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2018年10月14日

シトロエン“C5 by Carlsson”ドイツ版カタログ ~やんぢさんpresents~

初代C5が発売となったのは2001年のことでした。

名モデルエグザンティアの実質的後継の位置付けにあたるモデルで、シトロエンDセグメントとして重要な役割を担います。

2003年9月のことですが、“C5 by Carlsson”というモデルが追加販売されました。

Carlsson(カールソン)と聞いて、ピーンときた人はかなりのクルマ好きですね。

Carlsson(カールソン)はドイツのチューニングメーカーで主にメルセデス・ベンツの各モデルを手掛けています。他とは違うメルセデスを求めるオーナーにはお誂え向きということでしょう。

さて、“C5 by Carlsson”。ドイツのCarlsson(カールソン)がC5をベースに手を加えたモデル。シトロエンとドイツ名チューナーとの意外なコラボレーションは当時意外に思いました。

今回ご紹介するのは“C5 by Carlsson”のドイツ版カタログ。去る8月にみん友さんのやんぢさんからいただいたたくさんの貴重なシトロエンカタログの中の一つです。

それではご紹介します。
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2003年9月発行のカタログ。

1ページ開くと・・・
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ローダウン・サイドフロントアンダースポイラー・大径タイヤ&ホイールがベース車両とは明らかに異なる変更点。

どちらかというと落ち着いた雰囲気のC5ですが、ドイツのチューナー Carlsson(カールソン)の手に掛かれば勇ましく見えるから不思議です。

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リアエンドでは、オーバルツインテールパイプが何やらタダモノではない雰囲気を演出していますね。

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ドアトリムやシートにブルーレザーを取り入れているのが特徴。ベースモデルとは差別化を図っているようです。

ページ数としてはそれほど多くはないのですが、紙質が分厚くしっかりとしたモノ。さすがは名チューナーモデルは違いますね。

以上がカタログの内容となります。やんぢさんには貴重なカタログをありがとうございました。

さて、ここからは“C5 by Carlsson”についてちょっとstudy。

“C5 by Carlsson”は当時チューニングを手掛けたドイツで販売されましたが、実はヨーロッパで販売されたのはドイツだけ。フランスでは販売されなかったそうです。

そんな凄いパフォーマンスを秘めた“C5 by Carlsson”が日本でも販売されました! たった20台という限定販売! 

当時のシトロエンジャポンはよくぞこのような英断を下したなと感心します。と言うか、そもそも日本のためによく輸出してくれたなぁということの方がもっと感心しますね。

“C5 by Carlsson”でよくわからないことが、シトロエンドイツが企画したのか、本国フランス本社が企画したのかということ。

これは推測ですが、本国フランスのシトロエン本社が企画したが、おそらく自国(フランス)ではドイツのチューニングブランドが手掛けたシトロエンは受け入れられないと判断したのではないか。
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シトロエン×Carlsson(カールソン)という異色のコラボレーションは今後まずないのではないかと思われます。“C5 by Carlsson”は面白い時代の産物と言えるのかもしれません。

※関連ブログ
(参照: 市場に出回るのは珍しいC5 by Carlsson ) ※お友達限定公開

※備忘録:“C5 by Carlsson”の概要

≪エクステリア≫
・ボディ同色のフロントリップ/リアリップスポイラー/サイドスカート/ルーフレール
・ブラックにペイントされたドアミラー
・メッシュ仕上げのフロントバンパーインテーク
・フロントバンパーにビルトインされたドライビングランプ
・17 インチ・5 本スポークの専用アルミホイール
・クローム仕上げのツインエキゾーストパイプ
・"by Carlsson"専用バッジ(リア)

≪インテリア≫
・ブラック/ブルーの 2 トーンカラーのレザーシート/トリム
・革巻スポーツステアリング(2 トーン)
・カーボン調トリム(ダッシュボード/ドア)
・JBL スピーカー採用の高音質オーディオ、6 連奏 CD オートチェンジャー

≪パフォーマンス≫
・インテーク、エアフィルター、エンジンコントロールソフトウェアの変更
・高トルク化に対応したオートマチックトランスミッションのチューニング
・ステンレス製サイレンサー
・フロントで 15mm、リアで 12mm ローダウンされたスポーツサスペンション
・225/45 タイヤ、17 インチアルミホイール

≪エンジンパフォーマンス(メーカー発表値)≫
エンジン形式       水冷 V 型 6 気筒 DOHC
総排気量 cc        2,946 cc
最高出力 kW(PS)/rpm  173(235)/5,900(ベースモデル:152(210)/6,000)
最大トルク Nm/rpm    320/3,650(ベースモデル:285/3,750)
トランスミッション    電子制御 4 速オートマチック(高出力対応チューニング済)
最高速度         235 km/h(ベースモデル:226km/h)
0-100km/h        8.9 sec.(ベースモデル:10.6 sec.)


≪車両本体価格(消費税込)≫

 ¥5,953,500

ブログ一覧 | フランス車カタログ | 日記
Posted at 2018/10/14 21:42:09

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この記事へのコメント

2018年10月14日 22:10
2代目のC5も、カールソンモデルが存在しているのを
ネットで見たことがあります。詳細は不明ですが、、
本国でも正規ディーラーで扱っていないかもです。
情報がありましたら教えてほしいです。
そんな中、初代C5のカールソンモデルを正規輸入
したインポーターの方々は、苦労されたのではない
かと推測します。
コメントへの返答
2018年10月15日 7:35
今回ブログで取上げる際に検索していたらたしかに2代目もヒットしました。

推測ですが、アフターパーツとして用意しているだけでおそらくエンジンや足廻りのチューニングは手を加えてはいないのではないでしょうかね。

ドイツでは2003年9月発売(カタログから)で、日本では2004年7月発売なのでタイムラグはあります。その間、日本導入に向けて型式取得などの諸手続きがあったことでしょう。

当時のシトロエンジャポンはたった20台のために苦労は多かったに違いないでしょうね。
2018年10月14日 22:25
こんばんわ。
このモデル、シトロエン金沢のお客さんが乗ってます。お店にお邪魔したときにとまっていたので、ガン見したことを覚えています。
コメントへの返答
2018年10月15日 7:37
こんにちは^^;
ほぉ! 金沢にいますか!! ベースモデルのC5ブレークとは明らかに出で立ちが違うので迫力があるのでしょうね。ガン見されるお気持ちわかりますよ(^o^)
2018年10月14日 22:39
この実車を見て、
初代C5ブレークが欲しいと探したこともありました!

今見てもC5ブレークのデザインは古く感じないですね。
コメントへの返答
2018年10月15日 7:43
初代C5はセダンも流れるように美しいデザインでした。ブレークの場合はデザインも美しい上にさらに機能美が加えられましたね。

デビューから早17年は経ちますが、未だ旧さを感じさせないのは凄いことですね(^^)
2018年10月14日 22:46
こんばんは。すっかり忘れていましたがこのモデルのこと覚えています。フランス車にドイツのチューナーの組み合わせから、ノーマルとどう違うのか乗ってみたいなぁと思いました。この投稿を拝見してアーデンのことも思い出しました(笑
コメントへの返答
2018年10月15日 7:51
こんにちは(^^)
当時、カールソンがシトロエンモデルをチューニングするということにかなり衝撃を受けました!

エクステリアは考えられますが、カールソンの場合はさらに足廻りやエンジン(吸排気系)にまで手を加えていることから見ても、本気度が窺えます。

アーデンなどドイツにはさまざまなチューニングメーカーが存在するのは、普通では飽き足らない人向けにしっかり根付いているということを意味するのでしょうね。
2018年10月14日 23:20
こんにちは。限定20台だったのですね!ウチの主治医が担当されてるのが一台いますがそんな貴重車なんですね…今度見かけたらじっくり見させていただきたいと思います(^_^;)。
コメントへの返答
2018年10月15日 7:57
こんにちは^^;
ドイツでカールソンの全生産台数が何台生産されたのか不明なのですが、そのうちの20台が日本向けに輸出したというのは凄いことです。

ちなみに、ボディカラー内訳はノアールオブシディアンとグリアルミニウムそれぞれ10台ずつだそうです。

ことしのFBM2018に20台中の一台でも参加するかもしれませんね♪
2018年10月15日 17:11
初代C5はセダンに載ってましたが・・カールソン欲しくて一時期中古探しましたが・・・見つけはしたものの程度の良いものが無く断念した思い出があります。
やっぱりいいですよねこれ・・
コメントへの返答
2018年10月15日 19:55
カールソンはキャラクターからすると丁寧に扱われるイメージがありますが、お探しのときは見つからなかったんですね。

たった20台ですから流通するときにはするでしょうけど、発売から14年経つので現存する車両が減ってきているかもしれませんね。
2018年10月15日 18:05
これはビックリ。全然知りませんでした。
しかも日本にも導入されたとは!!
ブレークのみってのもまたユニークですね。

そういえば、メルセデスベースのカールソンだとバッジが変更されますが、シトロエンはそのままだったのですね!

大変希少な物を楽しませていただきました。
コメントへの返答
2018年10月15日 20:02
この車両がもし日本に正規輸入されなかったら、私も存在を知ることはなかったと思います。

正規輸入にあたり苦労は多かったと思いますが、当時のシトロエンジャポン首脳陣の大英断に拍手を送りたいですね。

バッヂはご指摘あるまで気付きませんでした。C5の場合は“by Carlsson”を貼って差別化を図ったんですね。
2018年10月16日 2:15
カールソンC5ですが、デビューは確か2002年くらいのフランクフルトか何処かのモーターショーで、当時のコンセプトカーはタン色レザーシートでした。
市販型が発表になって、少し内装が地味になったのが個人的には少し残念(笑)。
20台という希少車でしたが、600万円近いプライスタグもあって、有明のショールーム等に長いこと展示されてました(試乗も出来ましたよ!)。

初代C5V6オーナーとしては、大変気になる存在でしたけど、手が届かなかったなぁ。

それから10年後、近所のコンビニで偶然見ました。黒の方で、オーナーは何と女性!良い音してました。
コメントへの返答
2018年10月16日 20:28
おっしゃるとおり、2003年開催のフランクフルトモーターショーで参考出展していました。当時はタンカラーのレザーシートで上質な色合いでとてもいい感じに仕上がっていると感じていました。

実際の市販版のシートはブルー&ブラックのカラーリングで大きく変更されましたが、さりげない演出が良いのかもしれません。

新車当時に実車を見たことがないので残念な思いをしたのですが、展示車や試乗車の用意もあるディーラーがあったのですね。さすがは直営でしょうか。

ベース車両よりもさらに高い価格なので、購入できた人はやはり限られた一部の人だったんですね。たった20台という希少性も購買意欲を煽ったことでしょうね。

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「インパネ&ナビ画面がしれっとフランス語表記に変わるのって、最近のシトロエンあるあるだよね😅」
何シテル?   05/19 06:07
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