2011年1月29日に行われた本庄サーキットフリー走行のベスト走行シーンがこちらになります↓
タイムは48.234。
前回のベストが48.965だったので、コンマ6秒近いタイムアップです。
前回の走行から行った事としては、オイル交換と左フロントのアライメント調整のみ。
セクターごとのベストは以下の通りです。
1sec: 18.936
2sec: 7.101
3sec: 21.921
セクター毎のベストを繋ぐと47.958というタイムになり、以前の考察通り、47秒台後半が狙えることが明らかとなりました。
次は、
LAP+を用い、走行データの比較をしてみましょう。
まずはNB8Cの走行データとたかゆき閣下さんの走行データを比較してみました。
赤がHaruyanの48.234秒のデータで、青がたかゆき閣下さんの47.973のデータになります。
たかゆき閣下さんのデータは
LAP+ Analyzer web extensionより拝借しました。
今まで「ターボパワーってどんなもんだろう?」と漠然と思っていましたが、データを見ると一目瞭然。
本庄のメインストレートですら10キロ以上の出ているようです。
全体的にラインが違いますが、車がかなり違うという事もあり、一旦考察は保留とします。
さて、次はネットよりLAP+ Analyzer web extensionより拝借したNA8Cの方のデータと比較してみます。
この方のタイムは195/50/15のPROXES R1Rを履いて47.123のタイムを出されていらっしゃる方です。
ラジアルを履いたまま自分よりも1秒以上速いため今回の考察に使用させていただきます。
1コーナーと1ヘアと最終前のシケイン意外はライン取りが違うと言っても過言じゃないぐらい違います。
では、順々に見て行きましょう。
【1ヘア】
1ヘアに関しては大きくライン取りが違うわけでも、ブレーキング位置が違うわけでもないので、まだここでコンマ何秒詰めようとかは考えない方が安全に速くなれそうな気がします。
また、GPSロガーの取り付け位置による違いもありますので、とりあえずは”このまま”という方向性でいきたいと思います。
【2ヘア】
2ヘアは1ヘアと違い、かなりライン取りに差があります。
僕は斜めにアプローチし、NAの方よりも鋭角に曲がっています。
しかし、そのせいでコーナーの最低スピードでは5キロ近くも僕の方がロスをしており、非力なロードスターではタイムにかなり影響が出てしまっていそうです。
僕よりもちょっとだけ大回りしているNAの方の緑のラインの方が明らかに速いのは分かるのですが、2ヘアって目印にする物やクリッピングポイントに対する距離感が掴みにくいので、ポンと直せるものじゃないのが辛いです・・・。
ただ、もう少し”インにつくのを遅くする”という認識的な変化でラインが少しは良くなると思われます。
それから、2ヘアのクリッピングポイントの縁石が結構ザラザラしていて、「乗せちゃうと足回りにダメージが・・・!」とか考えてしまい、あまり縁石に乗せられてないのもタイムロスに繋がっていそうです。
【2ヘア後のS字および最終前のシケイン】
これまた結構違います。
2ヘア後のS字に関しては、僕は直線的に抜けているのに対し、NAの方は一旦膨れてから右コーナーにアプローチしています。
あまり外に出すぎると結果的に遅くなるという事と、直線的にブレーキングしたかったから真っ直ぐにコーナー進入していたのですが、一旦は左に寄せて、そこから右コーナーに入っていったほうが良いようです。
そして、一旦インに入ったらそのまま長めにクリップを取って立ち上がり、シケインに突入。
シケインの2個目の左コーナーに関しては僕の方が圧倒的に遅いです。
一番違うのは縁石をしっかり使えていないこと。
もっとイン側の方まで縁石を踏んで立ち上がったほうが速いようです。
ここはリズムが大切なのでワンミスが全てのタイムに響くため、全てのポイントでちゃんと走れていないとタイムが出ないため、大変です。
【最終コーナー】
最終コーナーは僕の方がクリップを取るポイントが大分奥なようです。
本当はもうちょっと手前にして、壁に向って立ち上がる、といった方が速いっぽいです。
最後に全ての区間の通過速度を見てみましょう。
これを見てはっきり分かるのは、何だかんだ言いながら、最も悪いのは第3セクターのS字とシケインと最終コーナーだという事がわかります。
特に、S字とシケインでコンマ5近く差が開いてるので、ここらを見直すことが最も楽にタイムアップへと繋がりそうです。
全てまとめると、
・2ヘアの進入はもう少しインにつくのを我慢して、小さく曲げるようにする
・S字とシケインは全体的に見直しが必要。特にS字のアプローチが全くダメダメなせいで全体的にリズムが取れてないので、確りとS字のアプローチを外側からできるように、一旦膨れる。
・最終コーナーはクリッピングポイントをもう少し手前に。
といった感じです。
特に2つ目の「S字のアプローチが全くダメダメなせいで全体的にリズムが取れてないので、確りとS字のアプローチを外側からできるように、一旦膨れる」というのが最も重要と言えそうです。
ここだけキッチリやれば47秒台中盤というのも現実的な数字となってくるような気がします。
以上で考察は終了となります。
今回初めてこのように画像を分割して考察してみましたが、かなり自分自身でも自分の走りが客観的に見れました。
そのため、次回以後もやっていこうと思います。
皆さん、LAP+スゲー良いですよ!!
【LAP+のバグ?について】
Photo Mate 887とLAP+を用い、データ解析を行ったところ、このようにデータが直線になってしまう現象が発生しました。
他にも1つのデータが20秒近くでバラバラに区切られてしまったりといった現象も発生し、一時データの解析を諦めかけました。
ところが、LAP+のデータを最新版にし、再びデータの抽出を行ったところ、正常なデータが読み取れました。
GPS本体の故障ではなく、ソフトの故障という事が判明しましたので、同様の症状が起こった方はLAP+のアップデートをオススメします。