このたびの大地震において、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
我が家は、停電以外は被災らしい被災がなかったことを、はじめにご報告します。
9月6日 午前3時8分の約10分ほど前、ワンコのトイレ催促で起きた妻がベッドに戻ってきました。
二人とも、ウトウト〜と眠りに着く直前、
「カタカタ」
と音がして、少し揺れを感じ、地震だなと思っていたら、段々家のきしみ音や食器の当たる音がしてきたと思ったら、
「グシャ、グシャ!」
と言う表現が正しいかどうかわかりませんが、ものすごい揺れ。
ベッドの横に置いてある整理ダンスの上の棚に入れていた物が落ち始めたので、とっさに起きて揺れが収まるまで押さえていました。
おそらく30秒くらいだったと思うのですが、縦揺れ横揺れのミックス。
揺れている最中にスマホの緊急地震速報が鳴っていました。
自分の部屋でハイベッドで寝ている息子の名前を呼んだらしばらくして
「おぉー凄かった‼︎」
と起きてきて一安心。
妻はとっさにクレートからワンコを呼び、抱きかかえて布団にもぐっていたのでワンコも無事。
私の住んでいる地域は震度5強と言う発表でした。
以前、東日本大震災の業務支援で仙台で宿泊していた時の大きな余震で震度6は体験していますが、体感的にはかなり近かった気がしています。ハイベッドの息子はそれくらい揺れたでしょうね。倒れなくてよかった。
揺れの後あっさり停電になり、懐中電灯で家の中を改めてチェックしながら、とりあえず、配電盤のブレーカーをOFFにして、ガスコンロをチェック。割れたものがないかチェックして、家族全員で私と妻の寝室で夜が明けるまで過ごすことにしました。
落ち着いて部屋を見渡したら、整理ダンスの上の棚から、昔使っていたアライのヘルメットが、私が棚を押さえて立っていた場所の足元に落ちていて、頭を守るものに頭をやれるところだったんだなと思いました。
タブレットのワンセグでニュースを見て、夜明けには甚大な被害が明らかになると判断。今のところ出ている水さえ後に出なくなる可能性も考え、浴槽に水を貯め、さらに飲み水や電池、残りの食材をチェックし3日分くらいの食料の不足分等を確保する為、4時頃、息子と近くのコンビニに行きましたがすでに列ができるほど混み合っていました。
カップ麺1日分と電池は買えましたが、2リットルのミネラルウォーターはほぼ売り切れて350mlのミネラルウォーターを何本か買うことは出来ました。
家に戻り、少し明るくなってきたところで、掛け時計が落ちで壊れていた
くらいの被害で済んでいた事にまた少し安心。
仕事は自宅待機、息子も学校が休みになり家に居ましたが、停電しているので、派手にスマホやタブレットを使うわけにも行かず、ラジオで情報収集。
お店が開く時間になって、近くのスーパーやホームセンター、コンビニに行ってはみたものの、売り切れ続出で殆ど買い物はできず、信号が停電で点いていない危険な道路を走ってきただけになってしまいました。
停電なんてそんなにかからず復旧すると思っていましいたが、北海道全域で停電しているなんて聞いたら、流石にやばいと思いました。実家に連絡すると、なぜか妻の実家は早々と復旧していて、私の実家は停電中。実家と隣同士の妹夫婦が、最近乗り換えたばかりのエスティマハイブリッドの電気を使い冷蔵庫やテレビを動かして、最低限の環境は作っていたようです。
この停電、最終的には7日の夜まで約40時間続きました。不謹慎ですが、周りがみんな停電しているので、夜空が綺麗で、天然のプラネタリウムを家族でずっと眺めていました。
色々な災害の現場に行く事が多く、経験している私でしたが、自分がこのような状況に陥る事は全く考えていなかったので、恥ずかしながら備えは全くしていませんでした。
どこか対岸の火事みたいな。
ここからは、備忘録として、私の反省を含めた内容を書きます。
今回、水や食料、車の燃料を求めてどこも長蛇の列になっていましたから、やはり備えておくべきと痛感。
車の燃料は、半分減ったら給油する癖があって、今4分の3残っていまして、それだけはよかったです。
水は出るうちに貯めておければいいですが、水道管の破裂などで貯められない状態を考えたら、最低でも飲み水を用意しなければいけません。調べると飲むだけで1日3リットル必要らしいです。飲む分は水以外の飲料水で代用したとしても、食料を用意するための水や、意外と忘れがちなトイレの水・・・。どれくらいなのか調べて徐々に準備したいと思います。手洗いや洗顔は水を使わないものを用意。
マンションだと設備によっては停電でポンプが使えないと水が出ない所があるようなので住まいによって必要量も考えなければいけません。
食べ物は、買い物のタイミングが良かったのか、後から慌てて買いに行った分を除いても3日は食べられました。停電で冷蔵庫がダメでしたが、幸い水が出て、ガスが使えたので、傷む時間を考えて調理していきました。
知人宅では、肉がダメになるので外でBBQしていましたが、これも一つの策ですね。
北海道は家の庭先でBBQをする家庭が多いので、こういう光景を結構見かけたようです。
何かと物資が無くなると思って、人々が集中してしまいますが、落ち着いて残り物をチェックして、個人で必要以上に買わないことが物資不足を減らし、本当に必要としている人が手に入れられることになると思いました。
我が家では普段あまり使わないけど必要なもので、ランタンや非常用電源等があります。
キャンプをする人ならお持ちでしょうが、我が家にはランタンがなくて、懐中電灯とろうそくで明かりを確保しましたが、余震が続く中、火を使うものは危険だと思いました。安全なランタン、LEDランタンがベストなのでしょうかねぇ。
情報源のラジオは重要ですが、スマホも重要。非常用電源として、バッテリータイプで数日使えるものがあるようで、ちょっと高いですが、クルマのパーツを買うお金を回せば買えそうです。
水を貯めておくタンク類も必要ですし、もし、冬なら電気を使わない暖房器具が必要。一気に用意できませんが、今回の反省を元に徐々に揃えようと思います。
Posted at 2018/09/09 14:14:50 | |
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