小松田くんは謝らない 雨宮もえ短編集

マンガです。

「オルガの心臓」の作者さんのデビュー作を含む4編の初短編集です。
11月7日発売でした。

なかなかに衝撃的な内容だった作品の作者さんの初短編集とゆうコトで、期待値も高かったです。
まあ、4本のうち2本は「BE LOVE」や「ITAN」で読んでいたんですが。

で、やっぱり面白かったです。
表題作の「小松田くん～」は内容もスゴかったです。
じぶんにはどうにもできないような状況で、くさらずに生きているコドモたちが切ないくらいにいじらしく描かれていて、でも未来を期待できる終わり方でとても良かったです。
他の3作もテイストは似ていて、思うようにならない現実の中でソレでもガンバって、ナニかを得て行く～っみたいな感じで、ドレも読んだ後に温かいキモチになれるモノばかりでした。

こゆ読後感の作品が得意なんだな～って。
「オルガの心臓」はある意味ファンタジーでしたけど、コチラは全てリアル系で、ソレでコレだけ読ませてくれるんだから、やっぱりスゴイ作者さんなんだな～って思いました。

さらに、あとがきマンガで作者さん自身が苦手だと言っている各作品ごとのライナーノーツがあって、コレがまた面白く、作品への興味を深めてくれます。
こゆのがあると、ホントに楽しめますね。

絵柄もイイし、ハナシもイイし、短編集なので1巻だけだし、オススメ度の高いマンガだと思いました。
で、興味を持たれたら、「オルガの心臓」もどうぞ～って感じでしょうか。