めっきり朝・晩は肌寒くなってきました。
先週やけに寒いと思ったら・・・
富士山、こんなでした。
初冠雪。10月ですから例年になく早いです。
さてさて。
今回のネタは・・・
そう。車好きの誰もが思う。。。多分、思うと思う。。。
「愛車をカッコよく撮影したい!」
がテーマです。
・・・・
と言ってもボク自身がずぶのシロートです。
一眼レフのカメラも持ってますが、ま~ったく使いこなせてませんでした(汗)
ソフトのサポートがOSに対応終了したので使用も終了しました。。。
なので・・・これから書く内容は全てスマホ内臓カメラでシャッター押すだけの、あくまでもシロートによるシロートの為の撮影術です。
一眼レフや本格的な機材をお持ちで、露出がど~だ、被写界深度がど~だ、とやってるお方にしたら全く初歩的かつ稚拙な内容ですのでスルーしてくださいね(ーー;)
では、本格的な機材も無い、有っても使いこなせない、テクを学んでる時間も無い! だが「オレはカッコいい写真、撮りたいんだぁ~~」・・・
と言うワガママなボク達はどうすれば良いのでしょうか?
答えのひとつは「背景にこだわる!」です。。。
プロならば、車の背景を黒いベールにしたり反射板を使ったりと、車を際立たせる撮影が出来ますがシロートにはムリってもんです。。。
なので、ボクの場合はまず背景にこだわります。 車をどういう角度から撮るか、と同時にその時の背景がどうなるか、さらに車と背景のバランスはどうか?
を考えて撮影します。
こちらは森や田畑のグリーンのコントラストが美しいなぁ、と思って撮った写真です。 ただ、コレだけだと場所の雰囲気が伝わり切らない気がします。。。
こうやって撮ると何となく伝わりますかね?
背景、つまり撮影スポットを考えた場合・・・ インスタ女子風に言えば「映える」場所・・・は人気スポットでもあります。
当然、自分以外の人や車も多くなかなかイイ写真を撮るのが難しくなってきます
イイ撮影スポットなのに何故か人も少ないっ・・・て場所は見っけモンですね。
こういう所はあまり人には教えたくない場所になります。
昔はガラ~ンとしてたのに雑誌やTV等で紹介された途端、人がウジャる場所ってありますよね?
自分が昔から知ってて、その空き具合も含めて好きだった店、道、場所って人には知られたくないモンです。ウジャられると自分が楽しめなくなるんで。
例えばこちらの場所。。。 写真だと愛車と富士山と湖を1枚のスナップに収めて良さげな感じですが?
実は。フレームの枠外には他の車、人がウジャってます!(-_-)
ただ、それらを写らないように撮影してるだけなんです。
自分だけの?良い撮影スポットを見つけておくのと撮影するタイミングを考えるのがまずはの第一段階ですかね・・・
で、次は先程の話と被りますが・・・
「写したくないモノは写さない!」
です。写すモノと写さないモノを区別しとくって事です。
とりあえずは。。。 路面に落ちてるゴミは拾いましょう!
例えばこちらの写真。。。 何処で撮ったかは分かる人には分かる写真。ですが。
あえて左側の標識を写す事によって(画像クリックで大きくなります) 分かる人には分かり過ぎる写真です。(=_=)
こちらの石碑もそう。 あえて背景に写してるモノです。
こちらの場合・・・ 背景のパラボラは写したいけどパイロンは邪魔ですね。。。
そこでパイロンが写らない位置に車を移動します。 が、今度は車の後部のガードレール的なワイヤーを張ってる柱が気になりました。
そこで少し角度を変えて、柱を車の影に隠します。 こうするとよりスッキリします。
パラボラの前に通ってる電線は・・・仕方ないっす。。。
こちらの桃農園の写真も矢印の部分に看板が写りこんでます。 農園の主さんの看板なので勝手にどかす訳にはいきませんので。。。
この場合。。。
角度を変えて目立たなくする。 もしくは。。。
車の影に隠す!
この写真もF355のエンジンの熱気を逃がしてると見せかけて・・・ 実は車の後ろに置いてある黄色いユンボ(重機)をエンジンフードで隠してるのです。
この時、後ろの看板も隠せないかな?と思い・・・
角度を変えて対処! 写したくないモノを隠した事で車とループ橋とダムに専念出来ます。(^^)?
写したくないモノはゴミや看板だけではありません。 こちらの写真では右下にスマホを構えてる撮影者の腕の影が映ってしまってます。
言わないと気付かないレベルですがこういうのって後から気付くんですよね・・・
あと、よくやってしまいがちなのが・・・ ボディに撮影してる自分を写りこませてしまう事ですね。
特に黒っぽい車は映り込みが激しいので要注意です。
どうしても写りこんでしまう場合は写りこむ場所をボディーの角とかにすると目立たなくなるかと思います。
写したくないモノを写らないようにしたなら・・・ 次は写したいモノをより映えさせる写し方!です。
この写真の場合は主役はあくまで稜線を走るワインディングですが。。。 でもやっぱり車も写したいのでこのような構図に。。。
こちらは背景が桜の写真。
ほぼ同じ位置ですが少しの差で・・・ 背景の桜の量が変わります。
自分が桜を背景にする時は・・・
現場で咲き乱れる様子をいかに再現するか・・・質より量!!
この時は路面に落ちた花びらさえ収める為に低い位置から撮影しました。
また、この時は自分の背後にも並んで咲いてる桜の枝を画像の上部に入れてます。 こうすると見てる人からすると、この広場の周辺に桜が並んで咲いてる事が想像出来るかと思います。
フレームに収めきれない部分までイメージさせる高等テク(ホントか?)です。(^_^;)
紅葉シーズンでは特に色付きが良さげで車と一緒に撮れそうな場所を探してしまいます。 良い場所に加えタイミングも大事なんでなかなか会心の撮影はムズい。。。
紅葉は逆光を利用すると葉が日光に透けてキレイに撮れる気がします。 プロの方はどうしてるんだろ?
ボク自身は人が観賞用に植えた紅葉よりかは山々に自生してる木々の紅葉に心動かされるのですが・・・撮る時もあります。 この場合は車全体を写すと紅葉がしょぼくなる場合が多いので・・・
車は一部にして紅葉をメインで撮る場合が多いです。 「紅葉だらけだぜっ!」って錯覚。。。です。
想像と妄想と錯覚。。。イメージ。
全てをさらけ出さない事で増すエロさ。
・・・・
やっぱ。。。高等テクじゃないか!(=_=)
その高等テク(笑)は夜間撮影でもいかんなく発揮されます。 とある場所で撮った夜景をバックにした写真。
昔は一眼レフでシャッターを少し開けて・・と難しかったですが。。。
携帯のカメラも進歩してます。シロートがテキト~に撮ってもこの位で撮れます。
ボディ後部は光量が足りないのでバランス取る為にスモール点けました。
ただ・・・
実際のところ肉眼で見る夜景よりショボい。。。
そこで・・・
車から少し離れてズームにしてみる。。。 すると。夜景が大きくなり!
こっちのほうが良いですよね?
さらに車のほうを欲張らずに一部だけにする。 夜景もあえて全体を写さずに一部にする。
するとどーでしょう?
見てる人の頭の中で勝手にフレーム外の夜景の拡がりがイメージされて。
実際の夜景はもっとスゴイという妄想が生まれる。エロさ25%UP!
この、ズームを使う事で後ろが大きく見える現象?はある時発見しました。 大きなヒップが大変魅力的な512TR。。。
広角で撮るより少し離れてズームにしたほうが肉眼に近いかそれ以上のワイド感が出ます。ん~・・・TR、カッコよす。
ここでは路面のウネリも利用して車高が低く見えるワザも使ってます。
こちらは富士山。 何気に撮った写真ですが、どうも富士山の迫力が肉眼で見るより足りない・・・
同じワザを使うと・・・
より富士山がデカくなり迫力増しますね。
さらに車のサイズを諦めて富士山主体で撮影。 こうするとより富士山の巨大さが伝わるかと思います。
またまた巨大なパラボラ。 至ってフツーの、無難な構図です。
しかしこの巨大パラボラの迫力を伝えるには・・・
こうでしょう。 パラボラの一部が木の葉に隠れてると言っても失敗ではありません。
パラボラの大きさを伝える為にワザとそう写してるのです。
また、ズームを使うとこのような構図も可能に。 背景から桜並木の並ぶワインディングである事が分かります。
広角も望遠も使いよう・・・ですかね。 あと、光の使い方・・・
コクピットもこう撮るよりか・・・
この位の暗さの方が雰囲気出ませんか?
と思います。個人的に。 昼間はどうって事ない岩の壁も。
夜間の照明で陰影が出て立体的に。
自然の照明、木漏れ日で暗くなった部分をバランスさせる為にスモール点灯。
昼間でもカッコいいと思ったら点灯。
時には廃墟をバックに使ってみる。 自分は廃墟マニアではありませんが・・・
廃墟の美ってあると思う。
廃墟マニアではありませんが・・・ いつか軍艦島に行ってみたかったりします。(=_=)
こういった背景は男心をくすぐられますね。
それと外せないのが!
工場。特にコンビナート系。 メカニカルな配管や照明、毒々しい煙や煙突の炎。
たまんないっす。
錆びた鉄橋とかも大好物だったりします。。。
はぁ。はぁ。。。たまんねぇ~。ヨダレが。。。 もはや変態です。(^_^;)
やばい。。。 変態度が上がってきましたのでココらへんで止めときます。
・・・・
背景にこだわる前提でまとめると。。。
①自分だけのナイスな撮影ポイントを見つけるべし
②撮影するタイミングを考えるべし
③写したくないモノと写したいモノを区分けすべし ④写したいモノは広角・望遠を使い分けて意図を反映すべし
⑤自然の光と人口の光を活かすべし
・・・・
最後に。
生きている、動いてる、動物・人・車を撮るにはさらに高度なテクが必要です。
一瞬のシャッターチャンスを逃がさないスピードと瞬発力が要求されます。
もはやボクのテクの範疇を超えていますが。
↓成功例
朝の慌ただしいピット作業をこなすクルー。
エアーを入れる臨場感が伝わって来ます!