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瞬間の美しさを味わう道。

能取湖の東側から能取岬をぐるりとまわって網走に向かう美岬ライン。
かつてはダートだったようだが、数年前に全面舗装され素晴らしい快走路になっている。

写真はその道から能取岬灯台に向かう道。
距離はわずかだが、オホーツクの海に飛び出していく滑走路のようだ。

奥深い原生林の中を走る松見大橋。
牧場とは違う、北海道のもうひとつの景色。

北京オリンピックでもらった感動
最終版の女子ソフトはその中でもひときわ光るものがあった。

とはいえ、前回よりも大幅にメダルを減らしたことで
結構風当たりは強い。
ＪＯＣの責任者はもっと国の援助がないと・・・。

昨日のＴＶのコメンテーターは、「支援額を増やすなら、ＪＯＣはそれなりの説明責任が必要ではないか」と成果主義の見解を述べていた。
今回の北京オリンピックに対する国のＪＯＣへの支援額は年間２７億円。それ以外に１４億円を協議団体が民間、企業に願いしてかき集めた。国民の直接の税金は２７億円。
国民一人あたりにすると約２２円となる。

そうすると、わずか２２円の出費であれだけの感動を与えてもらったことになる。
こんなコストパフォーマスの高い税金の使い方はないのではないか。



ちょっと横道にそれるが、
税金の無駄な使い方は、２通りあると思う。額的には少ないが公務員の私的利用になるのではないかと思われるような使い道（タクシー券など）と額が非常に大きい無駄な使い道（車の通らない道路、地方ローカル空港や港湾施設など）。
国民的、マスコミ的には前者の方がインパクトはあるが、それを改善しても額はわずか、ことの本質は実は後者なんだが、広告料をもらっているマスコミは、広告主が不利になるような報道は極力避けるのが常。

元に戻そう。
中国みたいな過度の国家主義は困るが、
少なくとも、今の政府のスポーツや芸術、教育関係の予算はあまりにも貧弱。車が減る一方の日本にあって、無駄な道路ではなくそういう方向にこそ使うことが、将来につながる気がする。

２２円であの感動が得られるなら、１００円出しても全然問題ない。
もちろん説明責任を選手やＪＯＣに求める必要なし。

今回の北海道ツーリングで、日本百名道（１２）を全部、その他いろいろ走った限りでとりあえず評価をしてみました。
１）景色と走りの両方を兼ね備えた道は、知床横断道路、糠平国道。
２）北海道でしか味わえない最果て感のある道は、道道１０６号サロベツ原野
３）牧場の道としては、ナイタイ高原牧場の道、開陽台周辺（北１９号含む）、宗谷丘陵
４）景色・展望のいい道は、美幌峠　　
その他）天気が悪かったので最終評価が出せないのがニセコパノラマライン。

そんな感じかな。

そして、北海道を代表する道としては、（まだ１回しか走っていないのに判断するのは僣越ですが）
知床横断道路と道道１０６号サロベツ原野が私のお薦めになるかなあ。
美幌峠は工事中部分があってちょっとマイナス。（あくまでも個人的見解です）

灯台の先の海に
日高山脈の残骸がさらに続く。

荒海の似合う襟裳岬