札幌　八芒星さん

札幌市内のゲストハウスに宿泊して…。
メシを食べに行こう。
と、思ったのだが何も調べてない…。
宿から数分、歩いて行ける事だけ。
それだけの縛りを決めて地図を見て、気になった店に行く事にしました。
直感だけを頼りに…。

何となく気になった八芒星さんを発見して店に入る。
システムなんてわかっていないので、オーダーの時にはあぅあぅ…しながらでしたが…。

王道(多分、お店の看板つけ汁と思って)、エビ(どれだけエビ！と感じるのかが楽しみで)のつけ汁をお願いして…。
待つこと、数分。

海苔を数枚、トングでつまんでごはんに乗せて…。
早速、食べる。
関東ではよく見かけるつけ麺ですが北海道では珍しい…。
と思いながら、つけ汁に麺を沈め、すする…。

濃厚な汁、王道。
エビのつけ汁もまた、エビ！！！！！って主張が凄い…。
濃さが半端ねぇ…(育ちが悪いお江戸の外れの庶民の子なので、この言い方が一番合う)、と感じる。
手間暇かけて仕込んでいるから、なのでしょう。
八種類のつけ汁、というだけでも組み合わせを考えると通わないとコンプリート出来ない…ですね。

どちらのつけ汁も満足して食べ終えた所で、つけ麺ならば約束事のスープ割。
このスープ割も満足した、そのあと。
割汁だけを単体で味わう。
単体で飲んでも旨い…。
と、素直に思った。
この割汁だけをつけ汁どんぶりに注ぎ…、飲む。
……落ち着くようなシンプルさ、と感じるようで実は深い懐。

もう、老人扱いされるジイ様が一人でニコニコしながら、汗だくだくで割汁だけを何杯飲んだだろう…。
店の主(あるじ)からすれば、変なのが来たなぁ…、と思われたでしょうが…。
いや～…、本当に旨かった。

飲食店は100人の客が来たら100勝しなければ繁盛しない、と私は考えています。
この「うるさいジイ様」が本気で思う。
また来て食べたい…と。
そして、ごちそうさまでした～…、と声をかけて店を出る。

多少評判が良い店、なんて比較にならんくらい旨い。
私の舌にとって直感が炸裂し、非常に満足した札幌市内の夕食となりました。




店の外観。
地図だけみて直感だけで気になった店に入ってみた。
大正解。

札幌駅からチョイと離れた場所、資生館小学校前停留所近くに宿を取って車以外で動くのは初めてでしたが、たまにはルーチンを壊してみるのも悪くない。
と、思います。
札幌市内の宿泊で食べる楽しみの店がまた一つ、増えました。