真夜中の帰還。
雨上がりの柳沢峠。
今日は路上の鹿が非常に多い、大体3~5匹の群れ。
その群れをいくつも通り過ぎる。
霧に煙る視界の悪い峠道。
暗く視野の狭いアルファ156のヘッドライト。
保護色で見えずらい鹿たちはこちらに遭遇すると一瞬、金縛り状態。
まるで鹿公園の中、怖くてまともにアクセル踏めません。。。
鹿なんぞをソコソコのスピードで轢いた日には車も大破間違いナシ。
角の立派なオスなんかなら身の危険を感じます。
しかし・・それにしても鹿が多すぎる!
鹿多発地帯を抜け湖畔道路に。
やはりガスがかかっておりトワイライト・ゾーン。
今日はいつもにも増して交通量が少ない。
トンネルが多いけど民家も点在するのでアクセルはそろ~っと。。。
あ~、なんか疲れがたまってるなぁ。
腰も痛いし花粉も始まった。
明日のツーリングどうしよう。。。
翌朝・・・
やっぱ355で出撃しよう。正月以来乗ってないし。
今日は何かが起きる予感がする!
暖気を済ませ高速へ。
355のエンジン、排気音は気持ちイイのでつい回しちゃいます。
なので燃費は最悪!計った事無いけど。
車速が乗ってシフトアップしてくとみるみる水温が下がっていく。
あ、そうだった。オーバークール気味だった。
菖蒲SAに寄り、ラジエーターにガムテープで目張り。
確か東北道の佐野SAに集合だったよな。一応確認しよう。
主催のmata隊長に連絡。
「あ・・北関東道の太田強戸SAに変更になりました」
な、何ですと!?
下道で向かうも意外と混んでたりして・・・
何とか次の出流原SAにて合流。
到着するなりkoba♪ちゃんから指摘。
「何か、、空気圧が・・・」
へ??
あ゛~!!
パ・・パンク??
何かフラフラすると思ったら!
自分が疲れでフラフラしてんのかと思ったけど、車自体がフラフラしてた!
何かが起きる・・・予感的中。。。
mataさんの華麗なペダルワークむなしく・・・
入っていく空気より逃げてく空気量が多い模様。
ハリさんはじめ、何とかツーリング参加できるよう案を練ってくれますが、これ以上時間をとらす訳にはいきません・・・
エアゾールのパンク修理材、あるにはありますが。。。
皆さん、もう出発されてください~。
という訳で見送り。
ハリさん今回はベンツ。
512TR、やっぱイイなぁ・・・
mata隊長は赤プリ。
愛さんNSX。
今夜は(も)飲みますよ♪
アツシ46さんはキレイな348。
koba♪ちゃんはボクスター。
F355温存ですか!?
皆が去ったSA。
ヒマだ。。。やる事が無い。。。
はじめ、近場のこの手の車に慣れてる所に積載ローダーで自宅に運んでもらおうとしたが保険に入ってる車屋さんに電話したら・・
「ウチじゃダメですか?」と。
ん~。まぁ、待ち時間が長くなるくらい・・かな?
フルフラットのローダーみたいだし。
じゃあ、お願いします。と・・・
しかしコレが間違いの始まりだった!!
で・・ようやくローダー到着。
ん?知らないメカニックだ。
何か手こずってると思ったら新型ローダーの操作を電話で他の人に聞いている。だ・・大丈夫?
フロントが低いので前を見てて当たりそうだったら合図するよう言って、車を前進させる。そろ~っと。
「ガンッ!!」
・・・当たったね。。。(^_^;)
降りて見るとリップがローダーのスロープに刺さってます。。。
な、何で合図してくんないんだよ~(泣)
車高低い車だって分かってんのに木端も用意してないし。。。
このままだと載せられないのでそこらへんから木端を探す様指示。
うろうろしてやっと木端をいくつか見つけた。
セットしてるとようやくメカニックが戻ってきた。
両手に手のひらより少し大きい石を2つ持って。。。
(ふ。。。へへっ。。。その石でどーすんのさ?)←心の中で
ジャッキアップ位ならイイけど(それでもすこぶる不安定)その石を乗り越えてスロープに上から着地、ますます身動きできないばかりかヘタするとサイドステップに石が刺さるかも。
その石は無視して木端をセットし再トライ。
「ガンッ!!」
また当たりました。。。合図はナシ。
ヤバい。だんだんイライラしてきた。
短いスタッビドライバーがあればリップ外せるんだけど。
自分もローダーにも無かった。どーしよ。
この時、載せた後の事も考えてたが、よく見るとホイールとかを固定するカッチャも積んでない?・・え?
あるのはローダーに標準装備の太い金属ワイヤーのみ。
オレ「コレ、車を何で固定しようとしてました?」
メカ「え?下回りのどこかで・・・(車の下周りを覗く)アレ?ないですね。とめられそうな場所・・」
オレ「まさかこの金属ワイヤーだけで保護するモノ何も無くホイールかフレームをギチギチ締めます?」
メカ「・・・自分はその・・すぐ出発するよう社長から言われて・・あの・・
固定なしでもゆっくり走れば・・・」
ダメだ。もう我慢出来ない。
一体何しに来たんですか!?
車屋の社長と電話して別の業者を手配し帰ってもらう事に。
結局ドリームさんの紹介で繋がりのある業者さんに来てもらいました。
やっぱり慣れてる所は違う。手際が非常に良い。
自分のやった事は車を動かしただけ。
全く雲泥の差ですよ。
人によってはザマーミロ的な絵かもしれませんが・・ローダーに積まれたマシンは何故カッコよく見える?と・・自分は思ってました。。。
と、この時、着信。
「となりに居ますよ~」
へ?なになに??
「ああっ!」
反対側のパーキングに佇む男が一人。
今回のツーリングの主催者のmataさんである。
ネタ探し心配で帰りに見に来てくれたみたいだ。
さすがマダムキラー。
こういう細かい気遣いを忘れない男に女は弱い。
完璧なアフターフォロー。見習いたいです。
Posted at 2020/02/24 12:38:27 | |
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F355 | 日記