なとりのブログ一覧

■良かった点

基本、内外装はジムニーそのものですが、シエラならでは！で良いところは・・・、

・余裕あるエンジン

シエラのエンジンは１．５Ｌなので、ジムニー（660ccターボ）よりパワフルなのは当然ですが、ここまで余裕があるのか、とびっくり。
ジムニーのエンジンも（軽自動車としては）パワーはありますが、それでもやはりそのオフローダーの体躯を走らせるにはやや荷が重い様子。いつのまにか身構えて身体に力が入っていたようで、シエラを運転しているうちに、肩の力が抜けて、リラックスして運転する自分に気付きました。エンジン音も澄んでいて、本格ＲＶではなく、上質な乗用車のそれでした。

・ジムニーよりさらに乗り心地が良いワイドトレッド



広くなったトレッドも乗り心地の「余裕」に多いに貢献していると思います。ボディやフレームなど基本コンポーネントがジムニーと共通ですので、奇しくも軽自動車と普通車のトレッドによる揺すられ感の違いなど、端的に比較できちゃったわけですが、サスのストロークが一回り、いやふた回りは大きくなったような、懐の深い挙動にうっとり。

もともとジムニー自体の「軽自動車ぽさを感じさせない」車内もあいまって、普通車としての説得力に満ちています。

・扱いやすい４ＡＴ



実は個人的に一番好印象だったのがここ。
停止から加速にともなうギアチェンジが適切で過度に低ギアで引っ張りすぎることもなく、実に快適。アクセルペダルを踏み込めば、その分だけエンジンが反応してグイッとクルマが前に出る。その反応もビシャ！と唐突でなく、ジェントル。実に上質でマトモ。そうそう、これですよ！　過度に燃費重視に設定していないとここまで健康的に仕上がるのね、と感激もヒトシオでした！
きっと４ＡＴ故、高速道路の100km巡航では回転数上がってしまうかもしれませんが（実測してません）、日常領域でこんなに運転が楽しいと、これで大正解！と思いました。
４ＡＴということは、もしやエブリィワゴンのものを流用？と思ったら、なんとギア比はそのまま（！）　実は少し前にエブリィワゴンを試乗しまして、「キャブワゴンもここまで進化したか！」と感心しきり、でしたが、ＡＴは２速でかなり引っ張る感じで、「実用バン由来の重い車重を（積載も加味して）４ＡＴで設計するとこうなるよね」と納得。　なので、シエラのＡＴには改めてびっくり！でした。　

この、エンジンを含めたシエラのパワートレイン、素晴らしいクオリティと思いました。スズキの開発陣に脱帽です。

■残念なところ

個人的には特に無し（！）です。
ジムニーで感じた、ヘッドレスト形状とかはシエラも同じですので、共通に惜しいポイントではありますが、全般的にはオンロード試乗で個人的にネガに感じるところは特にありませんでした。衝突安全性能も最低限カバーされていますし、そしてあのお値段。脱帽です。

・・・あ、試乗車が少ないのは残念ですね。10/27現在、千葉市内で1台（！）、県内でも１０台しかなく、バックオーダー対策が最優先とはいえ少な過ぎ。もしかしたら愛車としてくれたユーザーを相当数逃がしているかもしれません。勿体無いですね。

■とにかく良かった！


骨太な造りなのに、それを前面に押し出さず、オフロードへの親しみ易さをフィーチャーしたのがジムニーなら、
シエラはさらにコンフォートさをも獲得したかのようなジェントルな走行フィールで、ゾッコンです！

昨今の天候不順の気候、日常生活でも時として悪路を走行することがあるかもしれませんが、そんなときでも大丈夫、と思わせる出来の良さ！
自分は今は無理でも、子供が独立して日常的に同乗者が少なくなったらシエラにしようかな、とさえ思ってしまいました。
もちろん試乗していないクルマはアレコレありますが、個人的には今年のＣＯＴＹはコレに決まり！とさえ思ってます(^^;

★ジムニー

★シエラ


もちろんオフロードを相手にするヘビーユーザーは、その使い方によってジムニーかシエラか、選択肢は分かれると思いますが、自分のように、本格オフロードに行く機会はないかもしれない、けれどクルマ自体に惚れて、ジムニーにしようかシエラにしようか、と考えているヒトこそ、シエラを選択してはいかがでしょう。
ジムニー、シエラの両者ともプロユース前提のクルマですが、オフロード素人のユーザーでも付き合い易い仕様なのは嬉しいですね。その中でもシエラの方が、オンロードメインのユーザーに対する受容力が高いように感じました。

日常生活を共にして生活充実度が上がるのはもちろん、いざという非常事態でも頼もしい存在となってくれることと思います。ああ、このクルマが買える方が羨ましい！！(^^)

「4ドア版があればなぁ」とも思いますが、とても高い次元でギリギリバランスされて生まれたクルマというのがひしひしと感じられ、たとえば4ドア化するのにホイールベースがストレッチされたら、今の高い完成度は崩れてしまうでしょう。

結論。現状の仕様のまま、あと20年売ってください。チャンスあればホントに欲しい、そう思わせる一台でした(^_^)

オフローダーとしての性能はもちろん折り紙付きではありますが、オンロードでも、このクルマは出色の出来でした！　特殊なカテゴリのクルマだからこそ為しえた「普通とは違う造り」、それが最近の国産車から失われた「良さ」を体現するクルマになったと思います。

・・・と結論が出てしまいましたが(^^; 今回2回に分けて書こうと思います。その１の今回は、ジムニーＸＣ 5MT。

■良かった点

・軽自動車であることを忘れさせる走行性能、パッケージング

当然？今回の試乗はオンロードのみですが、オンロードだとラダーフレーム式の構造ゆえ、乗り心地は旧態依然・・・な先入観がわずかにありました。でも走行フィールはモノコックの通常のクルマと同じ・・・というか、ガッチリ度・しっかり度が引き上げられている分、めちゃくちゃ快適でした。
ジムニーは悪路走破性が優先されているのはもちろんですが、つまりは「燃費最優先の設計ではない」のが項を奏し、走行性能は近年の多くの車よりむしろマトモとさえ感じました。

それと四角四面の内外装のせいか、スペース効率に優れていることも手伝って、軽自動車に乗っている感覚も殆どありませんでした。「クルマならこのサイズで十分」という説得力に満ちています。こういう気分にさせてくれるクルマってたいてい良いクルマです(^_^)

・高い静粛性
走り出すと加速時はエンジンが唸りますが、耳障りではなく、心地よい音。ジムニーなのですから全然許せる良い音です。
それと停止時の静粛性の高さにびっくり。アイドリングストップしているのかと思ったほど。このあたりも、「軽らしからぬ」ものを感じさせます。

・考えられたシート

前席は決してクッション圧が高いわけではない（コストかかってない）ですが、面圧バランスが考慮されているのか、腰部を支えて疲れにくいシートと感じました。

そうそう、後席も十分な広さ、シートの大きさを確保されているのは素晴らしいですね。乗降性だけはどうにもならないですが（そして荷室の広さとのトレードオフ、あと座面が若干低く太ももが少し浮いてしまう）、乗り込んでしまえばドライブは普通に楽しめます。

・安心感の高いインパネデザイン。

ジムニーらしく、無骨なインパネデザインですが、シンプルなライン取りですぐに慣れ、しかも飽きがこない、とても良いデザインと思います。「クルマのインパネはこうでなければ」という説得力に満ちていると思います。

他にも、この手のクルマだと真っ先にオミットされそうな６エアバッグも装備されていますし、言う事なし！です。

■残念なところ
そのキャラクター性を考えると、殆どなし、というのが正直なところですが・・・

・ヘッドレスト形状
これは最近のスズキ車の多くにみられますが、アップライトな姿勢で座ろうとすると、ヘッドレストが後頭部を押す（首が前に傾く）ので、必然的にシートバックを少し寝かせる必要があります。

・街中ではやや扱いにくい？５ＭＴ
１，２速はローギアードで、エンジン回転数がすぐに高くなってしまうので、すぐに3速、4速へ。きっと悪路で停止から低速で走破することを考慮してのセッティングかと思いますが、街中では少し扱いずらいと感じました。オンロードは二の次、オフロード性能が全てに優先するクルマなので、オンロードでのネガを挙げても本末転倒ですが・・・。

■大量バックオーダーも納得の造りの良さ

繰り返しますが、全体としてとても良い出来でした。
そのコンセプトゆえユーザーは限定される筈ですが（３ドアだし）、オフロード素人の自分のような者が運転しても運転し易いと感じさせる、それこそ「クルマの基本」がきちんと出来ているクルマ、と感じました。
大量のバックオーダーが発生するのも納得の一台です。

で、満足してディーラーを撤収・・・というところで担当営業氏から「シエラにも乗ってみませんか？」とお誘いを受け、乗せていただくことに！（その２へ続く）

千葉市のお隣、四街道市の中心の四街道駅。FIAT＆アルファロメオの千葉ディーラーが近くにあったりする関係で、近くの住宅街を通過するたびに、奥にチラッと見える「気になる公園」がありました。でも、なにしろ住宅密集地、なので、せいぜい小さい児童公園だと思っていました。

先週の台風通過後の滅茶苦茶暑い中、立ち寄ってみました。　

既に１０月なのに、日差しが痛いくらいでしたねぇ(>_<)

そこがここ、四街道市の　美しが丘近隣公園　です。

季節はずれの暑さでしたが、前日までの嵐から久しぶりの晴天でしたので、遊具で遊ぶ家族連れやテニスコートでテニスを楽しむ猛者？がいらっしゃいました(^^;

駐車場から緩やかな坂をくだっていくと、

芝生の広場があります。広場に沿って遊歩道を歩いていきます。

遊歩道は園内を周回しているので、ウォーキングコースが設定されていました（だんご３兄弟コースって・・・(^^;

鳩さん。2mくらいのところですが、逃げるでもなく一心になにかついばんでいました。

芝生の向こうは池が。大雨のときの調整池を兼ねてるのでしょう。

入り口近くにあった結構長い滑り台。これはチビッ子が喜びそう(^_^)。

・・・て感じで、この日は暑さも手伝って短時間で撤収(^_^)

今週、たまたままた同じ方面にでかけたので、再度寄ってみました(^^)

行ってみたら、ステラが停まっててしかも隣が空いているじゃないですか！ラッキー！。当然並んで駐車(^_^)

先週とうって変わって曇り空で肌寒い感じですが、ようやく秋がきた、と感じました。

先週、上から見た滑り台を下から。結構距離ありますね(^_^)

芝生の広場の奥からの眺め。本当に静かです。時々通過するＪＲ総武線（成田線）の音が聞こえてきて、駅が近いことを思い出させます。

池をパチリ。この公園全体が周囲より一段下がったくぼ地に造成されているため、周囲の住宅街が殆ど見えません。その点も、異世界感に一役買っていると思います。

さらに池の奥まで歩いてみました。

上の写真の奥に映っていた、印象的な階段。近隣の住宅街の人はここから公園に行くのかな。羨ましいですねぇ。

池の奥川から芝生広場方向をみています。

かつてはカワセミの生息地でもあったようですが、すっかり荒れてしまっているのが残念ですね。

で、駐車場に戻ってきたら、レガシィも駐車している！　

ちょっとした、スバル車祭り状態！！（大袈裟）(^^;

相変わらず不正問題が取り沙汰されていますが、思えばこのクルマ達が現役で販売されていた頃は、スバルはメーカーもディーラーも、今とは別種の雰囲気だった気がします・・・。

自分のクルマを撮る・・・ふりをしてお隣のステラをパチリ(^^;

オレンジ系のシートの特別仕様車みたいでした。このモカブラウン色は後期Ｒ２から追加されたカラーですね。良い感じでした。

とまぁ、そんなわけで住宅街にあってひっそりと忘れ去られたような公園でしたが、自然豊かで落ち着いた、とても魅力的な公園でした。自治体の中心駅から目と鼻の先の大きな公園なのですから、もう少し人が集いやすく整備されても良いように思います。勿体無い感じでした。