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イイね!
2013年11月12日

だからプリクラッシュセイフティシステムは寸止め装置ではありません

まーねこです。


まずはこのニュース記事をお読みください。
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マツダ新車試乗会で事故=ブレーキ自動制御機能の体験中―フェンス衝突、2人けが


埼玉県深谷市にある自動車販売会社の駐車場で10日に開催された新車試乗会で、マツダ(広島県府中町)の普通乗用車「CX―5」に搭載された前方の障害物を検知しブレーキを自動制御する機能の体験中、車がフェンスに衝突する事故があった。運転していた会社員男性(39)が首を捻挫するなど軽傷、助手席にいたマツダオートザムの従業員男性(22)が腕を骨折する重傷を負った。
(中略)
 マツダ国内広報部の話 今回の試乗会は販売会社が独自に開催したもので、警察の調査に全面的に協力するよう指示した。試乗会は安全確保の上実施するよう指導してきたが、今回の事故を受け再発防止を徹底する。


ニュースソース:http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013111100676

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あのですね、Twtterでは何度もつぶやいてきましたが、

いいかげん、

プリクラッシュセイフティシステムは
寸止め装置じゃないということを
理解しましょうよ。



V社もD社もS社もそうなんですが、プリクラッシュセイフティシステム(以下「PCS」)の「寸止め」ばかりを強調して、「これさえあれば安心」というTVCMには、違和感を通り越して、不快感すら感じていました。

PCSは、ABSやEBDのような「事故を未然に防ぐ」アクティブセイフティシステムと、エアバッグのような「事故が起こった時にダメージを低減する」パッシブセイフティシステムの中間に位置するものであり、あくまでも「人間の動作より早く起動することで、事故時のインパクトを少なくする」ものでしかありません。


しかも、メーカーによっては雨天ではまともに作動しないものもありますし(どこのメーカーとは言いませんがね)、凍結路面や雪上では、寸止めはまず無理でしょう。


もっと気に入らないのは、そんな大事なことが、TVCMの最後にほんの一瞬、とても読めないような文字で表示されること。明らかに「読ませない」ことを意図しており、悪意があると言っても過言ではないと思っています。

まるで、大昔のサラ金のCMみたいですよ。
消費者に知られちゃ困ること(=本当に大事なこと)は、最後に読めないように表示する・・・・。


ディーラーでよくやってる、「ノーブレーキ寸止めおためし」は、「たまたまPCSが有効に機能して衝突前に停止した」だけのことであって、本来の目的に合致したものでもなんでもありません。

当然、有効に働かないことだってあるので、今回の事故は「起こるべくして起こった」としか言いようがありません。

今回、ディーラーマンだけでなく、お客様にまでケガをさせてしまったという重大インシデントについて、販売店だけでなくメーカーも猛省したうえで、今後の販売戦略においては「本来の機能を正しくお客様に伝える」という、当たり前のコンプライアンスを遵守いただきたいと、まーねこは強く思います。



PCSのパブリシティには、自動車メーカーによって思想が異なるところでもありますね。

ダイハツは相変わらずくだらないCMばかり垂れ流していますが(だからいつまでたってもダメハツなんです)、プリウスのように、メーカーオプションでPCSが存在するのに、まったくCMではうたわなかったり。

プリウスのPCSはクルーズコントロールとセットオプションなので、ダメハツの「廉価版PCS」よりはよっぽど安全なのに・・・ね。
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Posted at 2013/11/12 01:56:33

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ガレ⑦。
.ξさん

この記事へのコメント

2013年11月12日 5:07
御意!
コメントへの返答
2013年11月14日 0:30
お返事遅れてすみません!
ありがとうございます♪♪
2013年11月12日 6:24
自分でブレーキ踏んでないんだからね、止まらなくても仕方ない。
コメントへの返答
2013年11月14日 0:33
お返事遅れました、すんません。

流石に、「危険を感知して自動的に」という表現は使わなくなりましたが・・・・。

それにしても、この事故ったCX-5の人、最後までブレーキを踏まなかった、ある意味、漢ですね(違
2013年11月12日 9:14
単純バカな日本人が騙されるんですよ。
しかしこのマツダの事故、そもそもぶつかった時点で普通はブレーキ掛けるでしょうよ、自分の右足で。
運転者もよっぽど能天気だと思います。
因みに私、水平対向車にベタ付けされました。
私のルームミラー越しから、視力装置が見えるぐらいに。
DQNなオヤジが運転してましたよ。
コメントへの返答
2013年11月14日 0:45
お返事遅れました、ごめんなさい。
そうなんです・・・・が、やっぱり、ボクはパブリシティに問題があると思うんですね。

PCSの本質は↑に書いたとおりなのですが、「自動で止まる」という、意外性を強調するCMを流してしまう、そうすると、販売店は展示会でそういうイベントをしなくてはならなくなってしまう。

もし、メーカーが販売店に「寸止め」イベントを指示していたとしたら(してるんですが)悪質そのものです。

それにしても、最後までブレーキを踏まなかったこの人、ぜひコメントをいただきたいですよね。
2013年11月12日 9:56
そもそも自動ブレーキである必要性がわかりません。
ABSそれも、トヨタの伝家の宝刀スポーツABS(ABSも早さに直結させると言う基地外じみた、ガチWRCGr.Aホモロゲ用のシステムで、MR2(SW)4型とセリカST205、ST202SS3だけに装着されているモンスターABS、その後は禁止になったのは有名な?話です。SSサスを生かすための必須システムなんです)だけでいいのでは?と思います。
で、それをモロに継承しているのが、現行プリウスの標準装備実はされている隠れシステムです。
危険回避は、殆ど自然に自動で行うので、実際に高速道路で100キロ前後で走行中、交通量の多い中、前の車が車線変更できずにいきなり停止、という場面で、何事も無かったかのように回避しやがりました!
同乗者は、さすが!Masaさんと言っていましたが、実際はハンドルブレーキが勝手に動き・・・。
それをあえて宣伝しないのは、むしろ過信を防ぐので、いいのかもしれません。
これは事実です。
コメントへの返答
2013年11月14日 1:16
亀レスごめんなさい・・・・

そうなんです!自動でブレーキがかかる必要は無いんです!!

・・・と、言いたいところですが、本来のPCSとしての目的であるのならば、私は賛同です。

人間が操作する以上、どうしても「空走距離」が発生してしまうので、「人の反応よりも早く動くシステム」は有効なものであり、たとえば、40km/hで当たるのと、PCSが作動して20km/hで当たるのでは雲泥の違いだと思います。

乗用車もさることながら、大型トラックやバスなどには必要な機能だと思いますし、法制化も進んでいますよね。


プリウスの件、そういえば前にmasaさん言ってましたよね。
S-VSCも高級車だけかと思いきや、いまはエントリーモデルにも普及しているようですし、たぶん、年々どんどん進化してきるんですよね。
できれば使いたくないシステムですが、雪国で乗るなら欲しいかな・・・・。


一番すばらしいのは、PCSはオプションでも、S-VSCは標準装備で、しかもおおっぴらに宣伝しない、ってとこですよね。

さすがトヨタです!
2013年11月12日 21:41
どうも♪

過度な期待は
禁物だね。
コメントへの返答
2013年11月14日 1:18
お返事おくれました、すみません。

そうなんですよね。
寸止め装置じゃないのですから、寸止めを期待しちゃいけないですよね。

クルマを信頼して会話することも必要ですが、期待はしちゃいけないですよね。
2013年11月12日 22:24
こんなものに魅力を感じないといけないくらい運転ができないのなら、免許は返上しろと思いますです、ハイ。ついているぞと言うとブレーキ踏まない人が出てくる凶器の装備と思います。雨天もですが、西日もダメって言うのは本当ですかね?!
コメントへの返答
2013年11月14日 1:31
お返事遅れました、すみません。
安全性を高めるシステムは必要なものだと思うのですが、それを過信させてしまったり、ましてや誤解を生んだりするようなパブリシティはいかんと思うのです。

実際にそれが作動した時に「ついててよかった」というような、大昔のセブンイレブンのCMのようなものであるべきで、そこを強調してはいけないと・・・。

スバルのアイサイトのようなカメラによるシステムは、通常は高い性能を生みますが西日に弱いと言われてます。(非常に暗いところとかもそうでしょうね)

雨天に弱いのは赤外線ですが、スズキはワイパーの拭き取り範囲内に照射装置をつけて雨天時の性能を上げています。

ダメハツは自動車の前面先端から照射しているので、晴天時やセンサーが汚れていないときの性能は良いのですが、雨やクルマの汚れに弱いのですね。

つまり、試乗会のときにだけ、よく効くブレーキ(笑)

さすがダメハツ!!
2013年11月12日 22:38
こんにちは。
V社のCMで「道端の女の子に気を取られていたが、車が前車との車間を感知して停止した」が一番タチが悪いですね。
あれだと「前方を注意していなくても大丈夫」だと誤認してしまいます。

急に具合が悪くなったり、急な対応が間に合わなかった場合に有効に動作する補助的な機能として開発された筈なのに、まるで自動運転の様な扱い。

開発の意図を営業が理解していない証拠ですね。(若しくは確信犯か)
確かにあの手のCMは、新機能の価値を一般の人(車=実用品)に売り込むのに分かりやすい例ですが、実際に売る販売店で、どのような説明がされているんですかね?

どんなに説明しても、全然理解してくれない人は沢山いるので、過度な期待を持たせる宣伝は控えた方が良いと思いますけどね。
コメントへの返答
2013年11月14日 1:47
こんばんわ、亀レスすんませんです。
そうですね!言われてみれば、ナイナイ岡村や役所広司より、久保田利伸が一番悪そうですよね(違

そうなんですよね、何度も書いちゃいますけど、PCSは寸止め装置じゃなくて、あくまでも「万一」のときのインパクトを低減するもの。
効くこともあれば効かないこともある。
センサーが汚れていたり、演算がうまくいかなかったときは誤作動を防ぐためにフェールセーフが働いて動かないかもしれない。

しかも、PCSが一番効いてほしいときというのは、降雪時とか、雨天とか、重ねて夜間とか、えてしてPCSのシステムに不利なシチュエーション。

そういうときに事故って初めて、「ああ、ディーラーの試乗会で試したときのようには効かないんだ」って理解するわけですね。

PCSというのはこういうシステムであり、開発側も販売店も、その本質は理解しているはずなのに、そうでないパブリシティをするというのが本当に気に入りません。

というか、国沢光宏氏のように、PCSマンセーで、自著のなかでも「自動ブレーキ」と言い切ってしまう、”著名な自動車ジャーナリスト”の方もいかがなものかと・・・・。

※私もPCSマンセーではありますが、もし記事を書くとしたら、「位置づけとしては、ABSやVSCよりは、ずっとエアバッグに近い安全システムだ」と書きますね。

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