ついに来ました。
河口湖自動車博物館と飛行館。
一昨年は8月のみ開館というのを知らずに閉館中。
昨年はコロナで閉館中。。。
さすがに今年は学習しまして・・ちゃんとHPで開館してるのを確認してから来ました。
仕事で日常的に河口湖町は来てますのでもはや自分的には観光地という感覚はありませんがさすがに週末だと他県ナンバーの車が多いです。
もともと他県ナンバーの多い地域だし自分も他県ナンバーではありますが。
まずは腹ごしらえ。
来たのは「風林」さんです。
コシが有って固い麺が特徴の吉田うどん。
そして素朴な味わいは人によって好き嫌いが出そうですが自分は好きです。
味は店によって当然違いますがココは自分が好きな店の一つです。
吉田うどんの中でもかなり麺が固めです。
赤味噌ベースのつゆは味濃いめでパンチが効いてます。 辛子のすりだねを入れて辛めにするのがおススメ。
玉子をトッピングして箸で混ぜればまたマイルドになりますし天婦羅もありますので色々試すのもイイですね。塩分高めと思いますが旨いです。
さて、到着しましたのでさっそく入館です。 まずは自動車博物館へ。
ベンツの・・自動車の市販第一号!です。 もう既にスリーポインテッド・スターがあります。
どこかのメーカーの、今さらブランディングしようとしてる・・にわかグリルとは訳が違います。
う~ん。。。
クラシカルです。。。スリーホイラーも有りますね。
こちらのブガッティは結構カッコいいと思いました!
ご先祖様に会いました。アルファロメオ。 時代を考えるとかなりモダンだったんじゃないでしょうか?
コレは何だ? ライトがトヨタ2000GTぽい。
説明見るとセントラル自動車の試作モデルみたいです。
コクピットが!!(゜_゜) コレ、乗ったら顔からフロントウィンドーまで30Cm位しかないですよ。
鼻息だけでフロントが曇りそう。。。やだな~こんな車。。。
ようやく何となく馴染みのある車たちになってきました。
アルピーヌ・ルノー。 元祖は小さいですね!
フェラーリ275GTB。 デイトナ、512BB、F40。
F50も有ります。 先日、珍しく山梨で走ってるフェラーリ見ましたがF50でした。この暑さで乗れる位だからエアコン完調なんでしょうね。
こちらはオープンスポーツコーナーですね。 カニ目、トライアンフ、S800、フェアレディ。
ランチア・ラリー037。 一番好きなグループBカーです。
古くからDOHCを採用したアルファ。 バルブ挟み角が大きいですね~。オイルパンも。
きちんと整備すれば156あたりよりこの頃のアルファのほうが壊れないでしょう。多分。
カウンタック。
チゼータV16T。 一度乗ってみたいすね。
動画とかで見るかぎりそんなに音は良くないけど・・・多分、エンジンが大き過ぎて排気系を理想的な取り回しに出来てないと思います。
クライスラー傘下時代でガンディー二のデザインが手直し?されたディアブロよりむしろこっちのほうが原案に近いですね。
続けて飛行館に入ります。
いきなり一式戦闘機「隼」が出迎えてくれます。 吊るされてる2翅プロペラのが1型、下にある3翅プロペラ未塗装のが2型。
猛禽類の隼は高い高度から優れた視力で獲物を発見、高速で急降下して獲物を狩りますがこちらの「隼」は蝶のように舞い蜂のように刺すって感じの戦闘機です。
栄12、空冷星形14気筒エンジン。
零式艦上戦闘機「ゼロ戦」21型。 陸軍の「隼」、海軍の「ゼロ戦」とも翼面荷重が低く特に低速での旋回性能が抜群に良くコントロールも容易な戦闘機です。戦闘機というのは基本、戦う事に特化し研ぎ澄まされた機体ですので発展性がありません。大戦中の航空機の進化は早かったので性能面ですぐに後れをとるようになりますが後続機の開発が難航した事もあって大戦末期まで使われました。
よく、「ゼロ戦最強」とかってブログや雑誌を目にしますが。。。 こんな話を信じちゃいけません。
いや、好きなのは分かるんですよ。同じ日本人として。
何たって防御面がその名の通りゼロなゼロ戦や隼(隼は一応の防御鋼板は装備したが重量が増えるのを嫌がったパイロットが外す事も多かった)には防具を付けず刀身ひとつで戦う剣客のようなカッコよさがある。
大戦初期に目覚しい活躍をしたのも事実。
でも後にバサバサ落されたのも事実。
逃げる事は出来ても攻撃も出来ない。熟練パイロットならそのような状況でも少ないチャンスを逃さず敵機を撃墜する猛者はいたですが冷静に見れば欧米機に対して遅れをとっていた訳ですよ。
影響力のある雑誌やそれなりのメディアがゼロ戦最強!なんて謳うのは感心しません。
一般の人は簡単に信じちゃいますよ。
特にゼロ戦マニア、ウザいす。 発想が短絡的なんですよ。
抜群の旋回性能→小回りして後ろをとる=強い!
長大な航続距離→粘れば勝てる=強い!
威力抜群の20mm機関砲→一撃必殺=強い!
オーストラリアでスピットに勝った→スピットはメッサーに勝った=最強!!
と・・なる訳です。。。
旋回性能は機動性の一部。加速や上昇・降下、ロール・・色々ありますから。
航続距離も遠い作戦空域までや洋上の艦隊を守るためチンタラ長時間飛ぶ必要があった訳です。通常ありえない距離を飛んで作戦出来たのは事実ですが燃料を多く積むのは逆に弱点にもなります。20mm機関砲、弓なり弾道になって命中させるのは難しいし弾数が少ないので新米パイロットじゃすぐに無くなります。
欧州では前線基地から飛び立つとすぐに会敵、空戦。地上からの攻撃も。
なのでゼロ戦のような戦闘機は要求されなかったし逆に欧州の戦闘機は洋上の戦闘では役立たず、です。アメリカ陸軍のP47やP51が航続距離が長いのはやはり長距離を飛ぶ必要があったからですし。
旋回性能が空戦で何より重要であればこのような複葉機が最強になってしまいますわね。
「じゃあオマエは何が最強戦闘機と思ってるんだ!?」・・・って?
・・・知りませんよ。そんな事。。。(-_-)
戦闘機の優劣なんて闘いの局面や作戦でいくらでも変わってしまいますので。
それにパイロットの技量が大きいですので。
ゼロ戦のスケルトン展示。 限られたエンジンパワーを生かす為に軽量化や複雑な生産工程が必要なゼロ戦。
これも主力戦闘機としてはネガな部分です。
メッサーシュミットE型に積まれたDB601の国内ライセンス生産版、ハ40。 液冷V12気筒エンジン。三式戦闘機「飛燕」等に搭載された。
後部に大きなスーパーチャージャーが見える。
さすが航空機用エンジンだけあって全ての部品がデカい。 当時の日本の工業力ではDB601に使われてる部品ほどの加工精度は得られず、また液冷エンジンの整備に不慣れな事も手伝ってトラブルが続出した。
外にはF-86Fセイバーが。 ブルーインパルスの機体だったみたいです。
加藤隼戦闘隊。
一式陸功。
その後部。 戦闘機がこのような機を攻撃する際は最もリスクの少ない位置から・・です。
ドイツ空軍のエースパイロット、エゴン・マイヤーやゲオルグ・ペーター・エダーが考案、実施した爆撃機に対する正面攻撃を「正々堂々と勇敢に戦った!」なんて勘違いしてる人いますが?単にソコが一番成功する確率が高かったからです。
敵機との相対速度が高く危険なので勇敢なのは間違いないですけどね。
特攻ロケット「桜花」。 一式陸功に吊るされて攻撃目標を定めたら切り離されます。
一体誰がこんな兵器を考案したんでしょうか?
ふ~。8月のみの開館の河口湖自動車博物館・飛行館。 イイもの見させて頂きました。
恐らく採算度外視の施設。
オーナーがどういう方なのか気になります。
Posted at 2021/08/29 18:27:19 | |
トラックバック(0) |
戦闘機 | 日記