
まあ、もう日本においては中流階級という言葉自体が死語ですよね。
というわけで、タイトル画像は今からちょうど30年前の「CarEx」誌の特集からでありますが、何というか今の若者が見たら違和感しか感じない記事なんだろうなぁ。
私は当時入社3年目の若手でありましたから、自分にもこんな中流の生活くらいは絶対に来るものと信じて疑わなかったんだろうな。
今の無職ニートの状況なんて想像すらしていなかったことでしょう。
しかし中流階級が当時は存在していたとして、その代表たるクルマが4ドアハードトップだというのも、今では考えられません。
30年という時間は長いのか、それとも短いのか、感じ方は人によってそれぞれだとは思いますが、今なら間違いなくミニバンになるであろうことを考えると、やはりそれなりの年月なんでしょう。
この記事、項目それぞれがいちいち面白いというか、ま、当時から割と誇張したところがありましたけど、妙に登場人物のディテールに凝っているとこれがさすが世界文化社発行の雑誌だよね、なんて思う次第です。
この雑誌の発行年である1993年はすでにバブルは崩壊しておりますが、ところどころにまだバブルっぽさが残っていますよね。
一応1991年の3月からバブル崩壊が始まったということになっているようですが、私がいた百貨店業界はこの1991年が全体では今に至るまでの最大売上年だと思いましたし、肌感覚でもまだまだバブルの華やかな部分は世間全般に残っていたような気がします。
私なんかも1993年なんていうと、社販でイタリア物のスーツをまだ買っていた時期でしたし(笑)
いずれにしても、将来に夢を感じられた良い時代だったということでしょう。
この時はまだ日本という国が世界を牽引していく経済大国であり続けることを信じていましたし、だからこそ私もこれからは百貨店が熱い!なんて思って就職したわけですから。
高価だけど高級で高品質なモノが売れ続けていく未来しか見えなかったというかね。
話が逸れてしまいましたが、昔のクルマ雑誌を読むと楽しいよね、というお話でありました。
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Posted at
2023/11/25 21:24:46