さて、ようやく散策しまくりだった糠平を抜けまして…帯広の手前まで来ました(汗
この日の全体の旅程で見ると…まだ…5分の1くらいですけど何か(爆
糠平国道を南下して十勝平野と下ってくると…目の前には絶景が広がります。
こちらは上士幌の藤屋牧場なんですが、美瑛にも通じるこの突き抜け感がたまりません(^^;
そうかと思えば、そのすぐ先にある道の駅かみしほろは…とんでもなくシャレオツ道の駅!
正直、オシャレすぎて軽く引きました…こりゃアカン、センス良すぎて自分には合わない(爆
20~30代のカップルしか入っちゃイカン施設でした(笑
北海道の道の駅のバリエーションの豊富さはもう本州は全く刃が立たないでしょうよ…。
この道の駅がステキだったのはこちらのサービス。ゴミ処理を受け付けてくれてるとは!
北海道は自分のように長旅してる人もきっと多い。ということは道中のゴミも増え続けます。
となると、さすがに自宅まで持ち帰るのは現実的ではありません。
しかし、北海道は野生動物も多く、彼らが人間のゴミを少しでも知ってしまうと大変です。
というワケで、どこの自治体よりもシビア。だからこそ、こういうシステムはありがたいですね。
北海道に限らず、もっと促進すると良いんですが…下手したらキャンプ場ですら無いですしね。
そして上士幌をさらに南下…
周囲を見渡すと、広大な牧場がいくつもあります。美瑛や富良野的な…と先述してましたが、
十勝平野は富良野のような丘陵地帯ではないので限りなくまっすぐ…って感じなんですよね。
この何でもないところがまた…大好きです。きっと地元民は何とも思ってないだろうけど(笑
緑の時期になったらもっと画になるんでしょうね~。
なんて言うてたら既に緑になってるところもあったのですかさず…パシャリ(笑
奥に見える冠雪した山々は然別火山群でしょうか。あの奥に然別湖があるんですよね。
そして右奥にはこれまた行きたかったナイタイ高原牧場があったり…って、行きたい所だらけ!
もうね、全然先に進めませんです、ハイ(涙
しかし、その先には…見えてきましたよ、北海道で一番秘境と云われる日高山脈が!!
あまりにも山奥すぎて微塵も登りたいと思えないんですけどね、ええ(爆
そして士幌町へ入り、道の駅ピア21しほろから国道を外れて広域農道へ入ると…
これまたイイ感じの風景が盛り沢山。こんな時期外れでも十分すぎる絶景です(笑
そしてようやく帯広市の手前、音更町へ。そこで道の駅おとふけに立ち寄りランチタイム。
中に入るといきなり巨大なゴジラとかいたりします…なんでよ?(笑
あと、誰でも弾いていいよ系のピアノも置いてありましたね、人が少なければ弾こうかな?
とか一瞬思ったんですが…いや、時期外れの平日なのにめちゃくっちゃ大盛況でしたよ?
そして、今日のランチは…これ!もうね、家を出る前から絶対に食べると決めていました(笑
北海道民で知らない人はいない、豚丼の元祖・豚丼のぶたはげです!嬉しすぎるゥ!!
5年前、地元民の勧めで食べた帯広の豚丼一番の衝撃がずーっと忘れなかったんです。
で、十勝民に云わせると、豚一の他にぶたはげとかしわは外すな!っつー話だったので、
今回はそのどちらかに行こうと思ってたんですが、後者はあいにく休業日だったので、
ぶたはげの方で食べることにしました。もうね、きっとどこもレベル高いと思うんですけどね(汗
大盛りが食べたいくらいですが少食なのでノーマルで。それでもこのボリュームは…さすが!
何故ここまでハマってるかと言うと…ある説によれば鰻丼の代用食なんですよね、これ。
なので、タレも鰻丼っぽいし、炭火焼で特に香ばしい蒲焼。な~るほど、そりゃ納得です。
実際、そんな感じですもんね。だからこそ、鰻がソウルフードの名古屋人の舌に合うワケです。
この炭火焼の香ばしさ、この蒲焼は東海地方じゃ食べられないんですよねぇ…ありそうだけど。
何はともあれ、最高に美味でした。次も絶対に食べに来たいと思います!
今思えば…自宅でも食べられるというお土産版とか買っておけば良かったかも…?
もういっそ取り寄せてみるか(爆
そして、道の駅にはもう1つ…めちゃくちゃ美味しいパン屋があると地元民に聞いて(^^;
音更と言えば小麦や小豆の生産量日本一ですからね、小麦奴隷な自分は食べないと!
ってなワケで、地元で有名な満寿屋商店が出店してるパン屋で焼き立てパンを購入。
もう見るからに美味そうです。ヤバいです。お腹いっぱいなので我慢して明日の朝食に(^^;
しかしまぁ、音更はやっぱりヤバかったですね…噂通り、完全に食い倒れの駅でした(笑
他にもインドカレーからうどん屋、蕎麦屋、ラーメン屋…どれもがハイレベルで驚きでした。
ほうじ茶ラテとかもね、そんなん…美味しいに決まってるやん?ってのが目白押し。
いやー、もうね…住みたい、十勝に。自分、北海道で一番好きな土地かもしれない…マジで。
さて、メシも食べたので近くでガソリン給油して、先日の大雪で泥まみれになった愛車の洗車。
当然ですが…デリカミニ、初めての洗車機です(笑
そして念入りに拭き上げて…めちゃくちゃキレイになりました!旅先で洗車は久々だなぁ(^^;
今回のような長旅の場合は簡単な洗車グッズも車載しておいて間違いないですね、うん。
そして汗もかいたので、本日最初の温泉へ!こんな真っ昼間ですがどうしても入りたくて。
それがこちら。帯広市街にあるオベリベリ温泉・水光園です。めっちゃ街中にあるのよね(汗
どんな温泉かは撮影出来なかったのでこちらの動画を参考下さい(^^;
噂には聞いてましたが…泉質、ヤバいですね、ヤバすぎです。とんでもない極上温泉でした。
そりゃこんな時期外れの平日の真っ昼間にも関わらず次から次へと人が来るワケですよ、ええ。
甘い香りのする茶褐色のモール泉はph値高めのアルカリ性で油分もありヌルヌルした感触。
湯温も40~42℃と常識的な温度だし、露天風呂からジェットバスまでとにかく多種、広大。
脱衣場も広くてキレイだし、湯上がりの飲食も充実。それでいて入場料490円はヤバすぎ(爆
温泉ソムリエになった頃から十勝温泉のレベルは桁違いだと聞いてましたが…まさしく、です。
本当の温泉好きは十勝温泉を真っ先に挙げる、というのも納得です。
自分もかれこれ全国300箇所以上の温泉を巡り歩いてますが、群を抜いて素晴らしいです。
お金に余裕があったら飛行機で帯広空港着で来て、十勝で連泊して帰りたいです…マジで。
他にもとんでもなく素晴らしい温泉をいくつか紹介されましたが…必ずや入りたいと思います!
湯上がりでサッパリしたところで…いかんいかん、のんびりしてたら時間が足りないッ!(汗
というワケで、一気に太平洋まで南下します!
途中、地元民しか知らない桜並木が絶景すぎる中札内村や、北海道民の走り屋の聖地、
十勝スピードウェイのある更別村を経て、太平洋岸にある広尾町へ。ここから約90キロ!
どひゃー!北海道上陸5日目でようやく太平洋を拝むことが出来ました(笑
太平洋岸は…全く雲がないですね、超快晴~!!しかも風が穏やか!!素晴らしい!
そしてここから国道336号は日本百名道でも不思議ではない名道、黄金道路に入ります。
その名の通り、この黄金道路は襟裳岬へと続く太平洋沿岸道路で、朝焼けでも夕焼けでも
気象条件が揃えば黄金のように輝く絶景を見ることが出来るシーニックロード!
…なのですが、実のところはこの険しい地形から戦前にアホみたいに工費を費やした事から
"黄金"の如し…と、「黄金道路」と名付けられたんだとか。えー!その説隠しときましょうよ(爆
今日は快晴だし穏やかなせいか…サーファーが結構いました。凄いですね、この時期に(汗
そして黄金道路、襟裳岬へ行く前に…フンベの滝にも少しだけ。
ここ、凄いんですよね。道路端に法面からいきなりそこらじゅうから水が流れ落ちてて(爆
え?どこに川があんのよ!?って思うんですが…どこにも川などはなくて。で、この水量。
当然、北海道なんでね…真冬にはこれがまんま氷爆になりますよね?とんでもないです(笑
さて、フンベの滝から襟裳岬までまだ40キロ以上あります…長い!さすが、地の果て(笑
後に再び戻ってくるんですが、望洋台まで来ました。はるか彼方に襟裳岬が見えてきました!
ここからは10キロチョイなんですが…なんだかヤケに遠く感じるのは気の所為でしょうか(汗
因みに右の方、山の上に丸い物体が見えてますが…どうやら航空自衛隊の基地みたいです。
襟裳岬って単に言うても実は結構広いんですよね。しかも本当の先端は別の位置にあります。
なので、いわゆる観光スポットとしての襟裳岬の前に実際の岬の先端に向かいます。
昭和4年に沖合で沈没して78名の犠牲者を出した豊国丸の殉難者追悼碑が目印です。
豊国丸殉難者追悼碑の近くに鳥居もありました。いよいよこの先が襟裳岬となります。
おぉ~!!ついにたどり着きましたよ、念願の襟裳岬~!!森進一さんがヘビロテっす(笑
正直、襟裳岬ってなかなか来られる機会って無くないですか?だって端っこすぎるし(汗
前出のね、森進一さんも歌ってるじゃないですか…♪えりもの春は何も無い~って(爆
何も無かったら…あまり行きたいとか思わないし。だってクソ遠いし(汗
でもですね、ここへ来て改めました。ごめんなさい、ぶっちぎりの絶景だらけでした、はい(^^;
…と、こんな中途半端ではありますが、あまりにもボリューミーな1日となってしまったので、
この続きは次回、本当の後編にて…つづく!!!