ただいま!
ということで、2月の下旬から1ヶ月間イギリスにあるカンタベリーという街に留学してきました。
なお、イギリスやフランスなどのクルマ事情をまとめた日記は別にアップしますので、こちらは単純な留学レポートとなります。
「みんなのカーライフ」なのに車以外の日記を書いてしまいすみません・・・。
留学先はアメリカとイギリスが選択できたのですが、モータースポーツ発祥の地であるという事、以前留学したカナダでイギリス英語を喋る先生の授業が聞き取りやすかった事からイギリスを選択しました。
留学した都市はカンタベリーという場所で、カンタベリー大聖堂という世界遺産が街の中心にあるイギリスの宗教的重要都市となっています。
【ポイントAが留学したカンタベリーという都市になります】
カンタベリーという都市はイギリス国民にとっても観光都市であるようで、休日になると多くの人が大聖堂に足を運ばれていました。
街の風景はこんな感じで石畳を残してあり、街の中心街は200年以上前の建物が未だに使われていたりします。
イメージとしては日本で例えると京都、奈良、鎌倉・・・といった感じでしょうか。
非常に落ち着いた街で、大学もいくつかあるため街全体が留学生に慣れているような雰囲気でした。
現地では平日は大学付属の語学学校に通いつつ、終末はロンドンに行ってロンドンアイの上からビッグベンを写真に収めたり・・・。
ナショナル・ギャラリーでゴッホのひまわりを見たり、ダビンチの聖アンナと聖母子(下絵)を見たりしてきました。
芸術的センスは皆無で、絵画は興味があるレベルだったのですが、ひまわりは絵の具から表現される3次元的造形美が面白く、ダビンチの聖アンナと聖母子(下絵)では下絵ゆえに伝わってくるえんぴつならではの繊細な表現に感動しました。
ロンドンの地下鉄は路線図が難しいとか危ないと聞いていましたが、そんなことは全くなく安全に過ごせました。
現地で同時期にロンドンに観光でいらした大学の先輩と合流し、先輩のホテルで1泊居候させていただき、宿代節約&時間節約をさせて頂いた上、一人でロンドン塔や・・・。
タワー・ブリッジを観光したりしてきました。
そして次の週の休みには現地のツアーに参加し、オランダのアムステルダムとベルギーのブルージュを2泊3日で巡るツアーに行って来ました。
「イギリスに行ったのにどうしてユーロ圏?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、これには訳があり、一番上のGoogle Map図を見て欲しいのですが、カンタベリーがイギリスの南東にあるために、ロンドン以外のイギリス観光名所や大都市に出るためには一度ロンドンを経由し、そこから何時間もかけて移動しなければならないのです。
それならばツアーに申し込んで、ドーバー海峡を渡るだけで行けるヨーロッパに行ってしまおうという結論に至りました。
現地ツアーならば、英語で全部説明してくれるのでリスニング能力も向上するし、「重要なアナウンスを聞き逃したら帰れなくなるかもしれない!」的な緊張感が心地いいし(笑)
しかし、このツアーでのオランダ旅行がまた凄くて、格安ツアーだったためにアムステルダムの性風俗街、通称「レッドライン」の内側に用意されたホテルに外人5人と箱詰めにされます。
オランダのアムステルダムは「世界3大
性地の一つ」と呼ばれるほど性に対してオープンな街で、国がレッドラインと呼ばれる街の中心街の裏路地には飾り窓と呼ばれる風俗店を設定することを許可しています。
ぜひ、「アムステルダム 飾り窓」などで検索してみて下さい。
で、そんな飾り窓の営業が許可されたレッドラインの中にホテルが用意されていたわけで、ホテルの部屋がこんな感じです・・・。
ホテルの2件先の店はポッチャリな叔父さんがギャグボール噛まされているマネキンの置かれたSM系アダルトショップ。
部屋は収容所と見まごうほど狭くて、ベッドはすべて2段ベッドです。
ここにインド人、パキスタン人、ブラジル人、アルゼンチン人と2泊することになったのですが、いやはやこれほどまでに英語を習っていてよかったと思う経験は未だにありませんでした。
街についてホテルに案内されるなりすぐにガイドの叔父さんが「これから夜のアムステルダムを案内するぜ」と言うもんだから大変!
完全に絶賛営業中の飾り窓の外をツアーで練り歩いて来ました。
ツアーの叔父さんが言うには「レッドラインから先は写真を取るな!飾り窓の女性をずっとジロジロ見るな!金取られるぞ!」と強く言われたので写真はありません。
下着のお姉さんに窓越しに誘われた経験は多分一生忘れません。
でも、アムステルダムを普通に2日間満喫しまして、アンネの日記で有名なアンネ・フランク博物館に行ったり、船で街をクルージングしたり・・・。
木靴工場やチーズ工場で木靴やチーズを作っているところを見たり・・・。
パンケーキ食べたりして満喫してきました!
あと、朝起きたらホテルの部屋の机の上に大麻が普通においてありまして、同室だった誰かが買ったものと思われます。
オランダはリベラルな国ですので同性愛結婚・安楽死・大麻の使用が許されています。
なので、街の「コーヒーショップ」と呼ばれるところで普通に大麻が売られているのです。
もちろん僕は手をつけていないのですが、日本だったらお目に掛かることすらできませんので、本当に貴重な経験でした。
ここで言語の話になるのですが、オランダは通称:ダッチと呼ばれるオランダ語が母国語になります。
もちろんオランダ語など1つも単語がわからないレベルですので、頼るべきは英語のみとなります。
今までずっと英語が苦手だと思っていたのですが、それは20年以上も使用してきた日本語と比較して英語が苦手なだけであって、観光や人に物を頼んだり、人に要望を伝えるレベルであれば英語でも十分に生活できることを痛感しました。
オランダ人に英語で話しかけて、向こうもカタコトの英語で返答してくれる、そんな英語が母国語となる瞬間を味わうことができ、かなり貴重な経験でした。
最終日はベルギーのブルージュに移動しました。
チョコレートやワッフルを堪能しつつ現地の協会やブルージュの歴史資料館に行って来ました。
本当にブルージュは最高の街でした。
英語が普通に通じるし、街全体が穏やかで優雅だし、ご飯は美味しいし、ユーロ圏だからイギリスポンドほどに物価が高くないし・・・。
死ぬまでにもう一度行きたい国No.1です。
そんなこんなでアムステルダムとブルージュのツアーが終了し、次の終末にはドーバー海峡をフェリーにて移動し、フランスのパリに行って来ました。
夕方から夜にかけてセーヌ川クルーズをしたり、シャンゼリゼ通りを通って凱旋門に向かい、凱旋門に登ったり・・・。
ノートルダム大聖堂に行ったり・・・。
ベルサイユ宮殿行ったり・・・。
ルーブル美術館に行ってモナリザ・ニケ・ミロのビーナスなどを鑑賞してきました。
もちろん、ダッチと同じくフランス語なんて1分も勉強したことありませんので全くわかりません。
ここでも英語のみで駅員に場所聞いて電車に乗って移動したり、チケット買ったりしていました。
でも、それでも普通に生活できるのですから、海外旅行に行くために必要な言語能力っていうのは自分が思っているよりは遥かに低かったと言えるかもしれません。
ということで、この1ヶ月はかなり内容の濃いものでした。
この旅でイギリス入国を3度やりまして、3回も入国審査をしたわけですが、それもまたいい勉強になりました。
大学院受験が控えていますが、それが落ち着いたらまた海外に行こうと思います。
もうちょっと世界が知りたくなりました。