先週、自分のクルマをスタッドレスタイヤに交換した後、すぐに北海道の降雪のニュースが全国区になりました。
今年は何だか秋が短くて一気に寒くなり、つい先日も、札幌市内で陸橋がブラックアイスバーンになっていて多重衝突事故がニュースになっていました。
そろそろコペンもスタッドレスタイヤに換えないといけないなと思い、今日は作業準備をしました。
先月、コペンのスタッドレスタイヤの試し履きをした時に、何年か前に買ったアストロプロダクツ製のパンタグラフジャッキが壊れ、また新しいジャッキを買わないと〜と思っていましたが、ちょっといいジャッキを買おうと思うと万単位の出費になっちゃう・・・、と思いながらネットでジャッキを調べていたら、古いジャッキをオーバーホールしている動画を見つけました。
「あれ?このジャッキ、昔使っていたものと同じだな?」
と思い、実家でタイヤ交換した時に物置を漁ると、出てきました。
それがこの、
カヤバ シザースジャッキ です。
約20年前、サーキット通いしていた時、現地でラジアルからSタイヤに交換していましたが、車載工具のパンタグラフジャッキではとても不便で、当時タイヤショップに勤めていた友人からこのジャッキを教えてもらい購入したものです。確か、1万円ちょっとだったと記憶。
散々使って、実家でも使っていましたが、BMWやベンツなど結構重たいクルマばかり作業するようになって、また、経年劣化でジャッキアップのスピードも落ちてきて危険を感じていたこともあり、使わなくなりました。
ベンツは実家でガレージジャッキでの作業ですが、コペンは自宅で作業します。ですが、物置も狭いので、場所を取らずコンパクトなこのジャッキを復活させようと思ったところです。
ただ、このジャッキ、いつの間にか廃盤となり、補修部品も購入できない?らしく、ヤフオクで補修部品を出品している方がいて、1,000円ちょっとで購入出来ました。
ジャッキオイルはメーカー指定の粘度のモノをAmazonで数百円で購入。
諸々揃い、今日は暖かかったので、自宅マンションのベランダで作業しました。
ここからは作業風景です。
必要なもの。
・ジャッキのシリンダー部分のOリング(油圧機器用の硬質のゴム)、バックアップリング
・ポンプのOリング、バックアップリング
・ジャッキのアームを固定しているピンを留めるeリング2枚
・ポンプとシャフト固定するピンのeリング1枚
・リリースバルブのOリング
・オイル注入口のキャップ(今回は交換せず)
・ジャッキオイル(粘度32 40mlくらい)
・工具(ピック、先の小さいマイナスドライバー、ペンチ)
・ビニールテープ
・ブレーキクリーナー
・エアー
・ウェス
・オイル処理材
・養生材(段ボールや新聞紙)
・使い捨ての手袋
まず、ポンプとシャフトを留めているピンを外す。ここのリングがなかなか取れない。
ジャッキのアームを留めているピンを外す。eリングは大きいので割と簡単に取れました。
ジャッキのシリンダーを抜きます。ポンプの小さいシリンダーも。
抜いたら、オイルを抜きます。
新品のオイルは透明なのに抜いたオイルは黄色。劣化するとこうなるのかな?
リリースバルブも外す。汚い・・・。
Oリングを外してブレーキクリーナーで清掃。
シリンダーに付いているバックアップリング、Oリングを外します。外す時に使うピックやドライバーでシリンダーに傷を付けないように注意。
外したらシリンダー内をブレーキクリーナーで清掃、エアーを吹いてゴミを飛ばします。
新しいOリング、バックアップリングを取り付け。
ジャッキを元に戻します。
アームのピンを入れてeリングを取り付け。
1番縮めた状態でオイルを注入。40ml位らしいですが、注入口からこぼれる位がそのくらいの量のようです。肝心の写真は写真担当の息子が撮り忘れ。
ジャッキを伸ばして、逆さまにして、リリースバルブを少し開けてエア抜きします。
エア抜きが出来たら、1ストローク目からジャッキが上がります。
エア抜き前は、漕いでもなかなか上がりませんでした。
さて、後は実際にクルマを持ち上げてみるだけ。
手入れをすれば使える素晴らしい逸品です、これ。捨てなくてよかった。
続きは来週〜。
Posted at 2021/10/24 19:29:49 | |
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