MASUOのブログ一覧

本日、2回目の更新です。

エンジンが組みあがったＦ６Ａ。
周りの補器をつけようと倉庫から出して来たら？

カプラー破損！
古い車では、良くあることです。
で、思い出しました。

電動ファンスイッチも破損！！
約３０年も灼熱のエンジンルームで使われたプラスチック製品。
コレは、全部ダメでしょうね。

MASUOは、こう思っています。
適正なメンテナンスをされているエンジンが単体で壊れることは？
マズありません。
ロッカアームが折れた車に乗ってるヤツが言うことではない？
エンジンを制御している部品の「どれか」が故障して、
結果、ECUが間違った換算をして、燃調や点火時期が狂って
エンジンブローする！
つまり、エンジンを修理しても、本来原因となった故障を修理しないと、
またまた、エンジンが壊れます。
ロータリーエンジンはすぐに壊れる！
と思われていますが、殆どがこのパターンです。
当然ですが、センサー本体だけじゃなく、カプラーや配線の劣化による
接触不良も、原因の一つです。

この車のように、エンジンに使われているカプラーやセンサ－等が壊れていた場合、他も同様に壊れると考えた方が良いです。

新しいエンジンを長持ちさせ、快適に使うためには？
この車のエンジン制御系の交換すべき物。
吸気圧力センサー
吸気温度センサー
水温センサー
スロットルポジションセンサー
O2センサー
クランク角センサー(デスビ)
電動ファンスイッチ
各種ソレノイドバルブ
エンジンコントロールハーネス
その上、ECU本体は？

全部交換すると一体いくら？
部品は全部あるのか？
これぞ、クラシックカーの本筋！
古い車に乗ることの醍醐味

さて、どう対処するべきか？

北海道は大雪みたいですね。
雪の話が出てくると？
タイヤ交換んが忙しくなる、MASUOです。
もう少し余裕をもって交換したらって…。

AZ-1のＦ６Ａですが

この後
タイミングベルトを組む前に？

キーを交換。
見た目何ともないですが（笑）
Ｆ６Aでは、キーがズレる(曲がる？)故障があります。
単純な話で、キーが瘦せます！

御覧のように、０．０２５㎜も！痩せてます。
だからどうした！って感じですが…
たったこれだけの差ですが？
古いものは、手で入れることができます。
新品は、ハンマーでコツコツと軽くたたかないと入りません。
つまり、古いキーはキー溝で動くんです。
スプロケットとの間で、遊んじゃうんですよね。
そのまま使ってるとさらに遊びが増え、
やがて、キーが減ったりキー溝が広がったりして、
キーが壊れるだけじゃなく、
クランクがNGなんて事にもなります。
こうなると、カムのタイミングがズレます。
デスビがカムについているので、点火もズレます。
小さいけど、侮れないヤツなんです！
わずか100円程度の部品なので、交換しちゃいます。

転ばぬ先の杖ですね♪
キーを入れてスプロケットを組んだら？

タイミングベルトを取り付け♪
スズキスポーツが無くなったので、モンスター製強化タイミングベルト。


カバーもつけて、完成です。
でも…
オイルレベルゲージガイドのOリングが発注漏れしてました。
すぐに届くので、ご勘弁を（笑）

ココから、さらに20万㎞くらい頑張ってほしいなぁ（笑）

新しいPCって快適ですね、
今までの苦労は何だったの？って思うほど快速です。
幸せレベルが低い？MASUOです。

さて、Ｆ６Ａのヘッドパーツの洗浄が終わったので、
一気に組み上げます。

撮影するの忘れてどんどん作業を進めてます（笑）。
この後、カム＆カムホルダーもくんじゃってて…
で、ベルトカバーをつけようと思ったら
裏側がさびて、雨水侵入の形跡が。
錆を落として、錆止め塗って塗装して

裏側なんで見えませんけどね（笑）
ちゃんと隙間テープっぽいシールも貼り付けて。
この部分は、ちゃんとシールしないと？

隙間から、雨水が侵入します。
クランクが錆びてオイル漏れの原因になったり。
プーリーが錆びて、タイミングベルトが痛む等
トラブルの原因になりますョ。
で、本日はここまで

タイミングベルトを組めば、ほぼほぼ完成ですが…
ここで別の問題に向かうため、作業中断です。

マメにブログを更新しようと心に決めてたのに…
痛恨のパソコンブロー！！
１年くらい前からＰＣの冷却ファンから変な音が出始めていたんですが。
最近では、止まることもシバシバ。
静かになったなぁと思っていると、ＰＣがすこぶる重くなる始末。
毎日１５時間くらい電源入れっぱなしですから、仕方ないですよね。

ブログならタブレットで書けるんですが…
画像はＰＣにあるので。

で、本日から新ＰＣで書いてますよ♪

さて、Ｆ６Ａの作業です。
今日はヘッドの作業報告。
カーボン燃焼による熱で破損したと思われるＥＸＴバルブ。

この画像では、そんなにカーボンが溜まっている様には見えませんね。

燃焼室全体の画像でも？
確かに多いけど…
１０万㎞も使ってればこんなもんかな？って感じ。
では？落としてみましょう♪

ワコーズのガスケットリムーバを吹き付けた状態。
黒々してて見えにくいけど、ＥＸＨポート内もスゴイ量。
擦って落としてみたら？

ね、すごいでしょ（笑）
コレは異常燃焼するよね。
ヘッドの方はこの後、サンエスK風呂にご入浴♪
このヘッドについてたバルブの方は
当然ＥＸＨバルブは、新品を使うので６本とも廃棄！
この新品バルブが痛い出費…
破損したバルブ以外は正常に見えるんですけどね。
同じ温度で炙られたハズなので、心配ですから
ＩＮＴバルブは？

ボール盤にセットしてカーボン落とし

バルブにもこんなにカーボンが。

お掃除前(右)とお掃除後(左)

バルブの大きさが違って見える（笑）

バルブを掃除したら、ヘッドも洗浄して？

すり合わせも完了♪
そうです、ＥＸＨバルブ以外はそのまま使います！
不具合がなかったので♡
そう言えば、一つだけ不具合が…

バルブのかけらかな？
溶着してました。
削って、修正しときましたョ

準備完了で、一気に組みあげます。

今日もブログ更新してるMASUOです。
そろそろＦ６Ａネタも尽きますが…

組付け前に、各パーツを洗浄します。
この車のエンジン内パーツは何故か？
錆びてます。原因はわかつているんですが…

画像上側はただ洗浄しただけ。
下側は、錆落としもやりました。
3本全て錆落としして？

ピストン組付け♪
ココで、クランクシャフト登場

何気に黒々してますが？

盛大に、表面処理してます(笑)
クランクジャーナルには、DLCコーティングを施しました。
コンロッドジャーナルは、コーティングはしてませんが、
強化処理してます。
クランクも交換すると高価ですからね。
このクランクも一生使いたいので♪
コレに組み合わせるメタルは？

上側・クランクメタル
純正新品に、ＷＰＣ処理
下側・コンロッドメタル
Ｆ１ブラックメタル
前回は、クランクもＦ１ブラックメタルでしたが、
廃番になってました。

クランクのオイルクリアランスは？

０．０４０ｍｍくらいで4ケ所揃ってます。
コンロッドのオイルクリアランスは？

０．０３８ｍｍよりは広く
０．０５１ｍｍ以下
０．０４５ｍｍくらいでしょうか？
コレも、３ケ所同じ感じです。

どれも異常は見られないので組込みます。
腰下を組み終わったら、クランクを手でつかんで回してみます。
さすがに、頑張らなと回らない…けど回る♪
タイミングベルトのプーリーを付けると
スルスルと軽く回ります♡
びっくりすほど軽く回ります。
重くなる場所もありません。

コレは良いですよ♡
盛大に表面処理した効果が早くも体感できます！

オーナーさん、期待しててね♪