今回のマニアックシリーズは。。。まさにマニアック。
軽くつまむ程度に読んでね(笑)
べつに覚えなくても体勢に影響ないやつですので。
唐突に本題~。
皆さんはレースしていて、「もっとトップスピード伸びねーのかこのカートは!」なんて毒づいたことは有りませんか?
自分はしょっちゅうです(苦笑
モータースポーツで体重が軽いのが加速に有利なのは周知の事実ですが、身体が剥き出しのカートではもうひとつ有利になる要素があります。
それは「投影面積の小ささ」。
つまり身体が小さいと空気抵抗が無くなって加速が良くなるという訳。
でも、ストレートが来たからといって身長をギュッと縮める事は当然出来ない訳です。
そこで「抱え込み」という技を使う訳ですね。
そこで今回ご紹介するこの商品(テレビショッピングじゃない
抱え込みのやり方を実践してみましょう。
まず、これが基本姿勢。自分、基本的に猫背っぽいんですが、変じゃないよね?
意外とこういう風にしてる人って多いんですが、これあんまり良くない例です。
ステアリングをぐっと抱え込み過ぎた結果、上体が起きて頭の位置が上がってしまっています。
投影面積が増えた上に、風の流れも良くないです。
それでは、どうするか。
ね、ぐっと低くなったでしょ?
頭をステアリングの位置まで下げて空気抵抗を減らします。
アトムのレースで良く使いますが、このやり方は僅かながら効果が有るように思いますね。
しかし、お察しの通りこのやり方は「前が見えない」という問題点があります。
次のコーナーが来るまで、ぎりぎりまでやると曲がるのが遅れてしまいますので、長さに関しては3秒~4秒程度に止めましょう。
そして、横のコントロールですが、これは抱え込みながら横を確認出来ます。
顔を下に向けながら、流し目に左を見ると左フロントタイヤが見えるんです。
アトムサーキットのホームストレートでしかやった事がないですが、ストレート端の白線と左フロントタイヤの位置を合わせる事でコントロール出来ます。
胡散臭い技ですよね~我ながら(笑)
これは状況を見ながらじゃないと危険です。
接戦になってる時はやらない方が良いですね。
・・・誰もやらないって(苦笑
さて、もう1つ空気抵抗を減らす技をご紹介。
「滑り込み」という技です。
腰を燃料タンクの方へ滑り込ます事で、頭の位置が下がり空気抵抗が減らせます。
視界が確保出来る事と空気の流れが良いのがメリットです。
ただ、基本姿勢に戻るのに時間がかかるのが難点なんですよね。だから自分はストレートが短いアトムではやってません。
反面、ストレートの長いツインリンクもてぎの北ショートとか、御殿場とか、そういう大きいサーキットのレンタルカートのスプリントレースでは良く使われているみたいですね。
ちなみに、この滑り込みは2001年のツインリンクもてぎの北ショート、無限プレイングカートフェスティバルで自分が最初にやった。
という自負があります。
ビデオにも映ってますが最初は笑われてたんですよ。
これだけポピュラーになったのは、感慨深いものがあります。
当日西日本のサーキットから大会に参加されていたチームは少なかったので、すでに使われていた技だった可能性もありますけどね。
いずれにせよ、この空気抵抗を減らすというアプローチはカート独特の背景が産み出したガラパゴスなテクニックなのではないか?
というブログでした。
長々とお付き合いありがとうございました(^^)
Posted at 2020/09/24 14:38:44 | |
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