こんばんは。
今月はblogに書きたいネタがたくさんあるのですが、忙しくて追いついていません。
ちょっと前のネタを少しづつ上げていきます。
この話はゴールデンウィークからのお話。
息子の所属する大学の自動車部(サークル)で新入生の歓迎会として、ゴールデンウィークにジムカーナの体験みたいなイベントをやっていました。
昨年買ったニュータイヤ、ブリヂストンのアドレナリンも試すことができると、喜んで出かけて行った息子。
イベントが終わって帰ってきた息子に、
「タイヤどうよ?」
と聞いてみたら、
「前のポテンザよりグリップいいよ!」
と好印象だったのですが、
「空気圧は見ていたんだけど、結構横の方まで減っちゃって。」
という息子。
翌日、息子はバイトで車を使わなかったのでタイヤを見に行ったら、
字が書いてあるところまで減っている!
グリップがいいという話は本当か?ここまで使っているということは、アンダーステアになっていたり、ステアリングを切り込んだ状態で思いっきりアクセル入れちゃってたりしているんじゃ?と思ったわけです。
よーく見たら、
ブロックがちぎれている・・・。
おろしたてだぞ、おい( ;∀;)
これをこのままフロントに履いていてはよろしくないなと思い、前後のローテーションをしました。
ちなみにリアタイヤは、
健全。
フロントタイヤをタイヤを外してみたら・・・。
左フロントだけ、先ほどの1箇所だけじゃなく、全体的にちぎれている・・・。
決まった列だけですが・・・。
右回りが多いコースレイアウトだったのか、ホイールスピンが激しかったのか。
当日、見に行っていないのでよくわかりませんが(o_o)
バイトから帰ってきた息子に、
私「お前、、、タイヤの空気圧見て走ったか?」
息子「きちんと規定に合わせたよ。」
私「パイロンを細かく曲がるような時、ハンドル切ってアクセル入れすぎてないか?」
息子「それはある程度は。」
私「タイヤがあんなサイドウォールまで減っているなんて。ハンドル切っても曲がらなくて思いっきり切りたしてないか?空気圧、本当に適正だったのか?足りなくなかったか?」
息子「走る前に必ず規定の空気圧にしていたよ。」
私「買ったばっかりのタイヤ、お前・・・。」
と、まあこんな不毛な会話が続き、結局原因はわからず。このタイヤ、走り方が、指定空気圧で良いかどうかと言うことも考えられます。
昔、タイヤショップに勤めていた友人にも聞いてみたのですが、帰ってきた答えが
「意外と横剛性ないタイヤなんじゃない?」
と。
それはあるかも。タイヤの名前で勝手なイメージを持っていた節はありますな(T ^ T)
タイヤに負担がかかるということは、きちんとサスペンションが動いていないということや、キャンバー角が全然ついていないフロントタイヤなんかを見ると、このようなことになるかもしれないなど、いろいろ思うところがあり・・・。
キャンバーをつけることは、アッパーマウントでキャンバーをつけられる車高調にしたり、キャンバーボルトをつけたりすれば解決できますが、クイックな特性になりかねないし、そのクイックさが滑りやすい路面、特に冬道などで危険な挙動になった時のことを考えたら・・・、普段乗りで危険と判断して、今回は見送り。
あとは、サスペンションをよく動かしてやるには?手軽に?と考えて、こちらを購入。
月並みですが、ストラットタワーバーを取り付けます。
一時期、パフォマンスダンパーなんかも考えましたが、前後に入れたら結構お高いし、とりあえずお手軽にこちらにしてみました。
購入したのは、名の知れたメーカーの商品の中で安くてすぐ手に入るBLITZ製をチョイス。
コペンなので、D-SPORTが一番いいような気がしましたが、BLITZやCUSCOのタワーバーと見比べてみたら形状がほぼ同じというか違いがわからないほどそっくりというか。なので、まぁ、どこでもいいと判断したところです。
ここからは取り付け作業をダイジェストで。
1.タワーバーとブラケットを組み付ける。ボルトは仮締め程度に。
取り付けるキャップボルトは、ボディに乗せて角度が決まってから本締します。
2.アッパーマウントのナットを外す。
工具は12ミリのメガネ、ラチェットなど。
3.タワーバーをボディに乗せる。
4.ブラケットをアッパーマウントのナットで締める。
規定トルクがあるので、一旦仮締めしてから、トルクレンチで本締め。規定トルクは26.5N・m。
ネットには一時期取説に高いトルクが記載されていたらしく、信じて締めてアッパーマウントのボルトを折ってしまった事例や、タイヤ用の大きなトルクレンチで締めて折ってしまったなどの書き込みが散見されました。今回は、最大25N・mの小さいトルクレンチを使用していますので、適正な工具を使うようにしましょう。
実際、私も25N・mまでトルクレンチで締めて、最後はメガネレンチで軽く増し締めしました。メガネレンチは、指2本を添えてソフトタッチで(笑)これは友達に教えてもらった締めすぎない締め方です。強く握ると締めすぎるからということらしいです。
ちょっとやりにくいのが、ブラケットの内側の方のナット。
ご覧の通りクリアランスがない。
普通のソケットにエクステンションを使わないとトルクレンチの頭が入らず締められません。
私はディープソケットしかなかったですが、それでも短く、エクステンション(150mm)を使って締めました。しかし、ディープソケットだとブラケットと干渉しますので、普通のソケットにエクステンションの組み合わせが適当と思います。
5.タワーバーとブラケットのキャップボルトの本締め。
ご覧の通り、手前がナットになっていますが、反対側は6角です。
そしてこのクリアランスの無さ。
6角の工具は入りません。というか、この大きさの6角を持っていなかった・・・。
なので、ウォーターポンププライヤーで掴んで押さえようと思いましたが、これすら入らない。
そこで息子が、
「上のカバー外そう。クリップで留まっているだけだから。」
ということで、クリップを外して、
少しカバーを浮かせてプライヤーを潜り込ませて固定、ナット側からトルクレンチで本締め。規定トルクは57N・m。
before
after
完成!
まだ攻めた走りはしていませんが、橋の継ぎ目などの段差の乗り越えでは明らかに剛性感が出ましたし、一番大きいのは、オープンにした際のフロント周りの剛性アップ。オープンにしていると本当に剛性不足を感じ、荒れた路面や橋の継ぎ目では、フロントタイヤが左右バラバラにわちゃわちゃ暴れる感じがありましたが、そこも改善された感じです。これだけでも十分に取り付けた価値はあります。
コーナリングでサスペンションがよく動くようになったかどうかは、後日確認するとします。タイヤの接地も変わればいいですけどね〜。
息子には、
「これ付けると、たとえば左側をぶつけたら、左右つながっているから、もれなく右側も壊れると思え。」
と伝えました。
しかし、GRスポーツでフロア下の剛性アップパーツが標準装備の割に、ストラットバーが装着されていないのには何か理由があるのかなぁ?
GRなのになんでついていないのだろう?
誰かわかる人いますかね??