2024年1月27日(土)に念願の公道デビューを果たす事ができました。この日は天気が良く暖かかったので、近所の公園まで走って記念撮影を行いました。
まずはガソリンスタンドで初給油です。
2L程度既に入っていた筈ですが更に15.9L入りました。結構タンク容量がありますね。
近所の公園で記念撮影しました。
翌28日(日)にはバイク仲間の友人と60km程度のプチツーリングに出掛けました。最初はいつ壊れるかドキドキしながら運転していましたが、徐々に慣れ空冷ゼットの排気音を楽しみながら走ることができました。夕方に近所のマックのテラス席でバイクを眺めながらコーヒーを飲みましたが、正に至福の時間でした。
さて、50回に渡りレストアの様子をブログでお伝えしてきましたが今回が最終回となります。既に愛車ガレージに登録をしましたので、今後のカスタムや整備はそちらにアップしたいと思います。
最後にこのレストアに要した費用をお知らせ致します。これまで要した費用はネジ1本に至るまで記録してきましたので生の費用です。
車体価格(配送料込) 82.7万円
フレーム加工(外注) 10.6万円
エンジン内燃機加工(外注) 15.8万円
エンジン関連 53.4万円
足周り関連 23.0万円
ブレーキ関連 12.4万円
電装関連 20.6万円
外装関連 53.1万円
消耗品類 3.5万円
マニュアル類 3.2万円
車検・登録関連 2.1万円
合計 280.4万円
集計してみると結構な金額が掛かっていました・・。本物のMK2を旧車専門のバイク屋さんで購入して走行に支障ないレベルまで整備を施した場合の乗り出し価格は600〜700万円と思われますが、それに比べると同じ外観と性能で半額以下に収まっているのでMK2の雰囲気を楽しみたい私にとっては充分満足です。しかし、現在の技術で作られたZ900RSの新車が170万円程度で買えることを考えるとやはり高いですね・・。
今回のレストアでは、エンジンの整備に最も費用を掛けており、腰下からオーバーホールして内部の部品で入手可能な物は全て新品に交換し、腰上の状態があまり良くなかったので内燃機屋さんでボーリングや面研等の加工を行い、シリンダーヘッドに関してもバルブの交換やシートカットをして頂きました。45年前の車体なので、まともに走らせるためには不可欠な投資です。
その他のMK2仕様にするための部品はリプロの部品やヤフオクで純正の中古部品を買い集め、古い物は磨いたり塗装したりして装着しました。
ブログでも書きましたが、今回のレストアは将来Z1のレストアを行うための練習という位置付けのため、Zシリーズの中では最も価格が安いLTDのポンコツ車を購入し、弄り壊す覚悟で全バラシからのレストア作業を始めました。予想以上にエンジン内部のコンディションが悪く、内燃機加工に出す事になりましたが、内燃機屋さんに多くの事を教わり、よりZのエンジンについて知識を深める事ができました。正直レストアを始めた頃はMK2にはあまり興味はなく、レストア後にそれなりの値段で売れそうだという理由で選びましたが、作業しているうちに角ゼットの魅力にハマって行き、今では手放したくなくなりました。(笑) よって大型が3台になり、Z1を置くスペースがありません。何れにしてもZ1のベース車を購入するための資金ができるまでの間、角ゼットライフを楽しみたいと思います。
最後にこのレストアを興味を持って見守って頂いた方々に感謝致します。ありがとうございました。
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2024/01/29 11:33:46