まずはじめに、東日本大震災によりにおいて被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみ申し上げます。
震災より早くも2週間以上が経ち、東京を中心とした首都圏においては日常が取り戻されつつありますが、依然として福島原発では緊張した状態が続いており、散かった部屋は片付いても、心は片付かぬままです。
自分も小額ながら義捐金を寄付させていただきました。
被災地から近いといえぬ都内においては、現地にボランティアとして向うより、赤十字などの機関に対して募金を行うのが最も効率的かつ、安全であると判断したためです。
しかし心の中では、人手が足りないのであれば被災地に直接向って支援をしたいと思うのが人の情というやつです。
前向きに日本全体の復興を願う意味では、被災地以外の人々が日常生活を取り戻して震災以前のような雰囲気を作り上げない限りは、この震災からの脱却は困難であると判断し、今我々が出来る事は冷静に以前と同じ日常生活を送る事であると思っています。
その考えのもと、昨日は本庄サーキットに行ってきました。
解消されつつはあるものの、まだ若干ガソリン不足の雰囲気が漂っていた為、走ったのはいつもの半分程度、もしくはそれ以下でしたが、少しづつでも元通りにしていかなければならないと思います。
昨日はドリフトで本庄サーキットを走行したのですが、そこで感じたグリップとドリフトの違いについて、今日はざっくりと日記を書いていこうと思います。
まずグリップ初心者、ドリフト超初心者の僕でも100%言える事があります。
それは、ドリフトもグリップも「上級者になれば車速は速くなる」、「上級者になればグリップ・ドリフト向けとしてきちんと車を仕上げてくる」という事です。
この2点についてはほぼ例外がないと思います。
「上級者になれば車速は速くなる」という点を見て、「グリップもドリフトも同じものだ!」と言われる方がいらっしゃいますが、僕としてはやはりドリフトとグリップは違うものだと感じています。
どちらもサーキット内で行うぶんに関しては車を操る楽しみ方として100点満点の大正解なので、どちらが劣ってるとかどちらが勝ってるとか、そういう考えでこの日記を書いている訳ではないという事だけはご理解下さい。
昨日の本庄では沢山の種類のお車に同乗走行という形で乗せていただいたのですが、ドリフトを長年されている方のテクニックは、グリッパーが身に着けているドリフトテクニックとは比較にならない程の素晴らしいものがあります。
それは派手さだといえます。
ドリフト上級者の横に乗ると、「何でそこから繋がるの!?」と思うような位置からのドリフトを繰り広げたり、「何でスピンしないの!?」と思うような角度でスピンをしなかったりととても不思議な気持ちになります。
グリッパーの方はどこまでいっても、ドリフトでもなぜか地味ですw
横に乗せて貰うと「あ、この人もともとはグリップの人なんだろうな」ってわかるぐらい違います。
オーナーさんとお話させていただくと、車の仕上げ方やライン取りの考え方が根本的に違うのだなと感じました。
長年TKくらぶのスタッフをされているお友達の
nanayo_koさんも全く同じ事をおっしゃられていました。
ドリフターの方と、グリッパーの方と何が具体的にどう違うかと言うのは難しいのですが、今まで走ったことがない新しいコース図をパッと見たときに、まず「ドリフトorグリップするならどんなライン取りをするのか」と、ドリフトとグリップどちらのことを先に考えるのか、というそういう事になります。
それこそ、どちらの方が好きなのか。
どちらの方が肌に合っているのか。
どちらの方が自然と走ることが出来るのか。
そういう事なのだと思います。
それは多分どっちの方を長くやってきたか、とかそういう事じゃない気がします。
モータースポーツの世界は基本的には娯楽なため、この「好き」という感情がどちらに大きくふれているか、日常的にどちらの方の情報源に多く触れているか、そういう精神的で微細な差なのですが、その差こそが車のチューニングの方向性に違いが出てきたり、ライン取りに差が出てきたりします。
自分の「好き」ばかりは車と違ってコントロールできるものじゃないので、素直に自分の感性に従って、グリップをするなり、ドリフトをするなりが吉だと思います。
ドリフトが好きな方がグリップをしても本当の意味で楽しめないでしょうし、グリップ好きの方がドリフトをしても本当の意味で楽しめないと思います。
ただ、ドリフト好きの方がグリップを練習してドリフトに生かすことや、グリップ好きの方がドリフトをしてグリップに生かすことは大いに勉強になると思います。
最後に、自分はロードスター仲間の方からは「ドリフト大好きで、ドリドリしすぎ!」と言われますが、ドリフト仲間の方からは「生粋のグリッパーだねぇ」と言われます。
どちらも必死に「タイムアタック」・「ドリフト」をしているのですが、反応は自分の意図とは異なるものでビックリしていますw
しかし、僕の中では既に結論が出ていて、僕の心情的には100%グリッパーです。
グリップのためにドリフトを練習しているというのが今の現状なのですが、この練習がきっとタイムに結果として現れてくると信じて練習していますw
結果はいかに!?w
Posted at 2011/03/26 07:14:22 | |
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