
しかし、これまた渋いクルマだよなぁ、哀愁のヨーロッパ。
え、何それ?って最近の若者には全く意味不明なタイトルだと思いますが、哀愁のヨーロッパ = カルロス・サンタナ = フォルクスワーゲン・サンタナ、ってやつであります。
というか、VWサンタナのことを覚えてらっしゃる方も少なくなってきたような気はするんですけどね、平成27年も終わりの日本においては。
かつては日産のディーラーで販売されていた、ということを知っている方も、もはやどれくらいいらっしゃるのでしょう。
しかし、今見てみると、いかにも当時のドイツのスポーツセダンといった趣がメチャメチャイカしてますね。
同時代の四角い時代のアウディ90あたりに比べても、微妙に上下に薄いデザインがスポーティです。
この画像の個体は某中古車店の物件なのですが、総額で100万ちょいの値段をつけていますから、充分にエンスー物件扱いをされているということなんでしょう。
後期型のスポーツグレードであるアウトバーンの程度良好車は、セールスコピーにもあるように、今後二度と出てこないクルマかもしれませんね。
そもそも現存する個体がほとんどないでしょうし。
うーむ、これは控えめなリアスポイラーでも装着して、イメージ的にはBMWでいうところのアルピナ的ノリで楽しむのがオシャレかなぁ、と思うのですがいかがでしょう。
これ、エンジンは5気筒なんでしたっけ?確か。
そういったウンチクも語れそうですし、案外楽しいかもしれません。
もっとも一般的には単なる古いセダンとしてしか認知されないような気もしますけど。
でも、それがいいんだよ!と仰る方も意外と多いんじゃないかな。
例えばこのサンタナ、もし今整備に出すとすると日産ディーラー?それともVWのほう?
あるいはもうどっちでも見てくれないのでしょうか。
何となくパーツの供給はまだ大丈夫なイメージもありますけど、圧倒的にこのサンタナに対する経験値が少ないような。
全世界的には結構な販売台数を誇っていたらしいですけどね、特に中国あたりではタクシー用途にも大人気だったとか。
ノックダウン生産もやっていたんでしたっけ。
だけど日本ではお世辞にも売れていた印象はありませんからねぇ、むしろ政治的な絡みで仕方なくといった感じで。
後年のトヨタのキャバリエなんかもそうですが、なかなかこういう売り方は難しいような気がしないでもありません。
ヤナセ扱いのピアッツァネロあたりは、あれはそこそこ成功したほうだとは思いますが、ま、それでもたかが知れている、ってなところなのでしょう。
で、このサンタナ、某中古車サイトは現在検討中の方の人数を表示する機能があるわけですが、きっとお気に入りに入れた人数の集計なんでしょうけど、現在0人でありました。
カッコいいけどハードル、高いですかね(汗)
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Posted at
2015/11/19 22:33:02