマアシ付き）、4WD。
走行距離約12000Km、装着タイヤDL EC300+(F&R 240Kpa)。

まず、乗って気になったのが座席が低いという事でしょうか。
後日、N-BOXや先代スペーシアと比較しましたが、着座位置が最も低く感じられ、そのせいで頭上スペースがこれでもか！という程あります。
まるで体育館のようです。
低グレードではシートハイトアジャスターやチルトステアリング機構が無いので、仕方なくポジションを合わせます。

そういえば、このCVTは新しいタイプ（D-CVT)だなと思い走らせていくと従来のCVTとは違う走りを感じます・・・これは現行ミラ・イースとは比較出来ない程にフィーリングは向上しました。
ただ、慣れて来るとCVTはCVTだな・・・と感じますし、妙なクセが有るなと感じます。
冷えてる時にはあまり感じませんが、温まって来ると発進して10km/h前後と55km/h付近でガクっという変速ショックのような感じが出る時があるのです・・・特に減速時の10km/h付近でシフトダウンしているようなのですが、その減速の減カクっとがあります。
まるでヘタったトルコンATの変速のようです。
それに対するエンジン/ミッションマウントが華奢のようで、その振動が結構伝わって来ます。
確かに従来のCVTのようなパワーが欲しい時に唸るばかりで加速しないという感じは狙い通り少し解消されたように思いますが、平均燃費としてはN-BOXとさほど変わらず、WLTC市街地モードそのものの値に近い（但しA/Cは結構使ってますが）です。

ボディは助手席側はピラーレスは従来通り。
フロアが結構しシッカリしているなあと感じます・・・ボコボコやブルブルといった振動、音をあまり感じません・・・そこはN-BOXよりも良いと思います。
ボディが良いので足回りもドタバタせず、フロントスタビライザーも全車標準ですので安定感はあります。
N-BOXを相当研究したのでしょうか？ボディも足回りもN-BOXを凌いでいると感じます。
個人的にはもっと地に立ってるという感じでショックアブソーバの減衰設定を見直して欲しいなと思います。

電動パワーステアリングも現行ミラ・イースと比べてもスムーズでギア比もさほどクイックにも感ずる事も無いです。
ただ、やはり遊びが無いので無意識の修正に対しては微妙なフラ付きが出るようにも感じますし、何よりタイヤからの情報は少なく・・・そこは従来通りという感じでしょうか。
ブレーキはコントロールしやすいと感じます・・・これはN-BOXのみならず、エッセと比較しても踏力に対するコントロール性は上と感じます。
ただ、効きという事に関しては中間域の滑り感はもう少し少ない方が好みではあります。

あとはこの空間でしょうか。
N-BOXよりも空間が大きく感じます・・・特に上方。
極端に言えば前2席はあと20ｃｍ位ルーフが低くても良く、上方が高い（これはチャイルド＆ジュニアシートを装着する事を考える＆お年寄りの乗降等を考えるとちょっと後席は高い方が良いかなと）のが良いと言っても、それ以外で何でそんなに高くする必要があるんだ？と思います。
個人的にはムーヴ位の高さに片側スライドドアで十分と感じます。
それと、後席はスライドした方が良いと思います。

ライバルに対してプラス10％のアドバンテージ・・・そう感じながら乗っています。