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2019年04月06日

406の日なのでプジョー406が登場した背景を考える

406の日なのでプジョー406が登場した背景を考える 毎年4月6日を迎えると取り上げたくなるのですが、一介の406ファンの戯言とどうかお許し願います(笑

プジョーにも新旧さまざまありますが、その中でも個人的には06世代のプジョーが特に好みです。

306や406は所有したモデルですが、それはデザインが心の琴線に触れたのは理由の一つかもしれません。

普遍的ながらもシンプルなデザインは見る者にとって、心に惹きつける魅力を持ち合わせていて、オーラを放っていると感じるのは決して言い過ぎではないでしょう。

さて、今回は405の後継としてデビューした「406」を取り上げます。

406が日本発売を開始したのは1996年11月のこと。冒頭写真はデビュー当時のカタログです。
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そのカタログには次の記載があります。引用します。

バランスという言葉には、時に否定的な意味がこめられます。いわく「80点主義」とか「没個性的」というニュアンス。あまり魅力的に感じられないコンセプトです。しかし、もしも「120点主義」のバランスを実現できたら、それこそ「超個性的」な車になるはずだとプジョーは考えます。

最新のプジョー「406」がその実例です。例えばそのスタイルでは、安全性や機能性を高めると同時に、誰もが振り返るほどのアートを創りだしています。しかも、躍動感と品格とが見事にブレンドされたデザインによってです。

(引用終了)

カタログにもプジョー自ら謳っているとおり、デザインは自信をもって取り組んだ意欲作とも言えるでしょう。「アート」と言い切るのは自信の表れでしょうね。

カタログではこのようなことも謳っています。引用します。

オーナーが車に求めるすべての要素を、限りなく高いレベルでバランスさせる・・・。それがプジョーのやり方なのです。どうしてプジョーにだけそんなことができるのか。

その第1の理由は、あの「プジョー・マジック」と呼ばれる不思議な魔力の存在です。わがままなことでは有名なフランス人を相手に、もう100年以上も車を造り続けてきたのです。あれもこれもを100%以上に!という要素を満たすノウハウは、開発に携わるすべての技術者を、いつのまにか魔法使いに変えてしまったのかもしれません。要するに、開発者の価値観の違いです。

(引用終了)

プジョー自ら「プジョー・マジック」という耳馴れない言葉を使っていますが、開発者によって「不思議な魔力」を巧く引き出していることから、魔法使いに例えているようですね。406に対する自信を強く感じます。

続けてこのようなことを謳っています。引用します。

第2の理由としては、現代的なテクノロジーの採用があげられます。単なる流行としてではなく、その実用性をしっかりと吟味した上で、DOHCエンジンやマルチリンク式サスペンション、そして、高剛性ボディ・運転席&助手席エアバッグ・ABSなど、高度な技術を積極的に採用しているのです。

先端技術を身につけた魔法使いだからこそできた、究極のバランスをもつ車。プジョー406は、オーナーの個性を鮮やかに解き放つ、まったく新しいヨーロピアンセダンです。

(引用終了)

エンジンは特段高出力でもない至って平凡なものですが、それに比べると、足廻りは秀逸でした。マルチリンクサスペンションによる「いなし」は技巧的と言えるもの。コーナリングが楽しいセダンだと今振り返ってみても感じます。

デザインの観点からすると、直線的基調だった405とはやや方向性が変わり、角が取れた温かみを感じるものとなりました。
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  ≪画像は拝借しました。(405セダン)≫

こうして見てみると、406は106や306に共通した06世代に共通したものと言えるでしょう。306セダンに近似性を強く感じる兄貴的存在とも言えるでしょうか。
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  ≪画像は拝借しました。(306セダン)≫

本日も406の日を静かに祝いたいと思います(^_^;)
ブログ一覧 | プジョー | 日記
Posted at 2019/04/06 09:17:25

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こんばんは。
138タワー観光さん

この記事へのコメント

2019年4月6日 9:35
おはようございます。
405に乗っていて、次に406 sports に乗りたくて探していましたが、乗ることはありませんでした。あのような味わいの車に、ふと乗りたくなることがあります。
コメントへの返答
2019年4月6日 22:29
こんにちは。
406スポーツを所有する機会に恵まれましたが、味わい深い思い出ある一台でした。

オーソドックスなセダンかつLHD&MTって今後登場しそうにないでしょうね。
2019年4月6日 9:39
05世代はもっとデザイナーの線に近くて尖っていたんだと思ってます。06世代はもっと乗り手が主役となるデザインだったのかも。
プジョーのある生活って言葉は、06世代が一番似合っている気がします。
コメントへの返答
2019年4月6日 22:37
205や505、605などデザインは直線が際立ったボディラインなので、デザイナーの主張は06世代より感じますね。

「プジョーのある生活」という言葉は確かに06世代に相応しいですね。
2019年4月6日 10:58
こんにちは。

205→505と05世代に乗った眼からも、
306→406はよりオトナになったプジョーという感じがしたものです。
こちらがオトナになりきれず、その後ランチアに心移りしてしまいましたが、その後のプジョーはやや米国にすり寄って行った印象もあるので、06世代は古き良きプジョーの仕上げだったのかも知れませんね。

そんなことを思い出させて頂き、ありがとうございました。5月5日にも期待しております。(^^)
コメントへの返答
2019年4月6日 23:04
こんにちは。
私は05世代プジョーは一度も触れる機会に恵まれませんでしたが、06世代に次いで好みです。随所にエッジを効かせ主張していると感じます。

07世代はグローバルな視点が強く入ったように感じられます。307前期型はまるでドイツ車のような乗り味です。

5月5日ですか(^_^;) 505は何度か取り上げてきたので、そろそろネタが、、、 と言いながらまだ書き足りないこともあるんですよね。
2019年4月6日 17:54
先ほどまで幕張のオートモービルカウンシルに行っていました。会場では原工房さんから出展の406クーペがすでに売約済で、他店からは初期型の306カブリオレも出展販売中でした。6のプジョーはエレガントで人気が高そうですね。
コメントへの返答
2019年4月6日 23:20
406クーペは状態の良い車両であれば、今でも引き合いはあるでしょうね。
Webサイトで確認しましたが、ルガノグリーンのきれいな淡緑は上品406クーペのデザインを巧く引き出していると感じます。

306カブリオレも希少モデルで引き合いは当然あるでしょうね。06世代プジョーはエレガントだと思います。
2019年4月6日 22:34
こんばんは〜
406の日の話で今年もコメントさせて下さい!

405はシンプルで美しく、かつ存在感のあるデザインでピニンファリーナの妥協のない素晴らしい仕事ですよね〜
ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのもうなずけます!

406はその405の雰囲気を残しつつ、上手くデザインされ、デザイン完成度が高い405を超えるほどですよね〜
この頃のプジョーのデザインは神掛かっていたと思います!

406、306の日ネタはすっかり定着しましたね〜
また来年も楽しみにしております!
コメントへの返答
2019年4月6日 23:38
こんにちは。クーペオーナーさんのコメントお待ちしておりました!

405のデザインを眺めていると、巧く雰囲気を引き継いでいることがわかります。正常進化ですよね。

406も405も普遍的なデザインで飽きの来ない美しさがあると思います。それらのデザインの良さの蓄積があるからこそ、現代の08世代508があるのでしょうね。

まぁ飽きもせず406ネタを取り上げていますが、いつまで続きますやら(^_^;)
2019年4月10日 0:54
406推しありがとうございます!
やはり406は思い出深いクルマなんですね?

この春に406から乗り換える…という話をいくつか見聞きします。
少し寂しく思います。
コメントへの返答
2019年4月10日 20:19
406は至って普通のセダンなのですが、デザインが秀逸で美しいですよね。LHD&MTというマニアックな組み合わせが最高でした。

一番新しい最終型が2004年販売なので、すでに15年は経つわけです。車検のタイミングで乗り替えられるのかもしれませんね、、、

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