本日はショップにて、ローテンプサーモを導入してきました!
NAロードスターはわかりませんが、NBロードスターは水温が90度を越えるとECUに補正が入り、パワーダウンしてしまうようなのです。
という事は、NBロードスターをサーキットで使用する場合、「水温が90度を超えないようにする」というのが水温管理においての目標になります。(もしくはサブコンなどを入れてECUをいじるか)
しかし、真夏でなくとも、ちょっと暖かい春先でのドライブでも水温が90度を越えてしまう事があるのがNBロードスターなのです・・・。
既に私のオレンジ号は水温対策としてN1でも使用されているラジエーターが入っているのですが、それでも90度を余裕で越えてしまいます。
という事はラジエーターの性能を生かしきれていないと考えられます。
完全に宝の持ち腐れ状態です・・・。
そのため、今回はラジエーターの性能をフルに発揮すべく、ローテンプサーモの導入を決意しました。
その際、ローテンプサーモと同時に、ハイプレッシャーラジエーターキャップの導入も考えたのですが、調べたところによるとハイプレッシャーラジエーターキャップはLLCの沸点を上げてくれるだけのようです。
実際、ハイプレッシャーラジエーターキャップはLLCの気泡化を避けてくれる効果があり、結果的に若干ながら水温が下がることはあるそうなのですが、それよりも各部のゴムなどに与えるダメージのほうが大きく、デメリットのほうが多いようです。
そのため、ハイプレッシャーラジエーターキャップの導入は見送りました。
NBロードスターの純正サーモスタットは88度開弁/100度全開の物になります。
しかし、純正のECUが90度で補正をかけてしまうのを考えると、これはどう考えても開弁温度が高すぎるのです。
ロードスターの社外サーモスタットとして一番有名なのはマルハモータースの78サーモになります。
この78サーモは78度開弁/90-92度全開のサーモスタットなのですが、確かに町乗りでは良いようです。
しかし、サーキット走行を考えるとやはり78度でも開弁温度が高いようです。
全開で走るとやはり90度をゆうに超えてしまうそうです。
そのため、今回はショップの方のお勧めでARCの68度開弁/82度全開のサーモスタットを導入してきました。
取り付けての感想は、「水温の下がり方が素晴らしい!」でした。
社外の水温計の針を見てみると確かにラジエーターに水が回っている感じがします。
走らないと水温は高くなりますが、走ると風が当たって確実に温度が下がっていきます。
走らなくてもエアコンを付けて、ファンを回してやると確実に冷えます。
ショップから自宅への帰り道では、80度~90度で安定していました。
走らない+エアコンつけない状態だと90度~95度ですが、走ったりエアコンを付けてファンを回したりすると80度付近まで下がっていきます。
1万円ちょっとのチューニングとして、これは素晴らしい効果です!
まだサーキットに行ってないので、本来の目的に適っていたかはわかりませんが、町乗りでこの感じならサーキットでも確実に効果があるでしょう。
よくローテンプサーモのデメリットとしてオーバークールの問題が挙げられますが、NBロードスターの場合、元々廃熱が厳しくて若干オーバーヒート気味であること、社外サーモを入れても、開弁温度まではラジエーターに水が回らないこと等を考えると、あまり問題ではないのではないか?と思ってしまっています。
結果的に非常に満足度の高いチューニングでした。
ラジエーターを変えなくても、確実に効果はあると思いますので、オススメです!
Posted at 2010/07/31 22:36:37 | |
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